Shopify Editions 2025 Summer | 気になったアップデートのご紹介
この時期はお待ちかねのShopify Editionsですねぇ(?)
今回のアップデートは特に目新しいものも多く面白い内容だったので、気になるところを少しだけPickupいたしますのでぜひご確認ください。Shopifyテーマ関連
新テーマ!!
Rise以来の新テーマの到来です。しかも今回は一度に10このテーマが公開されており、まだ全て確認できていないほどボリューミーなアップデートになりました。
特に着目しているのは「新しいお客様アカウント標準搭載」と「Blocks標準実装」の2点です!
新しいお客様アカウント標準搭載
去年ごろからざわざわし出していたお客様アカウントの新旧移行についてですが、なんだかんだめんどくさいから移行はいいかなーと思い忘れかけていた中でのテーマ標準搭載になっておりました。
実際にテーマを入れてみると、「新しいお客様アカウントじゃないとテーマ公開できないよ〜」という警告が出るので、新テーマを使いたい場合は以降が必要になります。
参考資料
→ユーザーからは返品処理をマイページからできる、ログイン時にパスワードがいらないなどメリットの大きい機能ではありますが、反対に開発者やアプリベンダーから見ると「旧マイページでできていたあれやこれができなくなってる」という大改修祭りになっていそうな予感です。
Blocks標準実装
前回のアップデートで日の目を浴びたBlocksですが、Horizonのテーマに標準搭載されておりました!
→いわゆるテーマカスタマイズ時に「セクション→スニペット」という2階層でしか実現できなかったカスタマイズを「セクション→スニペットグループ→スニペット」という3階層の実装ができるようになったというアップデートになります。
出典:https://shopify.dev/docs/storefronts/themes/architecture/blocks
既存ストアからしたら痒い所に手が届く設計になり、新規でShopifyを利用するユーザーにとっても、EC選定や移管時にShopifyが選ばれやすくなりそうだなと思います。
機能関連
めっちゃありがたいディスカウント
顧客セグメントに対して自動ディスカウントが適用できるようになっていてびっくりしました!
→今まで自動ディスカウントで顧客をすぼることができず苦渋の決断でコードタイプのディスカウントを選択された人も多いかと思います。
※ちなみに弊社でもコードタイプを自動でディスカウント適用できるようにLiquidとJSだけで調整しようと思った時期はありました。これはデバッグも本番稼働も難しいのでお勧めしません。お金出してアプリ使うかShopify Functionsで作るかの方がいいです。
セグメントを使用する→ディスカウントを選択
作成したディスカウントに対象セグメントが!!これはめちゃいい。気づかなかっただけだとしても今気づけてよかった
具体的な使い道で一個考えているのは、卸売価格の表示で顧客セグメントごとに卸価格を変化させられるので簡易的なToBサイトを作成できるんじゃなかろうかと思います。
(請求書系もQuick Order Printer Proで代用できるし)
この辺のチャレンジは追って記録上げます。
やはり時代はAI
ついにShopifyテーマもAIがセクション作ってくれる時代が来た気がします。
エンジニアいらずでテーマをカスタマイズできるのでより一層投資をかけることができる点はいいことですね。逆に個人事業でShopifyカスタマイズをしている方達にとっては、戦略を変えていかないと生計にも影響が出てきそうですね。
管理画面側にもSideKickという機能はあるものの、個人的にはまだ足りないなという印象。
レポートやコレクション作成などしてくれる機能はありそうだが、そのレベルであればまだ使い道としては浅い。
個人的にはこの機能の最終点は「定時的にレポートを更新して作り続けてくれる」「定期的にコレクションの中を再作成してくれる」など、人が毎日やるルーティン業務へのコミットができるようになると、SideKickの良さが十分に出ると思います。
多分すぐ実装されそうな気がしていますが、今後の進化に期待してます。
まとめ
少しだけの紹介でしたが、なかなか実用性のある機能が導入されていてShopifyの本気さを確認できました。
これからも(特にPOS分野)進化を楽しみにしながら、今の機能にもおいていかれないように調査を続けていこうかと思います。
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