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PAD:Power Automate Desktop を使って Webブラウザを操作

2021/12/19に公開

はじめに

いいところもありますし、使い勝手の悪いところも見つかるツールです。

最善のRPAツール、ではないですが、
誰でもスタート無料で使える点で他より優れているRPAツールと言えます。

かなり入り口のコーディングまで行かないところまでで、デバッグ(パラメータのチェック)をする
方法を簡単に書いています。

https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/desktop/

RPAツールで一番のハマりどころ

  • ボタンやアイコンをクリックして起動
  • 画面の解像度が変わると動かない
  • 別の環境で同じシナリオを動かすと、座標系の指定を変えるところから始まる

同じOSの環境では同じように動かしたい

ショートカットキーを可能な限り使う
OSが違うとショートカットキーは違う
Power Automate DesktopはWindows限定
ショートカットキーも1パターンです。

RPAの入り口に無料は敷居が低い

いろんなRPAツールはあります。
もっと手を伸ばしやすいRPAツールも今後でてくることもあるでしょう。
使ってて、不満がでてくることもあります。
まずは、無料で、RPAツールってなに?をしるには手っ取り早いです。

必要なもの

microsoftのアカウントです。
Windowsを使っていれば作成済みなことも多いでしょうか。

MICROSOFT LEARN

Power Automate Desktopでの実装する例が用意されています。
これらを参考にシナリオを作成。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/paths/pad-work-different-technologies/

Excelを操作する

https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/pad-excel-automation/

Webブラウザを操作する

ブラウザを操作できると、Google Sheetやショートカットキーが有効なサイトを操作することができます。
Excelから Google Sheet へ転記したりその逆も可能になります。

ショートカットキー

https://support.google.com/docs/answer/181110

シナリオ

シートの内容を取得する簡単なものにしました。

  • シートを開く
  • 先頭のセルへ移動
  • 範囲を選択
  • コピー
  • クリップボードのテキストを参照

書く

デバッグする

コピペしてシートの中を確認するコードがクリップボードにどのように保存されているかをみます。

赤枠のところをクリックするとブレークポイントが設定されます。

クリップボードの中を確認

実行するとブレークポイントで止まります。そのタイミングで取得したテキストを確認します。

表示を選ぶとテキストの状態が表示されます。

この後の操作

変数をループで回して変数に保存して
Excelに貼り付けるなども可能になります。

組み立て方

フローを組み立てるに当たって
非常に、とっつきが悪いところがこのツールだと感じてます。探しにくい。

  • アクションがあるか探す
  • 例をWebで探す
  • なければショートカットレベルで組み立てる

アクションを探す

日本語で探すことは、英語で探すより難しいかもしれません。
Google でキーワード検索するように想像力が必要。
アップデートしたばっかりだと日本語化されずアクションが英語の状態になっていたりもありました。

ブラウザの起動

ショートカットキーの実行

クリップボードの中身を確認

さいごに

アクション(モジュール)化しているところは初心者にも進めやすいところです。
プログラマーであればループやテキストの処理も柔軟に進められる要素はあります。

一方RPAを運用するものとしては、いまだ常用できる雰囲気ではないと感じるのが
シナリオの保存、運用です。

importやexportが外部の方に共有、別のツールなどへ移行などがしづらく
これがネックで導入できません。
One Driveに保存されているなどもみますが
復旧フローが私的には明確になっていないです。

定時実行が無料枠でできれば素敵で、月数千円(年間数万円レベル)程度の運用で可能になるのが
許容できれば、低コストで運用はできそうな予感はします。

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