homebrew + rbenv + rubyで、一般ユーザの領域にrubyの環境を作る
はじめに
エラーが出て、 CocoaPods をインストールできない。「You don't have write permissions for the /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.6/usr/lib/ruby/gems/2.6.0 directory.」
このようなエラーでCocoaPodsをインストールできない時に行った手順の紹介です。
対処法
システムのrubyディレクトリは扱いづらいので、一般ユーザの領域にrubyの環境を作ってあげることで解決します。
rbenvを使用してRubyのバージョン管理を行い、システムデフォルトの/usr/bin/rubyからrbenvのディレクトリに移行します。
1. rbenvの初期化
ターミナルに以下のコマンドを入力して、rbenvを初期化します。
eval "$(rbenv init -)"
2. .bashrcまたは.zshrcにrbenvの設定を追加
rbenvの設定をターミナルの設定ファイルに追加します。使用しているシェルに応じて、以下のファイルに設定を追加してください。
-
Bashの場合:
~/.bashrcまたは~/.bash_profile -
Zshの場合:
~/.zshrc
設定ファイルに次の行を追加し、rbenvがターミナル起動時に自動で初期化されるようにします。
export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"
設定を反映させるために、ファイルを保存してから以下のコマンドを実行します。
source ~/.bashrc # Bashの場合
source ~/.zshrc # Zshの場合
3. rbenvでRubyのバージョンを設定
Rubyのインストールがまだであれば、インストールしてからバージョンを設定します。
-
Rubyのインストール
rbenv install <version>例:
rbenv install 2.7.0 -
デフォルトのRubyバージョンを設定
rbenv global <version>例:
rbenv global 2.7.0
4. 設定が反映されているか確認
最後に、Rubyのパスを確認して、rbenvのRubyに切り替わっていることを確認します。
which ruby
このコマンドで出力が/Users/xxxxxxxx/.rbenv/shims/rubyになっていれば、正しく設定されています🎉
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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