『ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門 』のススメ
紹介する書籍
2023年10月18日発売の「ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門」になります。
店頭にも並ぶと思いますので、是非手に取って読んで見てください。
おすすめしたい読者
ChatGPTやLangChainを触りたい方の最初の一冊におすすめです。
簡単なpythonが出てきますので、pythonがわかると良いですが、それほどコーディングは多くはありません。
pythonを勉強しながらでも触れると思います。
ちなみに初書評です。
著者のスキル
私も普段ChatGPT や GitHub Copilotを触っていますが、単なる入力するだけで、開発目線でアプローチはしたことがありません。
ChatGPT関連書籍は何冊か読みましたが、本当に手を動かして勉強するのはこの本が最初ではないでしょうか?
Why 最初の一冊?
最初の時ってどの情報から触れれば良いかわからないものです。
特に公式を読んでも、
いきなり作りたいものが作れる人は稀
で、なかなか初心者にはハードルが高い技術がほとんどじゃないでしょうか?
この手の本は何冊か読みましたが、他の書籍がChatGPT / LangChain の簡単な技術の紹介か、環境構築がメインのリファレンス本が多い中、この書籍は
『チャットシステム構築』というタイトル通り、この書籍を一通り手を動かせば生成AIを使用したチャットシステムを構築できるようになるハンズオン本です。
色々アカウントを作ったりするのでそこで手間取る方もいるかと思いますが、そこを乗り越えればシステム構築ができますので、
是非頑張って最後まで読んで欲しいと思います。
環境も比較的に安価に構築できるものを選んでいるので、気軽に手を動かせると思います。
個人的になるほどって思ったポイント
個人的になるほどって思ったポイントを紹介します。
色々あるんですが、特に印象に残ったものを紹介します。
第2章 プロンプトエンジニアリング
言葉だけは聞いていて怪しい印象のこの言葉
あやしくないよ。理屈を突き詰めると色々できるようになるんだよ っていう解説のところでニヤニヤします。
実際私も怪しんでましたが、理屈が書かれているので少しは印象が良くなる?んじゃないかなと
第4章 LangChainの基礎 /第5章 LangChainの活用
第3章までは触りの印象でしたがこの章から本格的にLangChainの解説になります。
見慣れない専門用語が頻発するので、第6章、第7章で手を動かしてから戻ってくるなど、ここはじっくり腰を据えるのが良いとは思います。
それだけしっかり書かれています。図や解説も多い。著者もしっかり伝えようという意思が伝わります。
第9章 LLMアプリの本番リリースに向けて
単なるハンズオンが本番リリースすることまで気にしてくれる。世の中に出すのに必要なことを教えてくれる。ここは絶対に読んだ方が良いです。
読後
ここのところ色なサービスにVector Index(紹介されているMomentoもリリースされてます) が搭載されてきているので、Pineconeを置き換えるのも面白そうで、
Vectorも文章だけでなく、色々なモデルが応用できると思うので、そういう深掘りも良さそう
Slackアプリをベースに応用が聞くので、色々おもちゃにすることができるのがありがたい。
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