【ゼロからわかる】docker push
0.はじめに
今回は、「DockerHubにDockerimageをpushする」方法を解説します。
本記事の内容に沿って、ハンズオンいただくと以下を習得できます。
- DockerHubにリポジトリを作成する方法
- Dockerimageを別名で保存する方法
- DockerHubにDockerimageをpushする方法
前提として、以下は準備できているものとして解説をしていきます。
- ✅Linux基礎の理解
- ✅DockerHubの登録
- ✅Dockerのインストール
まだご準備できていない方は、以前書いた記事をご覧いただければと思います。
では、次の章から具体的な解説を進めます!!
1.DockerHubにリポジトリを作成する
最初に、DockerHub上に自分のリポジトリを作成する方法を解説します。
DockerHbuのページへ行き、「Create Your First Repository」をクリックします。
すると、「Create Repository」ページに遷移するので、必要な情報を入力していきます。今回はリポジトリ名に「my-first-repo」として「Public」を選択し「Create」をクリックします。
「my-first-repo」というリポジトリができていることが確認できると思います。
次の章で、今回作った「my-first-repo」へDockerimageをpushしていきます。
2.Dockerimageを別名で保存する
前章で作成した「my-first-repo」へDockerimageをpushするために、イメージ名を「my-first-repo」へ変更します。
なぜ、イメージ名をリポジトリ名と合わせるかというと、Dockerはイメージ名を見て、push先を探すためです。
具体的には、以下コマンドを実施していきます。
-
$ docker images
(Dockerimageの一覧を表示) -
$ docker tag <source> <target>
(Dockerimageを別名で保存する)
docker images
コマンドを実行し、Dockerimageの一覧を表示してみましょう。
$ docker images
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE
ubuntu update 7737b7f797e2 5 days ago 77.9MB
$
docker tag
コマンドでubuntuのイメージをの名前を「my-first-repo」へ変更します。
$ docker tag ubuntu:update username/my-first-repo ← usernameはDockerHubに登録しているユーザー名にしてください。
$
再度、docker images
コマンドを実行し、Dockerimageの一覧を表示してみましょう。
$ docker images
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE
username/my-first-repo latest 7737b7f797e2 5 days ago 77.9MB
ubuntu update 7737b7f797e2 5 days ago 77.9MB
$
「username/my-first-repo」というイメージがubuntuイメージと同じIMAGE IDで作成されていることがわかります。
次の章で、「my-first-repo」へ今回作ったDockerimageをpushしていきます。
3.DockerHubにDockerimageをpushする
いよいよ、別名で保存したDockerimageを「my-first-repo」へpushしたいと思います。
具体的には、以下コマンドを実施していきます。
-
$ docker images
(Dockerimageの一覧を表示) -
$ docker push <image>
(DockerimageをDockerHubへpushする)
まず、docker images
コマンドを実行し、Dockerimageの一覧を表示してみましょう。
$ docker images
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED SIZE
username/my-first-repo latest 7737b7f797e2 5 days ago 77.9MB
ubuntu update 7737b7f797e2 5 days ago 77.9MB
$
「username/my-first-repo」があることが確認できたと思うので、以下コマンドでDockerHubへpushしてみましょう。
$ docker push username/my-first-repo
すると、ブラウザでDockerHub上に作った「my-first-repo」に今回pushしたイメージが作られていると思います。
以上で、DockerHubにDockerimageをpushすることができました。
4.おわりに
今回はコンテナの理解を深めるために、以下を学びました。
- DockerHubにリポジトリを作成する方法
- Dockerimageを別名で保存する方法(
docker tag
) - DockerHubにDockerimageをpushする方法(
docker push
)
一回で覚えるのは難しいと思うので、何度かトライして覚えるで全然大丈夫です。
次回以降もDockerについてもう少し深掘りしていきたいと考えています。
おわりっ!!
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