Unity公式パッケージをデバッグする
Unity公式パッケージの中身にデバッグログを仕込んでデバッグしたいことがたまにありますが、PackageManager管理下のソースコードは、通常はLibrary/PackageCashe
の中に展開されて、ソースコードを編集できません。
これを編集できるようにするには、以下の作業を行います。今回は、VisualScriptingのパッケージで試してみようと思います。
1. Unityエディタを終了する
開きながら作業していると、途中でファイルが書き換わってしまうので、Unityエディタを一旦終了します。
2. Packages/manifest.jsonの中身を書き換える
Packages/manifest.json
をテキストエディタで開き、dependencies
欄から、visualscripting
の行を消して保存します。
3. Library/PackageCacheディレクトリ内のフォルダをPackagesフォルダに移動する
Library/PackageCache
ディレクトリ内のcom.unity.visualscripting@1.7.8
というフォルダを、Packages
ディレクトリに移動します。
Unityを一度も起動していない場合、ディレクトリは生成されないので、見つからない場合は一度Unityを起動しパッケージをインポートしてから、やり直してください。
4. Unityエディタを起動する
Unityエディタを起動して、Packages
ディレクトリの中にちゃんと表示されていることを確認します。
これで、VisualScriptingのソースコードをいじれるようになります。元の状態に戻すには、com.unity.visualscripting@1.7.8
のディレクトリを消して、manifest.json
を元に戻します。
これは、Unityの埋め込みパッケージという仕組みを使っています。埋め込みパッケージにしてしまうと、パッケージのアップデートが面倒になるので、あくまで緊急用として活用することをおすすめします。まれにプロジェクトが壊れる可能性もあるので、事前にバックアップを取ってから行ってください!
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