マケデコで開催した株式シストレ初心者向けセミナー動画と今後の学習リソース
マケデコで開催した株式シストレ初心者向けセミナー動画
9/28にマケデコ(知らない人が多いですがMarket API Developer Communityの略です、興味がある方はこちらから 👉 https://discord.gg/xg6P5RXwaa )主催で、JPX総研の皆様と一緒にシステムトレード・株式データ分析の初心者向けセミナーを開催しました。
476名のご応募をいただき、341名の方に参加いただきました。発表内容ですが、
- 株式のシステムトレード初心者の最初の一歩(評価方法を中心に)
- JQuants APIによる株式データ分析の最初の一歩
- 多くのKagglerが認めたJQuantsの株式分析チュートリアルが復活
という3本立てで実施し、それぞれ機械学習による株式投資の基本的な考え方、データの取得方法と簡単な分析、機械学習モデルの簡単な作り方を説明しました。
特に後者の2つは実際に動かせるソースコード付きでかなり詳細な内容を解説しましたので、興味がある人はこちらのDiscordの アナウンスメントチャンネル に動画とコードを掲載しましたので、ぜひコミュニティを覗いてみてください。Discordを初めての方も、ブラウザからアカウントを作って簡単に様々な議論を覗いてみることができます 👉 https://discord.gg/xg6P5RXwaa
さて、今回もイベント実況チャンネルを覗きながら、イベントを行っていたのですが、参加者の皆様の声を聞きこのような最初の一歩のコンテンツのニーズがとても高いことがわかりました。たとえば、テクニカル分析からでも銘柄間で比較可能なスコアは設計できること、ただしその場合は銘柄間で比較可能な指標(たとえば移動平均乖離率など)をつかわなければいけないことなどを初めて聞くかたも多くこのあたりの基礎部分について、もっと力を入れてコンテンツを提供しなければいけないことを学んだ次第です。
で、せっかくなので、他の学習リソースも紹介してみたいと思います。
最初に読むべき学習コンテンツとその後
まず最初に読むべき学習コンテンツは間違いなくUKIさんの一連のエントリーだと思います。たぶん、ここからスタートした方も多いのではないかと思います。
で、上の3つの記事を読んだら、一連のシリーズを読むと理解がさらに深まると思います。たぶん、これらの情報を読んだだけで、かなりお腹いっぱいになると思います。
ほとんどの方はいきなりこの情報量に触れたら消化不良になるのではないかと思います。
その後は一度手を動かしてみるのがよいかとおもいますが、その時は以下のJPX総研様とAlpacaJapanで作った株式分析チュートリアルがおすすめです。SIGNATEのアカウントが必要ですが、手を動かしてみることでわかることも多いと思います。
ここまでやったらおそらく実際にモデルを作ってみたいと思う人も多くなってくるのではないかと思います。その後は、JQuants APIのβ版に加入し、今回のセミナーのチュートリアルを動かしてデータの取得方法を学ぶのが良いかと思います。
さて、モデルもある程度できて、シストレを機械学習モデルでスタートしてみたい!っとなった後、ここからはシステム化と執行とリスク管理の奥深い世界が待っています。ただ、このあたりはまだいい学習コンテンツがないというのが正直なところですので、次のマケデコのフォーカスはこのあたりかなーと漠然と考えております。
最後に
次のマケデコイベントは上級者を対象としたAsk me anythingを開催予定です。最初のyoshisoは私とも長年予測モデルを作り続けた予測モデルのエキスパート、次の中川さんは世界のトップ論文誌にがんがん機械学習によるマーケット予測の論文を通すトップ研究者です。最初はよくわからないかもしれませんが、それでも聴いていくと面白いネタがあるかもしれませんが、よろしければそんな世界も覗いてみてください。
それでは、引き続きマケデコをよろしくおねがいします!
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