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【2025年版】Mac 使いのエンジニアの最初にやること / 初期設定

2025/02/21に公開
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はじめに

  • Mac ユーザ (Apple Silicon)
  • 最近 M4 MacBook Pro に買い替えた
  • Unity と C# 周辺のことしかやってこなかった、PCオンチ
  • 以降は おおよそ実行順 に並んでいる

OS設定

ディスプレイ

スペースを拡大して画面を広く使えるようにする

輝度は都度自分で操作したいので自動調節をオフ

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ホットコーナー

余計なことをさせたくない、右斜で点対称にデスクトップの表示だけにする

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Dock

サイズは小さめにして、触れたときの拡大はオフ

左側に移して、自動で隠れるようにする

エフェクトは無しにしたいが出来ないので渋々スケールエフェクトにする

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下記コマンドで Launchpad の行と列の数を変更

# 行と列を10x10にする
defaults write com.apple.dock springboard-columns -int 10;defaults write com.apple.dock springboard-rows -int 10;defaults write com.apple.dock ResetLaunchPad -bool TRUE

# 上記コマンドの実行後、Dockの再起動
killall Dock

変更を終えたら、最後に手動でiPhoneのように並びを整理する

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ステージマネージャ

OFF にする、ぐにゃぐにゃ動いて馴染めない

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Finder

サイドバーに不要なものは表示させない

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ゴミ箱の表示形式をフォルダにする

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拡張子の表示を有効にする

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隠しファイルの表示、エンジニアは1つ目がオススメか

# 1.OS全体で適用させる or
defaults write -g AppleShowAllFiles -bool true

# 2.Finderアプリだけに留める
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool true

# 変更を反映させる前にFinderを再起動
killall Finder

キーボード

リピートの設定をキリキリにする

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トラックパッド

次のようにする

  • 軌跡の速さを最大にする
  • 副ボタンは右下隅をクリック
  • タップでクリックは1本指

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ナチュラルなスクロールはオフ

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マウス

次のようにする

  • 軌跡の速さを最大にする
  • ナチュラルなスクロールはオフ

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VPN

メニューバーに表示させる

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都度パスワードの入力をせずに済むようにする
(設定の VPN > (追加したVPN設定) > (i) アイコン押下 で下記のポップアップが表示される)

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許可されているVPN設定のIPアドレスで、IPアドレス制限しているサイトに繋がらないときは
すべてのトラフィックをVPN接続経由で送信 を有効にする

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Siri

今はオフ

Apple Intelligence が日本で使えるようになって、評判がよければ再考

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iCloud

人による、私は使わないので関連設定もすべてオフ

AirDrop

共有相手はすべてにしている、毎度「あれ出てこない!?」とアタフタするのがいやなので。

セキュリティ的には問題があるのだろうが、自己管理でなんとかする。

いっぽうで AirPlay は同じネットワーク上と制限を掛けられるので、そのようにする。

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メニューバー

表示順を変える

Commandキーを押下しつつ、アイコンをドラッグで移動できるようになる

消したくないけど普段は隠したい

Hiddn Bar を導入する

https://apps.apple.com/jp/app/id1452453066?mt=12

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閉じているとき

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開いているとき

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コマンドラインツール

Homebrew で必要なので事前にインストール

xcode-select --install

Homebrew

公式ページにあるコマンドをターミナルで実行してインストール

https://brew.sh/

brew bundle コマンド

(前回、もしくは今回) 環境構築を終えたあとに以下のコマンドを実行

brew bundle dump --global

すると Homebrew を通してインストールしたパッケージやアプリのリストを ~/.Brewfile に出力する

e.g.

.Brewfile
tap "Homebrew/bundle"
brew "git-lfs"
brew "pyenv"
brew "rbenv"
cask "android-platform-tools"
cask "clibor"
cask "gimp"
cask "google-cloud-sdk"
cask "jetbrains-toolbox"
cask "meshlab"
cask "meta-quest-developer-hub"
cask "microsoft-auto-update"
cask "microsoft-office"
cask "microsoft-teams"
cask "slack"
cask "unity-hub"
cask "visual-studio-code"
cask "vlc"
cask "warp"
cask "xcodes"
cask "zoom"
vscode "github.copilot"
vscode "github.copilot-chat"
vscode "mdickin.markdown-shortcuts"
vscode "ms-ceintl.vscode-language-pack-ja"
vscode "ms-vscode.cmake-tools"
vscode "ms-vscode.cpptools"
vscode "ms-vscode.cpptools-extension-pack"
vscode "ms-vscode.cpptools-themes"
vscode "twxs.cmake"
vscode "xavierguarch.auto-markdown-toc"
vscode "yzhang.markdown-all-in-one"

引越し先のマシンで Homebrew のインストールまで済ませたあとに、上記のBrewfileファイルを~/.Brewfile に設置

以下のコマンドを実行すると、引越し元のマシンと同じ環境にしてくれる

brew bundle --global

ブラウザ

私はまだ Arc じゃないよ(根拠のない忌避)

