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アナリシスパターン:責任関係(基礎)
概要
アナリシスパターン[1]第2章より、責任関係の基本的な事項を書き出します。
難しい本ですが、ベン図に書き下すことで理解しようと試みます。
責任関係は人と人、人と組織などの関係性を汎化した概念です。
この記事では基本的な内容だけを抑えていきます。
責任関係とは
- 人や組織が他者に対して責任を負っていることを表す概念
- 例
- 組織構造(部署AにはBさんがいる。また、部署AにはCチームとDチームがある)
- 雇用(A社がBさんを雇う)
- 売買関係(AさんはコンビニBで買い物をする。コンビニBは問屋Cから仕入れをする)
- など
パーティ
- さまざまな行為が人や組織でやりとりされる
- 例:手紙のやり取り、売買関係、雇用など
- 汎化して パーティ とする
責任関係
- 様々な関係性を責任関係として示す
- 責任関係は多対多で作られ、 委任者 と 責任者 に分けられる
知識レベルと操作レベル
- 対応付けによってサブタイプを規定するとき、それを パワータイプ と呼ぶ
型図
- 型図の注釈は平たく言うと「知識レベルでリンクがないような責任者・委任者の関係性を操作レベルで持たせてはいけない」
ベン図
ベン図は次のような内容を表している
- John はマネージャーであり、1276型サービスチームの管理者である
- Alice はエンジニアであり、1276型サービスチームの専門家である
- チームの管理者はマネージャーに限られる
- チームの専門家はエンジニアに限られる
-
Martin Fowler (2002) アナリシスパターン: 再利用可能なオブジェクトモデル, ピアソンエデュケーション ↩︎
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