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AWSクラウドプラクティショナー結果と試験当日レポ(ピアソンVUE)

2022/04/27に公開

はじめに

筆者はIT業界未経験、2ヶ月半プログラミングスクールで学習し修了したての者です。
スクール修了の翌日からAWSクラウドプラクティショナー認定試験について調査を行い、就職活動と並行して約3週間の学習の後、当該認定を取得しました。

AWS公式では当該試験の対象者として、

  • AWS クラウドに 6 ヶ月間触れている
  • IT サービスのベーシックな知識と、AWS クラウドプラットフォームにおけるそれらのサービスの使用に関するベーシックな知識がある
  • AWS のコアサービスとユースケース、課金、料金モデル、セキュリティコンセプト、クラウドがビジネスに与える影響についての知識がある

ということを想定しているので多少無謀かとも思われましたが、メジャーな試験であるしテキストや教材も充実しているからきちんと勉強すればなんとかなるのでは(付け焼き刃でもいけるのでは)という考えでした。

学習期間

就職活動や日々のプログラミング学習を除けば、できるときは1日4時間くらい取り組んでいました。平均すると1日3時間くらいだったように思います。
やはり最初は用語ひとつとっても初見なので(AWSサービスに限らず基本的なIT用語が特に!)、いちいち調べながらという感じで思ったようには進みませんでした。

私の場合、学習教材と学習期間はこんな感じです。

参考書
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー (50時間、2回読了)
試験範囲が網羅的に書かれており、ミニテストも章末にあります。初心者でもなるべく分かりやすいように配慮されている印象がありました。ただし、メジャーなサービス以外はさらっと流されていたり、サービス名すら出てこなかったりするので、この参考書1冊だと難しいかもしれません。

図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書 (たまにめくる程度)
この本は試験対策用の本ではないので、クラウドプラクティショナーの試験範囲が全て掲載されているわけではありません。しかし、例えばとあるストレージサービスのプランを図などで視覚的に説明してくれたりするので、イメージが掴めていない段階では大変有効であったと思います。

AWS公式e-learning
AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版) (10時間、理解の浅いセクションは2回視聴)
めちゃくちゃ分かりやすい!参考書の前にこれをやればよかったと思いました。
AWSサービスをカフェで例えたりしながら、AWSトレーナーさんたちが動画で教えてくれます。

udemy問題集
【2022年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問) (30時間)

7回分とはいっても、その内訳は
 基本レベル2回分
 応用レベル3回分
 高難易度レベル2回分
という構成の問題集です。

基本レベル2回分と応用レベル2回分を3回ずつ行い、8〜9割とれるように繰り返しました。解説がかなり充実しており図表などで整理されているので、似たようなサービスの違いの確認にとても役立ったと思います!何回も間違えてしまうサービスについては、この解説で使われていた図表をノートに転記して覚えました。
ちなみに、応用レベルはそれぞれ1回目のチャレンジで40%しかとれないうえ、上記1や2の教材で出てこなかったサービスが頻出し絶望しました。ただ、実際の試験で似たような問題が出たので、腐らず復習してよかったと思ってます。

模擬問題集
AWS認定 クラウドプラクティショナー 模擬問題集 Kindle版 (5時間、移動中や試験直前に利用)

若干難易度は優しめですが、その分すらすら解けるので知識の再確認や空き時間には最適でした!就職活動もしていたので、電車の移動中や面接と面接の間の空き時間などにKindleで読んでいました。

AWS公式模擬試験
以前は20問で3000円の有料模擬試験だったようですが、今は無料で受けれるようでした。
https://dev.classmethod.jp/articles/new-aws-official-practice-questions/

難易度的にはかなり優しめだったという印象です。
Udemyを繰り返しやってたほうが良いと思うので、個人的には無料でなかったら受ける必要はないと思います。

スコアレポートと感想

さて、肝心のスコアレポートですが、こんな感じです。
スコアレポート

ギリギリ〜〜〜〜〜!!!!笑
試験中に「あれをもう少しやっとけばよかった」「最後あのあたり確認すべきだった」ということがいくつもあり、正直まったく手応えがなかったです。
とりあえず受験料が無駄にならなくて良かった笑

200以上あるサービス名や概要を覚えるより(もちろん試験範囲なので覚えるに越したことはない)、AWS Well-Architected Framework、ベストプラクティス、それぞれのユースケースを根本から理解することに時間を費やした方が良かったなと今になって反省です。

