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AWSのCI/CD環境でS3を使う際のS3の設定のベストプラクティス相談

ふじしろふじしろ

メモ:回答が分割されたので後で整理

Q:
AWSでCI/CD環境を構築しようとしています。
CodePipelineのソースとして使用するS3に対する設定のベストプラクティスを検討して提示してください。

A:
以下は、CodePipelineのソースとして使用するS3バケットに対する設定のベストプラクティスです。

  1. バージョニングの有効化: バケットのバージョニングを有効にすることで、オブジェクトの歴史バージョンを保存することができます。これにより、オブジェクトを誤って上書きしたり削除した場合でも元の状態に戻すことができます。
  2. デフォルトの暗号化を有効にする: バケット内のすべてのオブジェクトに対して暗号化を適用します。これにより、保管中のデータを保護することができます。
  3. 適切なIAMロールとポリシーの使用: 少なくとも以下の3つのポリシーを設定することをお勧めします。
  4. バケットポリシーを適用する: 適切なバケットポリシーを設定することで、特定のIPアドレスやリファラーからのアクセスを制限することができます。
  5. Amazon S3 Transfer Accelerationを利用: グローバル環境でデータをアップロードする際に、S3 Transfer Accelerationを利用することで高速化できます。
  6. オブジェクトライフサイクルポリシーを設定する: 頻繁にアクセスされないオブジェクトや古いバージョンのオブジェクトを自動的にアーカイブまたは削除することで、ストレージコストを削減できます。
  7. コストを監視する: S3バケットの使用状況を監視し、コストが予算を超えないように調整します。AWS BudgetsやAWS Cost Explorerを活用することでコストを追跡できます。
  8. ログの有効化: S3バケットへの全てのアクセスリクエストが記録されるように、サーバーアクセスログを有効にします。ログは、セキュリティ監査や使用状況分析のために役立ちます。

これらのベストプラクティスに沿ってS3バケットを設定することで、セキュリティの向上、コストの削減、パフォーマンス最適化が実現できます。

Q:
3の詳細が表示されていないので、そこだけ改めて表示してください。

A:
申し訳ありません。詳細化して以下に紹介します。
IAMポリシーに関して最低限以下のような設定を各アクターに適用することをお勧めします。

  1. CodePipeline用IAMポリシー: 最低限、S3バケットからオブジェクトを読み取る権限と、配信済みデータにアクセスする必要があります。このポリシーにより、CodePipelineサービスがS3バケットにアクセスできるようになります。例えば次のようなポリシーになります。
{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "s3:GetObject",
                "s3:GetObjectVersion",
                "s3:GetObjectVersionTagging"
            ],
            "Resource": "arn:aws:s3:::your-bucket-name/*"
        }
    ]
}
  1. プロジェクト関係者用IAMポリシー: プロジェクト関係者はバケットやアプリケーションの構成を管理できる必要があります。最低限、プロジェクト関係者にはリスト、読み取り、書き込み、削除などの権限を与えます。ただし、適切なセキュリティを確保するため、必要最低限の権限に制限します。
{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": "s3:*",
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::your-bucket-name",
                "arn:aws:s3:::your-bucket-name/*"
            ]
        }
    ]
}
  1. 監査ログ用IAMポリシー: セキュリティ監査の目的で、特定のユーザーやグループにS3アクセスログの閲覧権限を付与することが重要です。これにより、異常なアクセスや不適切な操作を追跡できます。
{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "s3:GetObject",
                "s3:ListBucket"
            ],
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::your-log-bucket-name",
                "arn:aws:s3:::your-log-bucket-name/*"
            ]
        }
    ]
}

これらのポリシーは、AWS Identity and Access Management (IAM) を使用してユーザーやグループ、及びロールに適用することができます。IAMポリシーを適切に設定することで、アクセス制御を強化し、セキュリティを向上させることができます。

Q:
ありがとうございます。
ベストプラクティスの8つの設定について、その設定がもたらす効果に応じて以下の項目に分類してください。

  • セキュリティの向上
  • コストの削減
  • パフォーマンス最適化

A:
以下に、ベストプラクティスの設定をセキュリティの向上、コストの削減、パフォーマンス最適化の観点から分類します。
セキュリティの向上:
• バージョニングの有効化 (1)
• デフォルトの暗号化を有効にする (2)
• 適切なIAMロールとポリシーの使用 (3)
• バケットポリシーを適用する (4)
• ログの有効化 (8)
コストの削減:
• オブジェクトライフサイクルポリシーを設定する (6)
• コストを監視する (7)
パフォーマンス最適化:
• Amazon S3 Transfer Accelerationを利用 (5)
これらの設定を適切に適用することで、セキュリティの向上、コストの削減、そしてパフォーマンス最適化を実現できます。