【MySQL8.0】COUNTが0件の結果も取得したい!
結論
サブクエリ等を使うことで解決できる
参考
GPTにきいた場合
Q mySqlのcount, group byを使用した際に0件のカラムも取得する方法を列挙
A MySQLでCOUNT
とGROUP BY
を使用して、0件のカラムも取得する方法をいくつか説明します。
-
LEFT JOIN
を使用する方法:SELECT t1.column_name, COUNT(t2.column_name) AS count FROM table1 AS t1 LEFT JOIN table2 AS t2 ON t1.id = t2.table1_id GROUP BY t1.column_name;
上記のクエリでは、
table1
とtable2
をLEFT JOIN
しています。table1
の各行に対して、table2
の対応する行をカウントします。LEFT JOIN
によって、table2
に対応する行が存在しない場合でも、table1
の行は結果に含まれます。 -
UNION
を使用する方法:SELECT column_name, COUNT(*) AS count FROM table_name GROUP BY column_name UNION SELECT column_name, 0 AS count FROM table_name WHERE column_name NOT IN (SELECT column_name FROM table_name);
上記のクエリでは、まず
COUNT
とGROUP BY
を使用してカウント結果を取得します。そして、UNION
を使ってカウントが0の行を追加します。WHERE
句とNOT IN
を使用して、カウント結果に含まれないカラムを抽出します。 -
サブクエリを使用する方法:
SELECT t1.column_name, IFNULL(t2.count, 0) AS count FROM table1 AS t1 LEFT JOIN ( SELECT column_name, COUNT(*) AS count FROM table2 GROUP BY column_name ) AS t2 ON t1.column_name = t2.column_name;
このクエリでは、サブクエリを使用して
table2
のカウント結果を取得します。そして、LEFT JOIN
を使用して、カウント結果に含まれないtable1
の行を取得します。IFNULL
関数を使用して、カウントがNULLの場合に0を返すようにします。
これらの方法を使用することで、COUNT
とGROUP BY
を実行した際に0件のカラムも含めた結果を取得することができます。
Q 列挙した方法のうちパフォーマンス的に優れる手法を説明付きでランク付け
A 以下に、列挙した方法をパフォーマンス的な観点からランク付けします。
-
サブクエリを使用する方法:
この方法は比較的効率的です。サブクエリを使用して必要なデータを取得し、LEFT JOIN
を使用して結果をマージします。ただし、サブクエリの結果セットが大きくなると、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。 -
LEFT JOIN
を使用する方法:
LEFT JOIN
を使用する方法も一般的に効率的です。テーブルを結合し、不足しているデータも取得します。ただし、テーブルのサイズが大きくなると、結合のコストが増えるため、パフォーマンスには注意が必要です。 -
UNION
を使用する方法:
この方法は比較的単純ですが、パフォーマンス的には他の方法よりも劣ります。UNION
によって結果セットが重複するため、処理が増えます。また、NOT IN
句を使用しているため、効率的なインデックスの使用が制限される可能性があります。
上記の順位付けは一般的なケースに基づいていますが、実際のデータベースの構造やサイズによって結果が異なる場合もあります。パフォーマンスを重視する場合は、具体的なデータベースの状況に応じて適切な手法を選択することをお勧めします。また、クエリの実行計画を調べることで、最適な手法を見つけることもできます。
Q count, group byを使用した際に0件のカラムを通常では取得できない理由を解説
A COUNT
とGROUP BY
を使用して0件のカラムを通常では取得できない理由は、データベースの動作原理に関連しています。
GROUP BY
は、指定したカラム(またはカラムの組み合わせ)に基づいてデータをグループ化する操作です。そして、COUNT
は各グループ内の行数を計算する関数です。
データベースでは、GROUP BY
