Voltaを導入した話
Voltaとは
Node.js・npm・yarnなどのバージョン管理を行うことができます。
導入に至った経緯
実務の中で最新のViteの開発環境の作成をしていたときに、Node.js v18以上を使わないといけないという壁にぶつかりました。
チームメンバーのNode.jsのバージョンもまちまちだったため、全員の環境にバージョン管理ツールを導入することにしました。
ツールの選定は、
①Mac・Windows両方で使える
②プロジェクトごとにバージョン管理ができる
を基準として考えました。
①Mac・Windows両方で使える
公式サイトにもUniversalとあるようにOSに関係なく使用することができます。
⚡ Universal
No matter the package manager, Node runtime, or OS, one command is all you need: volta install.
(パッケージ マネージャー、ノード ランタイム、OS に関係なく、必要なのは 1 つのコマンドだけです。volta install)
各OSでの導入方法をご紹介します。
macOS
以下コマンドを実行することでインストールされます。
curl https://get.volta.sh | bash
以下コマンドでバージョン確認で返答があれば成功です。
※ターミナルを再起動する必要があるかもしれません。
volta -v
Windows
公式サイトにあるインストーラーからインストールします。
②プロジェクトごとにバージョン管理ができる
コマンドを実行することでプロジェクト毎にバージョン指定が可能です。
バージョンを指定する
プロジェクトのディレクトリで以下コマンドを実行します。
volta pin node@18.13.0
上記を行うことで該当のプロジェクトのバージョンが指定されます。
プロジェクトのpackege.json
を確認すると以下のような記述が追記されています。
"volta": {
"node": "18.13.0"
}
このpackage.jsonをメンバーに共有し、npm install
を実行することで各環境のバージョンが統一されます。
この機能を使用すると、既存の古い環境では古いバージョンのNode.jsを新しい案件では最新のNode.jsを使用することができます。
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