飲食店の発注管理アプリ ~要件定義編~
発注管理アプリ
個人開発で飲食店で働いている方が業者さんへの注文を行う際に使用するアプリを作成しようと思ったので、取り組んだ事として記事にしてみました。
なぜ作ろうと思ったか
知り合いで飲食店を経営兼、料理人されている方とお話しした際に、「業者への発注方法がFaxのところがあるので、自分達のタイミングで注文できなかったり、注文に時間がかかったりする。なので注文を簡単にできるようにしたい。」とお話しを受けました。
私自身この方の作る料理も、この方の接客、人柄も好きなので、もっと料理やサービスを提供できる時間に費やして欲しいと思い、今回のアプリを作成することに決めました。
また、自分自身のスキルアップとしてもいい機会だと思ったのも理由の一つです。
現状整理
現在の問題点
- 業者への発注方法がFaxで行う必要があり、時間とストレスがかかってしまう。
- その他にも、mailやLINEなどそれぞれの発注方法があり同じ方法で注文したい。
- 原価を調べて、メニューの金額を決めるのですぐ確認できるようにしたい。
今回のプロダクトを「プロダクトマネジメントのすべて」を参考に4つのCoreを整理しました。
※要約もしたのでお時間ある方は読んでみてください。プロダクトの4つのCore
Core
Coreはプロダクトの核となるもの。
具体的な成果物はプロダクトの世界観(ミッションとビジョン)
- ミッション
「飲食業界で働く人々が、課題に直面しながらも、より良いサービスを提供することができる環境を創造する」 - ビジョン
「飲食店にいらしたお客様が本当に心から満足し、サービスに感謝の気持ちを持つ、温かい雰囲気の溢れる飲食店を目指す」
Why
プロダクトのWhyでは、「誰」を「どんな状態にするか」、「なぜ自社(自分)がするのか」というプロダクトの実現する目的を検討する。
- 誰をどんな状態にするか
->飲食店で働いている人が小売業への注文を効率化する。 - なぜ自分がやるのか
->プログラミング技術が多少あるから
->課題を持っている人とコミュニケーションがよく取れるから
->課題を解決したいと思いがあるから
What
Whatはプロダクトによる解決策。
Whatでは何を作り、どのような優先度で取り組むのかを検討する
具体的には下記を作成する。
- ユーザー体験
- ビジネスモデル
- ロードマップ
今回はユーザー体験について深ぼる。
ユーザーを理解する
- アプリをどこで使う?
- キッチン
- 車
- 店内 - どんなシーンで使う?アプリを使用するまでの流れ
- 値段設定する時
1.「今回仕入れた肉っていくらだっけ?」
2.履歴を確認
3.最近注文した履歴から日付かカテゴリ、業者から確認
4.注文した履歴を見つけたら、詳細確認。
5.仕入れた肉の値段が確認できる。 - 発注する時
1.「在庫確認しよう」
2.店舗からの注文
3.「履歴から確認するか」
4.履歴内容を見る
5.「履歴の内容を少し変更して発注しよう」
6.編集画面
7.発注項目確認
8.「卵見てみるか」
9.卵は3パックどのくらい必要だろう?
10.「入力しよう」
11.項目から卵を探す
12.「3パック」
13.「次はチーズ」
14.「2パック」
15.よし完了
16.確認画面へ進む
17.「発注もれはないかな?」
18.項目確認
19.「よし送信」
20.送信完了
21.「送信できたかな?」
22.発注内容がLINEに届く
23.「大丈夫そう。発注完了!」
- 値段設定する時
ユーザーのゴール
発注や在庫確認によるストレスをなくして、より良いサービスを提供する
- ユーザーが達成できるもの
- 注文を一元管理ができる
- 原価を確認して値段設定が容易にできる。
- 在庫確認(棚卸し)
- ユーザーが感じるもの
- Faxや電話など時間がかかる注文方法なので、スマホ1台で簡単に注文して他の業務に集中できる。
- 他の業務に集中できる。
- 人生に彩りを与えるもの
- 美味しいご飯やサービスをより沢山の人に届けて笑顔にしたい。
その他の情報
- 1ヶ月にFaxはどのくらい使うのか?
->月に2~3回。多くて5~7回。 - 注文項目の変動は?
->年に数回。
How
プロダクトのCoreからWhatで見てきた内容について「どのように実現するのか」を検討する。
今回は、発注先の業者さんへの導入も考えると、対応できない業者さんもある可能性もあるため、状況が変わらなくなりそうなので、発注する側のみ使用するアプリとして考える。
達成したいこと
- 効率化のシステム
- 時間短縮
- FAXを送る時間帯
- 原価からの値段設定が容易にできる
最低限必要な機能
- ログイン・ログアウト
- マイページ
- 個人情報
- 紐づける店舗
- 店舗ページ
- 店舗情報
- 紐づいてるスタッフ
- 業者ページ
- 発注方法
- 発注種類
- 発注ページ
-発注
- Fax
- Mail
- Line- 発注履歴
- 発注履歴から再発注
課題点
- FAXをどのようにアプリから送るか。
-
メールからFAX送るサービスを入れたらいけそう
- 注文書通りに作成
- メール送る
- メール→Faxに変更してくれるサービス使う
- Faxが送られる
- 参考サービス
-
リモートメール
- スマホ 1ヶ月20枚 月額330円
- スマホ 1ヶ月35枚 月額550円
- スマホ 1ヶ月75枚 月額2200円
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リモートメール
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- 注文項目入力
- 店舗が増えるごとに注文項目を手打ちで入力するのは大変
- 解決方法
- 文字起こしライブラリを使用
- CSVインポート
- バーコードスキャン
- 手書き入力支援する機能使用
自分の学習の為にも、フロントエンドはReact.js、バックエンドはRuby on RailsかLaravelで作成したい。
Reactだと文字認識に必要なライブラリは下記があるらしい。
- react-tesseract
Tesseract.jsのReact統合ライブラリ
https://hf-labo.net/react-tesseract-js/
CSVインポートだとRuby on Railsでできるらしい。
後々実装すること
- 仕入れの確認
- 棚卸し
要件定義終了
以上で今回実装する用件定義は終了し、次回はデザインの記事を投稿します!
長々と最後まで読んでくれた方ありがとうございました!
まだまだプロダクト作成について初学者なので、間違った認識していることもあると思います。
良いプロダクトを作っていきたいので、先輩方アドバイスよろしくお願いします🙇♂️
※デザインの記事投稿しました!
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