を使用することで、結果セットはグループごとにまとめられます。そして、グループに該当する行が存在しない場合、そのグループは結果セットに含まれません。つまり、グループごとのカウント結果が0件の場合、そのカラムは通常は結果セットに表示されません。
これは、データベースが集計操作を行う際に、効率的なデータ処理を行うための最適化手法の一つです。0件のカラムを含めるためには、グループ化された結果セットに含まれない行も取得する必要があります。
そのため、通常では0件のカラムを含めるためには、補足的な手法が必要となります。先程述べた方法(LEFT JOIN
、UNION
、サブクエリなど)を使用して、0件のカラムを取得することができます。これらの手法を使うことで、結果セットにグループごとに0件のカラムを含めることができます。
Q LEFT JOIN、UNION、サブクエリなどを使用して、0件のカラムを取得することができる理由を解説
A LEFT JOIN、UNION、およびサブクエリを使用して、0件のカラムを取得する理由を以下に解説します。
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LEFT JOIN:
LEFT JOINは、左側のテーブル(主となるテーブル)の全ての行を含みながら、右側のテーブル(参照テーブル)との結合を行います。結果として、右側のテーブルに該当する行が存在しない場合でも、左側のテーブルの行は結果セットに含まれます。これにより、LEFT JOINを使用することで、0件のカラムも結果セットに取得することができます。 -
UNION:
UNION演算子は、複数のSELECTステートメントの結果セットを結合します。UNIONを使用する場合、結果セットは重複を排除して結合されます。そのため、最初のSELECTステートメントでグループ化された結果セットに含まれない行も、2番目のSELECTステートメントで明示的に追加することができます。このように、UNIONを使用することで、0件のカラムを含めた結果セットを作成することができます。 -
サブクエリ:
サブクエリを使用する場合、内部のSELECTステートメントによって別の結果セットを取得します。サブクエリの結果セットは、外部のSELECTステートメントと結合されます。サブクエリによって、グループごとのカウント結果を取得することができます。そして、外部のSELECTステートメントでは、サブクエリの結果セットをLEFT JOINなどを使用してメインのテーブルと結合します。結果として、0件のカラムを含む結果セットを得ることができます。
これらの手法は、グループ化された結果セットに含まれない0件のカラムを追加するための手段として利用されます。それぞれの手法は異なる方法でデータを結合し、欠落している行を補完することで、0件のカラムを取得することができるのです。
GPT-4に聞いてみた
MySqlでCOUNTとGROUP BYを使用して0件のカラムを通常では取得できない理由は、MySqlの動作原理に関連しています。
MySQLの公式ドキュメントには、GROUP BYの動作について詳細な説明があります。ドキュメントによると、GROUP BYを使用すると、指定したカラム(またはカラムの組み合わせ)に基づいてデータがグループ化されます。そして、各グループの結果は単一の行として返されます。
さらに、ドキュメントによると、結果セットの行は、GROUP BYの対象となるカラム(または式)の組み合わせによって一意に識別されます。つまり、GROUP BYの結果セットには、グループ化されたカラム(または式)の組み合わせが存在しない行は含まれません。
これにより、GROUP BYを使用した際に、グループごとのカウント結果が0件の場合、そのカラムは通常は結果セットに表示されません。データベースは、集計操作を行う際に、効率的なデータ処理を行うための最適化手法の一つとして、結果セットの最適化を行います。そのため、0件のカラムを含めるためには、追加の手法を使用する必要があります。
なお、公式ドキュメントでは具体的な0件のカラムを取得する方法についての言及は見つかりませんでした。
【根拠】
MySQLの公式ドキュメントにおけるGROUP BYの説明:
MySQL 8.0 Reference Manual: GROUP BY Modifiers
group by句の挙動
- 指定したカラム(group by <指定したカラム>)に基づいてデータをグループ化する
- 集計結果をグループ毎に単一の行で返す
- 結果セットの行は対象カラムの組み合わせによって一意に識別されるため組み合わせが存在しない場合、その行は出力されない。
言われてみれば当たり前のことなんだけど、じゃあどうすればいいか、という部分について調べた結果をメモしたもの
2023/06/25記事化↓