📚

「More Effective Agile」を読んだ

2021/01/23に公開

感想というか思ったことざっくりと書いてみる。

ということで「More Effective Agile」に「Cynefinフレームワーク」[1]という考え方が出てきます。

「ソフトウェア開発ではCynefinフレームワークの煩雑系と複雑系を考慮しなさい」とあり「煩雑系はウォーターフォール(≒シーケンシャル)で、複雑系でアジャイルで」とされています。

煩雑系とは、やることが明確に決まっているかもしれないけど、だからと言ってサクッと終わるということはなく、それなりにめんどくさいことが発生するよ、という感じですかね。

煩雑系だと思ってやり始めたら実は複雑系だった、ということもあるので要注意と。

おそらく煩雑系に入るのは、まったく機能を変えずにリプレイスする/UIだけリニューアルするぐらいしかないんじゃないでしょうか。

たいていはリプレイスと言いつつ新機能を入れようとして、右往左往することになるので。
UIだけリニューアルするにしてもそれなりにめんどうなことは起こるけど。

よっぽど「この開発は煩雑系だ!!!!」という自信があるときを除いては複雑系を前提にして考えておけ、と。

要するに「不確実性なんかない」なんて言う根拠はどこにあるの、と。

程度問題かもしれないけど、その"程度"をチームで合わせていこうとしないと不幸が生まれちゃうかな。

"程度"の合わせにキックオフ会でインセプションデッキ[2]やTOCのクラウド[3]を使うのもよさそう。

脚注
  1. クネビンフレームワークについて講演してきました | サーバントワークス株式会社 ↩︎

  2. 5分でわかった気になるインセプションデッキ | TAKAKING22.com ↩︎

  3. 社内の対立を解消するツールとその使い方を伝授 (1/3) - MONOist(モノイスト) ↩︎

Discussion