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Unity公式パッケージをデバッグする

2022/08/24に公開

Unity公式パッケージの中身にデバッグログを仕込んでデバッグしたいことがたまにありますが、PackageManager管理下のソースコードは、通常はLibrary/PackageCasheの中に展開されて、ソースコードを編集できません。

これを編集できるようにするには、以下の作業を行います。今回は、VisualScriptingのパッケージで試してみようと思います。

1. Unityエディタを終了する

開きながら作業していると、途中でファイルが書き換わってしまうので、Unityエディタを一旦終了します。

2. Packages/manifest.jsonの中身を書き換える

Packages/manifest.jsonをテキストエディタで開き、dependencies欄から、visualscriptingの行を消して保存します。

3. Library/PackageCacheディレクトリ内のフォルダをPackagesフォルダに移動する

Library/PackageCacheディレクトリ内のcom.unity.visualscripting@1.7.8というフォルダを、Packagesディレクトリに移動します。

Unityを一度も起動していない場合、ディレクトリは生成されないので、見つからない場合は一度Unityを起動しパッケージをインポートしてから、やり直してください。

4. Unityエディタを起動する

Unityエディタを起動して、Packagesディレクトリの中にちゃんと表示されていることを確認します。

これで、VisualScriptingのソースコードをいじれるようになります。元の状態に戻すには、com.unity.visualscripting@1.7.8のディレクトリを消して、manifest.jsonを元に戻します。

これは、Unityの埋め込みパッケージという仕組みを使っています。埋め込みパッケージにしてしまうと、パッケージのアップデートが面倒になるので、あくまで緊急用として活用することをおすすめします。まれにプロジェクトが壊れる可能性もあるので、事前にバックアップを取ってから行ってください!

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