【Git入門】ブランチを削除する方法
0.はじめに
Git入門者向けに、不要になったブランチの削除方法を解説します。
本記事の内容に沿って、ハンズオンいただくと以下を習得できます。
- ブランチの概要を理解できる
- ローカルリポジトリのブランチ削除方法を習得できる
- リモートリポジトリのブランチ削除方法を習得できる
では、次の章から具体的な解説を進めます!
1.ブランチとは何か?
ブランチは、既存のブランチから分岐させることにより、リポジトリ内の他ブランチに影響することなく開発を行える機能のことを指します。
ブランチを作成することで、以下メリットを享受でき、開発がしやすくなります。
- リポジトリ内での機能開発、バグ修正や新しいアイデアを安全に試すことが可能になる。
- 並行作業や、複数人での作業が可能になる。
- 不具合などの問題が発生した場合に問題の切り分けや対応などが容易になる。
次章から、不要になったブランチの削除方法を解説します。
2.不要になったブランチを削除する
不要になったブランチを削除してみましょう。今回は自身で作った「update-readme」というブランチを例に解説します。
2.1.ローカルリポジトリのブランチを削除する
まずは、git branch
コマンドで現在のブランチ一覧を確認してみましょう。
$ git branch
すると、以下のように表示され、mainブランチにいることがわかります。
* main ← "*"がついているブランチが今のブランチであることを指します。
update-readme
$
では、update-readmeブランチを削除します。特定のブランチを削除するには、git branch -d
コマンドを利用します。
git branch -dの使い方
git branch -d <branchname>
※mainブランチにマージしていないブランチは削除できない
※強制的に削除する場合は、-dではなく-Dオプションを用いる
$ git branch -d update-readme
再度、git branch
を実行しブランチ一覧を表示させてみましょう。
$ git branch
以下のように表示され、「update-readme」が削除されていることがわかります。
* main
$
これで、ローカルリポジトリの不要なブランチを削除することができました。
2.2.リモートリポジトリのブランチを削除する
次に、リモートリポジトリの不要なブランチを削除してみます。
GitHub上のリモートリポジトリへアクセスし、「Branches」をクリックします。
すると、以下のようにブランチ一覧が表示されます。不要になったupdate-readmeブランチの🗑️マークをクリックし、削除します。
以下の通り、削除されました。
ちなみに、コマンドラインでもリモートリポジトリのブランチを削除することができますので、ご参考で紹介いたします。
$ git push <remote> --delete <branchname>
以上で、リモートリポジトリの不要なブランチを削除することができました。
3.おわりに
今回は、不要になったブランチの削除方法を理解するために、以下を学びました。
- ブランチの概要(他ブランチに影響することなく開発を行える機能のこと)
- ローカルリポジトリのブランチ削除方法(
git branch -d <branch-name>
) - リモートリポジトリのブランチ削除方法(GitHub上で削除or
git push <remote> --delete <branchname>
)
一回で覚えるのは難しいと思うので、何度かトライして覚えるで全然大丈夫です。
今後もGitの基本的なワークフローについて解説していきます。
おわりっ!
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