試験当日レポ(ピアソンVUEテストセンター)

コロナ禍ということもあり、オンラインで試験を受けるという選択肢もあったのですが、部屋をカメラで写さないといけなかったりしたので(片付けも面倒だし)テストセンターでの受験を選択しました。また、日本語教材で学習するということもあり、日本語対応のピアソンVUEで受けることにしました。

テストセンター到着

横浜テストセンターは横浜駅北西にあるビルの9階にあります。ビル自体は昔からあるような外観でしたが、中は綺麗で清潔感のあるブルーを基調とした室内でした。
https://www.breakthru.co.jp/test/index_y.htm
テストセンターに到着すると、待合室では参考書を開いたりすることは禁止されていました。もし直前に少し復習するなら、南10出口近くのスタバがおすすめです。

受付

到着したらすぐに受付です。
試験の種類を聞かれて答えると、受付票に記載するように言われました。受付票を提出すると、本人確認書類の提示を求められました。そしてすぐにその場でマスクをはずして写真を撮ります。どうでもいいですが、メガネ&髪ボサボサ&死んだ目という写真になりました。本人確認のための写真なのでたぶん再利用はないはず…。

入室

入室時の持ち物は、スタッフの方から手渡されたもの3点(試験の注意事項が書かれた紙の入ったA4クリアファイル、ラミネートしてある白い紙(ホワイトボードのように使う)、ホワイトボードマーカー2本)と、ロッカーの鍵。
手荷物をロッカーにしまって準備ができたら、スタッフの方が案内してくれた部屋に入ります。

私が入った部屋には、約30台のデスクトップPCが衝立で仕切られた個別のスペースに設置されていました。指示された番号のスペースに入り、注意事項に従ってPCを操作します。この時点で予定開始時刻よりも10分早かったのですが、準備ができたら始めて良いという説明がありました。

なお、スペースには防音用のヘッドホン2つと使い捨て耳栓(ウレタン)が置いてありました。部屋は静かだったので使わなくてもよかったのですが、せっかくなので耳栓を使わせてもらうことにしました。

カメラはスペース内にはなさそうでした。PCにもカメラはないようです。スタッフの方の説明によると部屋自体を見渡せるようにカメラが設置されているようでした。

試験開始

90分の時間制限のうち、試験自体は40分ほどで終え、10分かけてすべての問題を見直しました。ちなみに、問題は「後で見直す」フラグを立てることができたので、気になった問題だけ見直すということもできそうでした。「試験修了」をクリックすると、そのまま5問くらいアンケートが続きます(PCの操作性等の質問)。アンケートが終わったら、すぐ試験結果が出ると事前に他の方のブログでも見ていたので、アンケートがいつ終わるのかドキドキしながらクリックしていました。前触れなくアンケートが終わり、さらっと試験結果が表示されたので、拍子抜けしながらもホッとしました。

退室

終わったらそのまま入室時に持ち込んだ物を持って退室(耳栓は部屋入り口のゴミ箱へ)。スタッフの方にクリアファイルやホワイトボード等を返却し、受付票と同じ用紙に試験終了時刻を記載して終わりです。ロッカーから手荷物を出して、そのまま帰りました。

その他

  • 公式の説明では本人確認書類2点のうち1点を携帯して試験会場に入室することになっていたのですが、手荷物と一緒にロッカーにしまってくださいという指示でした。
  • メガネを外して裏側を見せるように指示がありました。マスクは写真を撮る時以外は、はずしたり裏側を見せるような指示はありませんでした。
  • 公式の説明では試験中は両手をデスクの上に出すようにということでしたが、癖で左手を太ももの下に入れてしまっていました。特に注意はされなかったので、あからさまに不審な行動をしなければ問題ないのかもしれません。
  • 当日は花粉症の症状がひどかったのですが、自前のティッシュの持ち込みはできなかったので、試験会場に置いてあるティッシュを使いました。2度ほど鼻をかんだので、他の受験者さんたちには申し訳なかったです。
  • トイレは同じ9階のフロアにあり、とても綺麗でした。

おわりに

AWSクラウドはこれから仕事で触れる機会がもしかしたらありそうなので、機会があればさらにソリューションアーキテクトアソシエイトも挑戦してみたいと思います。
本記事がこれからAWSクラウドプラクティショナーを受験する方の参考になれば幸いです。

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