Chrome をインストール

brew install --cask google-chrome

ターミナル

Rust製で AI搭載な Terminalの代替アプリ、warp

自動でそれっぽい候補で出したり、LLMにClaudeを選べたり、その場でシームレスにエージェントに聞けたり。

まだ良さに本質に気づいてないかもだけど、慣れていきたい。

brew install --cask warp

キーボード入力

Google 日本語入力

インストール

brew install --cask google-japanese-ime

インストール後、設定のキーボード > テキスト入力 > 編集 を押下

すべての入力ソースの左下を押下、ひらがな (Google) を追加する

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もともとあった 日本語 ー ローマ字入力 は削除してこのようにする

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プレーンテキスト矯正

書式のコピーなんていらないので。

キーボードショートカットの「アプリのショートカット」を設定する方法もあるようですが...

https://junyablog.jp/mac-paste/

私の環境ではうまくいかなかった
(すべてのアプリで通常のペーストがプレーンにならなかった...)

なので、Get Plain Text を導入した

https://apps.apple.com/jp/app/id508368068?mt=12

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インストール後、自動消去をオンにする

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Clibor

クリップボードの管理と操作は Clibor で

brew install --cask clibor

ログイン時に開くようにする

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引越し元から定型文を引っ越したい場合は 定型文CSV出力/取込 があるので、これを使う

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Git

SSH とか LFS とか

このとおりにやる

https://zenn.dev/gahuto/articles/9b39b0058f3852

.ssh/config はもう少しスッキリさせられた

あと複数キーを使うようにした

config
Host github-company
  HostName github.com
  IdentityFile ~/.ssh/github-company
  User foo

Host github-private
  HostName github.com
  IdentityFile ~/.ssh/github-private
  User bar

それぞれのキーを指定して Git 操作する場合

# こういう SSH 接続のレポジトリURLがあった場合
git@github.com:Baz/Qux.git

# github-company のキーを使う
git@github-company:Baz/Qux.git

# github-private のキーを使う
git@github-private:Baz/Qux.git

アクセス制限下のレポジトリへの接続

次の条件下

  • 組織下(Organization)のレポジトリ
  • IPアドレスでアクセス制限が設定されている
  • VPNで設定された固定IPアドレスでアクセス可能

上述の VPN の項を参照

Fork

GitのGUIクライアント は Fork を愛用している

インストール

brew install --cask fork

SSH Key の切り替え

メニューバー > Fork > Configure SSH Keys... を開くと ~/.ssh 配下のキーが表示されている

ここで使用するキーを切り替えることができる

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アカウント連携

1) 設定する

メニューバー > Fork > Accounts... を開いて Frok と連携する Git アカウントを設定する

GitHub 以外にも有名どころのサービスやオンプレミスのサーバを設定できる

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2) 使用する

レポジトリを Clone するときに Account を選択すると、ウィンドウ下部にアクセスができるレポジトリが並ぶ

選択すると URL を入力することなく Clone できる

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Python

次を実現したい

  • Python3 は system のもを使う
  • 2系も使いたい
  • python ~~~ でもコマンドが反応できるようにする

pyenv をインストールして、pyenv から 2系の安定版をインストール

brew install pyenv

pyenv install 2.7.18

インストール後、.zshrc に次を記述する

# pyenv の設定
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"

# Python のバージョン切り替え用の関数
switch_python() {
    current_version=$(pyenv version | cut -d' ' -f1)
    if [ "$current_version" = "system" ] || [[ "$current_version" =~ ^3\. ]]; then
        alias python="python3"
    else
        unalias python 2>/dev/null || true
    fi
}

# 初期実行
switch_python

# pyenvコマンド実行後のフック
autoload -U add-zsh-hook
add-zsh-hook precmd switch_python

参考:
https://zenn.dev/gahuto/articles/tkt-python-install

Ruby

Python と同様にバージョン管理をしたい

rbenv で Ruby のバージョンを管理する

# インストール
brew install rbenv

# パスを通す
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc 
echo 'eval "$(rbenv init - zsh)"' >> ~/.zshrc

# Rubyをインストール
rbenv install 3.1.6

# システム全体のバージョンを指定
rbenv global 3.1.6

Node.js

このとおりにやる

https://zenn.dev/gahuto/articles/31e2257d39af83

Visual Studio Code

インストール

brew install --cask visual-studio-code

制限モードの解除

毎度新しいディレクトリにアクセスするたびに許可を求めてくるのが鬱陶しいので 制限モード を解除する

設定を開いて、検索バーに security.workspace.trust.enabled と入力する
表示されている VS Code 内でワークスペースの借頼を有効にするかどうかを制御します。 をオフにする

