AWSのアクセスキーを安全に取得する方法(2025年3月更新)
AWSのサービスをプログラムから利用する際には、アクセスキーとシークレットアクセスキーが必要です。この記事では、安全にこれらの認証情報を取得する方法を詳しく解説します。
重要な更新情報: AWS IAM Identity Centerで取得を試みる方法を紹介していましたが、現在この方法では取得が困難な場合があります。この記事では、従来のIAMを使用する方法も含めて解説しています。
アクセスキーとは
AWSのアクセスキーは、AWSのAPIやCLI、SDKなどを使ってAWSリソースにプログラムからアクセスするための認証情報です。アクセスキーは以下の2つで構成されています:
- アクセスキーID: ユーザーを識別するための公開キー(例:AKIAIOSFODNN7EXAMPLE)
- シークレットアクセスキー: パスワードのような秘密キー(例:wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY)
取得前の注意点
アクセスキーを取得する前に、以下の重要な点を理解しておきましょう:
- セキュリティリスク: アクセスキーは強力な認証情報であり、漏洩すると悪用される可能性があります
- 最小権限の原則: 必要最小限の権限だけを持つIAMユーザーを作成することをお勧めします
- ルートユーザーは避ける: ルートユーザーのアクセスキーの作成は強く非推奨です
- 期限: シークレットアクセスキーは作成時に一度だけ表示され、再表示できません
IAMを使用してアクセスキーを取得する方法(推奨)
IAM Identity Centerではなく、従来のIAMを使用してアクセスキーを取得する方法を解説します。
1. AWS マネジメントコンソールにログイン
- AWS Console にアクセスします
- IAM管理権限を持つユーザーでログインします
2. IAM(Identity and Access Management)に移動
- コンソール上部の検索バーに「IAM」と入力し、表示されたIAMサービスを選択します
3. IAMユーザーを作成または選択
- 左側のナビゲーションパネルから「ユーザー」をクリックします
- 既存のユーザーを使用する場合は、そのユーザー名をクリックします
- 新しいユーザーを作成する場合は、「ユーザーを追加」ボタンをクリックし、必要な情報を入力します
4. アクセスキーの作成
作成したユーザーの選択
「アクセスキーの作成」ボタンをクリックします
使用事例を選択します(通常は「AWS外部で実行されるアプリケーション」または「コマンドラインインターフェイス(CLI)」)
(オプション)タグを追加して、「アクセスキーの作成」をクリックします
5. アクセスキーの保存
アクセスキーIDとシークレットアクセスキーが表示されます
- 重要: この画面でのみシークレットアクセスキーが表示されます
- 「.csvファイルのダウンロード」ボタンをクリックして認証情報を保存します
- または、アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを安全な場所にコピーします
最後に
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IAM Identity Centerを使用する方法(参考)
以下は、IAM Identity Centerを使用したアクセスキー取得プロセスですが、現在この方法では取得が困難な場合があります。
AWSのサービスをプログラムから利用する際には、アクセスキーとシークレットアクセスキーが必要です。この記事では、安全にこれらの認証情報を取得する方法を詳しく解説します。
アクセスキーとは
AWSのアクセスキーは、AWSのAPIやCLI、SDKなどを使ってAWSリソースにプログラムからアクセスするための認証情報です。アクセスキーは以下の2つで構成されています:
- アクセスキーID: ユーザーを識別するための公開キー(例:AKIAIOSFODNN7EXAMPLE)
- シークレットアクセスキー: パスワードのような秘密キー(例:wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY)
取得前の注意点
アクセスキーを取得する前に、以下の重要な点を理解しておきましょう:
- セキュリティリスク: アクセスキーは強力な認証情報であり、漏洩すると悪用される可能性があります
- 最小権限の原則: 必要最小限の権限だけを持つIAMユーザーを作成することをお勧めします
- ルートユーザーは避ける: ルートユーザーのアクセスキーの作成は強く非推奨です
- 期限: シークレットアクセスキーは作成時に一度だけ表示され、再表示できません
IAMユーザーのアクセスキーを取得する手順
1. AWS マネジメントコンソールにログイン
-
AWS Console にアクセスします
-IAM管理権限を持つユーザーでログインします
2. IAM(Identity and Access Management)に移動
- コンソール上部の検索バーに「IAM indentity center」と入力し、表示されたIAMサービスを選択します
3. IAMユーザーを作成または選択
- 左側のナビゲーションパネルから「ユーザー」をクリックします
- 既存のユーザーを使用する場合は、そのユーザー名をクリックします
- 新しいユーザーを作成する場合は、「ユーザーを追加」ボタンをクリックし、必要な情報を入力します
4. 別タブでグループの作成
その前にグループの作成をクリックします。
適当なグループ名をつけてグループの作成を押下
グループ欄に自分が作成したグループがあることを確認
5. タブを1~3に戻りグループを選択しユーザー作成
再度1~3までの操作を行なっていたタブへ移動し再読み込み
先ほど作成したグループの選択
今ほど作成したユーザーを追加
登録したメールアドレスに承認依頼が来る
管理者からアプリケーションとAWSアカウントへのアクセス権限がもらい次第ポータルで作業が可能
6.管理ユーザーで許可セット作成
管理ユーザー(root)は「Identify Center」で許可セットの作成
7. 許可セットのグループへの割り当て
事前定義された許可セットの選択
AdministratorAccessで次へを選択
AWSアカウントから先ほど作成したアカウントを選択
ユーザーまたはグループの割り当てを選択
グループを選択
権限を選択
送信を選択
8. 別タブでリロードしてアクセスキーを入手
-
先ほどの別タブで待機中の画面(AWS access portral)を再読み込みする
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アクセスキーを押下
-
アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを入手
-
重要: この画面でのみシークレットアクセスキーが表示されます
-
「.csvファイルのダウンロード」ボタンをクリックして認証情報を保存します
-
または、アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを安全な場所にコピーします
-
このページを閉じると、シークレットアクセスキーを再度表示することはできません
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