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Azure Bastion Developer SKUを試してみる

2024/09/21に公開

はじめに

Azure BastionにDeveloper SKUが加わって結構経ちましたが、試してみたことを書き残します。

使えるリージョン

執筆時点(2024年9月)では以下リージョンでしか使えないようです。[1]
・米国中部 EUAP
・米国東部 2 EUAP
・米国中西部
・米国中北部
・米国西部
・北ヨーロッパ

作ってみる

Terraformなら以下コードでAzure BastionをDeveloper SKUで作れます。ちなみにAzureプロバイダーは3.106.0でDeveloper SKUに対応しているので、それ以上のバージョンを使います。[2]

bastion.tf
resource "azurerm_bastion_host" "this" {
#リソース名を指定
  name                = "dev-bastion"
#リージョンを指定
  location            = "North Europe"
#Azure Bationリソースを作成するリソースグループを指定
  resource_group_name = azurerm_resource_group.this.name
#skuにはDeveloperを指定
  sku = "Developer"
#紐づけるVNETを指定
  virtual_network_id  = azurerm_virtual_network.this.id
}

使ってみる

NSGルールで168.63.129.16[3]からVMに対し、ポート22および3389のトラフィックを許可すれば、Azure BastionのDeveloper SKUでVMに接続することができます。Azure BastionのDeveloper SKUでは一度に1つのVMしか接続できないので、2つ目のVMに接続すると、1つ目のVMへの接続は切れます。

おわりに

Developer SKUだとBastion用のサブネット(AzureBastionSubnet)も不要なので、無料でサクッと作れてサクッと使えるので、まさに検証とか開発のときは便利ですね。機能差異は以下サイトに記載されているので、これ見つつ利用シーンを検討したいと思います。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/bastion/configuration-settings#skus

脚注
  1. https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/bastion/configuration-settings#developer-sku ↩︎

  2. https://github.com/hashicorp/terraform-provider-azurerm/blob/main/CHANGELOG-v3.md#31060-may-31-2024 ↩︎

  3. https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/what-is-ip-address-168-63-129-16 ↩︎

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