C# エンジニアがフロントエンド開発するなら TypeScript がおすすめ - モダンウェブ開発
こんにちは!
テクニカルコンサルティングチームの古堅です。
元々はC#が大好きな私ですが、C#er からみた TypeScript とは?をテーマに今回記事を書いてみました。
モダンウェブ開発を予定している C# エンジニアの方に参考になれば嬉しいです。
記事の対象者
・C# 経験者
・フロントエンド開発にも興味があり、Angular, React, Vue.js で開発を予定している方
・JavaScript か TypeScript どちらを採用するか悩んでいる方
TypeScript とは
JavaScript に、静的な型定義ができるように構築されたオープンソースの言語です。
TypeScript は、最終的に JavaScript にコンパイルされて動作するため、JavaScript が動作可能なブラウザ、OS などで実行することが出来ます。
また、TypeScript は フロントエンド開発で採用される Angular, React, Vue.js のフレームワークに対応しています。
この記事を見られる方の中に、C# の経験はあるが、TypeScript とはどのようなものか?参考になれば嬉しいです。
C# エンジニアがフロントエンド開発するなら TypeScript がおすすめ
C# と出来ることの共通点が多い
C# と同じく、マイクロソフトが開発したものなので、言語思考に幾つかの共通点があります。
- オブジェクト指向
- 静的な型定義、チェック
- インテリセンス機能による自動補完
- 型宣言による可読性の向上
上記の点から幾つか本記事で紹介します。
インテリセンスの有効化
C#er には、お馴染みのインテリセンス機能ですが、TypeScript でも静的な型定義により、正確なインテリセンスが機能します。
クラス、インターフェース
TypeScript はクラス、インターフェースを定義することができます。
ECMA Script 2015以降、JavaScript でもクラス構文を定義することが出来るようになりましたが、インターフェースの定義は、TypeScript にしか出来ませんね。
interface CarInterface {
name:string;
start() : void;
stop() : void;
}
class MyCar implements CarInterface {
public name:string;
public start() {
}
public stop() {
}
}
ジェネリック
ジェネリックは、型を利用しつつ汎用的なメソッド、クラスを作る際に非常に便利な機能ですね。
TypeScript は、ジェネリック採用することができます。
function update<T>(param : T) : {
return param;
}
文法比較 - C# vs TypeScript
TypeScript を始める方向けに、C# および TypeScript のメソッドやクラスなどのサンプルコードを記載しています。
メソッド
C#
public string getName(int num)
{
return "name";
}
TypeScript
public getName(num : number) : string {
return "name";
}
インターフェース
C#
interface CarInterface
{
string Name { get; set; }
void Start();
void Stop();
}
TypeScript
interface CarInterface {
name:string;
start() : void;
stop() : void;
}
クラス
C#
public class MyCar : CarInterface
{
public string Name { get; set; }
public void Start()
{
}
public void Stop()
{
}
}
TypeScript
class MyCar implements CarInterface {
public name:string;
public start() {
}
public stop() {
}
}
まとめ
C# エンジニア向けに、TypeScript でウェブ開発を検討される方に参考情報を執筆しました。
特に、TypeScripot の静的な型定義は、開発メンバーが多いプロジェクトほどメリットは大きいので、是非ご検討ください。
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