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最近のVim事情

2021/12/05に公開

この記事は、ITRCアドベントカレンダー の5日目です。

前の記事は茶屋辻さんのConoHa VPS で VyOS をインストールするでした。

次の記事は茶屋辻さんの「本屋について」の予定です。

ごあいさつ

皆さん、Vimやってますか? 僕はVimやってます。元気です。

さて、最近Neovimのバージョン0.6.0が公開されるなど盛り上がりつつあるVim/Neovim界隈ですが、今日はそんな界隈の最近の動向について少しだけお話したいと思います。

tree-sitter

最近(と言ってもNeovim0.5.0が出た頃からstableになってますが)追加されたNeovimプラグインとして、tree-sitterというのがあるのはNeovimを使っている皆さんなら御存知でしょう。

これは、構文を独自に解析する事で高度なシンタックスハイライトや、コーディング支援機能などを提供してくれる優れものなのですが、インターフェースの都合上Neovimでしか使えない事がネックでした。

しかし、最近になってVim8でもtree-sitterを利用できるプラグインが現れました。

https://github.com/JasonWoof/vim-treesitter

まだ実験段階のプラグインですが、聞くところによるとハイライト機能はそこそこ動くそうです。興味があれば人柱になってみてはいかがでしょうか。

denops.vim

今年の頭に発表された、Denoを利用する事によりTypeScriptでVimのプラグインを記述できるようになるプラグインです。詳しくは下の記事をどうぞ。

https://zenn.dev/lambdalisue/articles/b4a31fba0b1ce95104c9

このプラグインは7月に正式リリースされた後、1度の破壊的変更を伴うバージョンアップを経て、2021年12月5日現在バージョン2.1.2となっています。

Dark Powered Pluginで有名なShougoさんもdenopsを使ってdeopleteに代わる補完プラグインであるddc.vimを発表し、deniteの後継であるddu.vimも発表されるなど、denops界隈も盛り上がりを見せています。

https://github.com/Shougo/ddc.vim

https://github.com/Shougo/ddu.vim

denopsによってプラグイン作成の裾野が広がりつつある中、今後のVimプラグイン界隈がどう変わっていくのか注目したいところです。

まとめ

他にもVim界隈は色々な動きがあって面白いのですが、あまり追えていなくて自分のアンテナの範囲にあるこの2つについて軽く触れてみました。来週のカレンダーにも入れてるのでそっちでは自分の設定についてちょっと話せたらなと思います。

就活しんどい、どこかVim採用してくれるところありませんか

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