オフにしたらVSCodeを再起動する

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MarkDown 編集

MarkDown 編集のために必要な拡張機能の一覧

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Auto Markdown TOC は同名のパッケージがいくつかあるが、上図の制作者のパッケージが一番良かった。
理由はパスが日本語のままで作られるため。

開発系ツールのインストール

リッチな開発ツールを上から順にインストール

# Xcodes
brew install --cask xcodes

# ADB
brew install --cask android-platform-tools

# Unity Hub
brew install --cask unity-hub

# Jetbrains Ttoolbox
brew install --cask jetbrains-toolbox

# Meta Quest Developer Hub
brew install --cask meta-quest-developer-hub

Meta Quest Developer Hub の ADB は brew install したものを当てる

各々の統合環境ツールは、必要なバージョンを次のツールからインストール

  • Xcodes から Xcode
  • Unity Hub から Unity
  • Jetbrains Ttoolbox から Rider

Automatorのクイックアクション

便利なクイックアクションを作成する

Clean Unity Projrct

Unity プロジェクトの中の諸々のキャッシュの削除を一挙にやってくれるアクション

作り方はこちら

https://zenn.dev/gahuto/articles/tkt-unity-cache-clean

ディレクトリを指定してVSCodeで開く

指定したディレクトリとその配下の要素をすべて VSCode で開くアクション

作成手順は上記の Clean Unity Projrct に倣って、スクリプトの内容は下図のようにする

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for f in "$@"
do
    open -a 'Visual Studio Code' "$f"
done

UPM と npm の連携

Unity Package Manager(UPM) から GitHub のレポジトリで private公開している npmパッケージをインストールする方法

npm のインストール

Node.jsのパッケージを管理するシステム npm をインストールする
(Node.js と同時にインストールされる)

参考:
https://zenn.dev/gahuto/articles/31e2257d39af83

パーソナルアクセストークン (GitHub) の発行

GitHubのパーソナルアクセストークンを personal access token (classic) で発行する

.npmrc の設定

npm が private 公開しているパッケージにアクセスするために必要な設定
/Users/[youre name]/.npmrc ファイルを (無ければ) 作成する

次の2行を追加する

_authToken は 上記の パーソナルアクセストークン (GitHub) を記述する

.npmrc
@{組織名}:registry=https://npm.pkg.github.com
//npm.pkg.github.com/:_authToken="foofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoo"

.upmconfig.toml の設定

さらに UPM が npm の private公開しているパッケージにアクセスにするために必要な設定
/Users/[youre name]/.upmconfig.toml ファイルを (無ければ) 作成する

次の2行を追加する

token は 上記の パーソナルアクセストークン (GitHub) を記述する

.upmconfig.toml
[npmAuth."https://npm.pkg.github.com/@{組織名}"]
token = "foofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoofoo"
alwaysAuth = true

コミュニケーション系ツールのインストール

しごと環境に応じて

# Teams
brew install --cask microsoft-teams

# Slack
brew install --cask slack

# zoom
brew install --cask zoom

PWAのインストール

  • オンラインのサービスで敢えてネイティブアプリで使用する必要がない
  • ライトに使用したい

上記の当てはまるアプリは、PWAとしてインストールする

Chrome の場合、PWAにできるサイトは URLアドレスバー にインストールボタンが表示される

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ボタンを押下すると /Users/{youre name}/Applications/Chrome Apps.localized 配下にインストールされる

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同時に Launchpad に並ぶ (下図は並びの編集後)

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私がインストールしている PWA

  • MS Outlook
  • YouTube
  • YouTube Music
  • X (旧Twitter)

そのほかのオススメアプリ

有料だけど買う価値あり! と思うアプリ

CleanMyMac

MacOS用のシステムクリーニングとメンテナンスソフトウェア
(CleanMyMacX は旧版)

主な機能は

  • 不要なファイルやキャッシュの削除
  • アプリケーションの完全アンインストール
  • 大容量ファイルの特定と管理
  • マルウェア対策
  • システムの最適化

有料ですが、買い切り(一括購入)ができる
少々高いが、軽量、高機能、多機能なのでその価値はあると思う

https://macpaw.com/

Yoink

ドラッグ&ドロップを強化するユーティリティ

ファイル、テキスト、画像などをドラッグした際に、一時的な保管場所 を作る

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Finderやその他のアプリケーション間のファイル移動をスムーズに行える
(ディレクトリtoディレクトリ のケースは Windows の カット&ペースト と同様)

https://apps.apple.com/jp/app/id457622435?mt=12

Bitdefender

ウィルスの検出や除去の性能が良くても、OSへの負荷が大きい...

軽いのはないかを探して見つけたが Bitdefender

たしかにめっちゃ軽い!!

https://bitdefender.co.jp/

Discussion

miwellmiwell

Raycast結構使えますよ!
おすすめです

TakayaTakaya

Spotlight に替わるランチャーツールなんですね。
アプリのショートカットなど便利そうな機能がたくさんありますね。
教えてくれてありがとうございます、参考にさせてもいます〜!