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Excelを用いたデータ分析のために日本株全銘柄のファンダメンタルを無料でデータ取得する方法

2024/08/01に公開

はじめに

マケデコというMarket APIを活用した投資を話しあうコミュニティでExcelを用いてファンダメンタル分析のために日本株全銘柄を無料でデータ取得する方法をマケデコがSBIネオトレード証券のスポンサーで開発し、セミナーで発表しました。

https://market-api.dev/market-api/Excel-fed53f858f494db8ac3578836596f90c

ダウンロード、使い方など細かい情報は上のページを参照してください。J-Quants APIのアカウント(無料からあります)を必要としますので、そこだけ注意が必要です。ネオトレAPI for Excelとも連携します。

使い方のセミナー動画はこちらですが、長いので今後10分程度にまとめようとおもいます。
https://www.youtube.com/watch?v=MDIEikvKHms

各種機能のちら見せ

銘柄リストをダウンロードするとこんな感じ

主要な指数は全部自動で計算されて全銘柄の比較可能な主要なフファンダメンタルが並びます

こんな感じで分布の分位を確認しながらスクリーニングができます(Excel 2019では動かないようでいま改修中です)

ぜひ、触ってみてください!

開発の背景

ファンダメンタル分析をする場合、個別の銘柄よりもプライムやセクターなどの全体の銘柄群の中でどのような順位(例えば上位5%にいる、とか)なのかを利用して分析することが多く、特にいわゆるファクター投資と呼ばれる手法ではグループ内での相対的な順位を利用して投資対象を選定します。

このような投資手法を採用する場合、東証の全銘柄やプライム市場の全銘柄のROEやPBRなどの代表的な指標が欲しくなるのですが、それを全銘柄一括で無料でダウンロードする方法はこれまでオフィシャルにはありませんでした。

やはり、最初は無料でスタートして、慣れてきたらお金を払ってもより長い期間のデータを取得するというのが正しいステップアップだとおもうのですが、僕の知る限り一括ダウンロード機能を提供しているサイトはほぼ有料です。

この課題はマケデコというMarket APIを活用して分析を行うDiscordのコミュニティを運営することからずっと感じており、なんとか解決したいと思っていました。
https://market-api.dev/

ただ、この問題を解決するにはExcelシートなどの誰でも利用できるツールの開発が必要となるため、なかなか工数的にも進展しなかったのですが、この度、SBIネオトレード証券様に相談したところ、マケデコにスポンサーいただく形でExcelシートの開発が実現しました。

改めてこのような日本の投資環境の発展に寄与するプロジェクトをスポンサーいただいたSBIネオトレード証券様に感謝致します。

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