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SlackワークフローでThanksチャンネルを運用して1年半が経ちました

2023/12/02に公開

お疲れ様です。ポート株式会社 サービス開発部でフロントエンドエンジニアをしているフジタです。この記事では去年から社内で運用しているThanksチャンネルについて書いていきたいと思います。

Thanksチャンネルとは

ポート株式会社では社内でのコミュニケーションツールにSlackを使用しています。
Thanksチャンネルとは社員の活躍や感謝をSlack内で可視化できるようにお互いに感謝を送り合うためのチャンネルのことです。

2022年2月頃、コミュニケーションを活性化の目的として、就活会議チームCollaというSlackアプリを試験導入しました。そしてほぼ同時期にサービス開発部全体でThanksチャンネルの使用も始まりました。

2023年12月現在、就活会議チームではCollaを本格的に運用しており、サービス開発部全体でも感謝を送り合うためのThanksチャンネルを運用し続けています。

https://www.colla.jp/

何を使用して実現したのか

運用を開始するにあたって

  • 投稿内容を後日振り返られるようにスプレッドシートに集約したい
  • フォーマットを決めて投稿しやすくしたい
  • なるべく実現のための工数を少なくしたい

という気持ちがあったため最初はSlackワークフローで実現することにしました。

どうやって作ったのか

当時作成したワークフローは2023年6月28日からレガシーワークフローになり、2024年9月12日に動作を停止してしまうためこのタイミングで新しいワークフローに移行していこうと思います。

なので以下の作成方法は新しいワークフロービルダーでの作成方法になります。

https://slack.com/intl/ja-jp/help/articles/16787711643411-ワークフロービルダーの新しいバージョンへのレガシーワークフローの移行

各ステップを追加していく

Slackワークフローで用意されているステップを諸々追加してThanksチャンネルの投稿ワークフローを作成していきます。

「情報をフォームで収集する」ステップ

ステップ一覧から「フォーム」を選択し「情報をフォームで収集する」ステップを追加します。
フォームの追加内容は以下の通りです。

回答形式 質問内容 必須?任意?
メンバーを選択 感謝を伝える相手は? 必須
段落 メッセージを入力しましょう 必須
1行テキスト 参考のURL 任意

他にも質問の下に表示する「ヒント(任意)」や「デフォルトのオプション」など設定する項目があるので必要に応じて設定します。

設定するとプレビューが以下のような表示になります。

チャンネル名にメッセージを送信する

次はステップ一覧から「メッセージ」を選択し「チャンネルへメッセージを送信する」ステップを追加します。

メッセージにはフォームで収集した内容もパラメータとして含めることができます。
今回はシンプルに以下のようにしてみました。

スプレッドシートに追加する

投稿された内容は後から振り返りしやすいようにスプレッドシートに集約されるようにします。

ステップ一覧から「Google Sheets」を選択して「スプレッドシートに追加する」ステップを追加します。
シートを選択するとスプレッドシートの1行目に追加している項目を自動で表示してくれるので、フォームで収集した内容のパラメータを1つづつ入れていきます。

送信日時について

エラー発生

あとはテスト投稿して完了だと思ったらエラーが発生してしまいました。
ワークフローの作成画面からアクティビティログが確認できるので確認してみるとSend a message to a channel failed to start due to an invalid parameter. Please check the configuration for this step or report the issue to Slack.というエラーが発生しているようです。

「チャンネルへメッセージを送信する」ステップのパラメータを再度入力し直したら解決したので、「チャンネルへメッセージを送信する」ステップにパラメータを追加してからフォームステップの入力内容を色々変更したのが原因だと思います🥲

送信できた

おわりに

Thanksチャンネルを1年半ほど運用して、

  • お寿司の数を1〜5個で選べるようにしたことで意図せずお寿司の数 = 感謝の大きさに見えてしまう
  • Slackのユーザーグループ宛でも送りたいニーズがあった

など様々な課題が見えてきました。

当時は工数の兼ね合いもありSlackワークフローで作成しましたが、1年半運用したことで「投稿内容をリッチテキストにする」や「会社のパーパスに沿った内容の場合にタグ付けする」など追加したい機能が増えてきたので、FirebaseとReactを使用した社内ツールへの移行も検討しています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

他にもポート株式会社のアドベントカレンダー記事が公開されていますので興味があれば覗いてみてください!
https://adventar.org/calendars/9156

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