kiroの新料金プランを調べたら、初期ボーナスがしれっと消費されていた件
概要
「kiroをそろそろ本格的に触ってみよう」と思っていた矢先、Xで SimSta2 さんが料金プラン変更の可能性を示唆する投稿をしていました。
課金が発生すると怖いので、早速調べてみました。
先に結論
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新料金プランの対象者
Q Developer サブスクリプションを持たないユーザー(Google / GitHub / AWS BuilderID ログイン)が対象。
月間利用枠は「Vibe 50件・Spec 0件」。
新料金開始後14日間は全ユーザーに「Spec 100件・Vibe 100件」のウェルカムボーナスあり。 -
利用状況の確認方法
Kiro v0.2.13 以上で、エディタ右上プロフィールから確認可能。
自分の利用枠と消費状況が可視化される。
Upgrade Plan から有料プラン選択可だが、全プランで超過利用は Pay-per-use 課金。 -
Q Developer Pro IDでのログイン効果
IAM Identity Center の Q Developer Pro 付与IDでログインすると、Kiro Plan の利用枠表示が消え、(おそらく)課金対象外扱いになる。 -
セッション保持
アカウント切り替えをしても、IDE 上の Kiro セッションは維持される。 -
注意点
無料枠消費後は自動的に従量課金になるため、利用頻度の高いユーザーは特に注意。
詳細
対象となるユーザー
Q Developer のサブスクリプションを持たない場合、新料金モデルに移行します。
Google / GitHub / AWS BuilderID アカウントでログインしている場合は対象。
(筆者は GitHub アカウントで WaitList 時のコードを利用しており、対象でした)
- 月間利用枠: Vibe 50件 / Spec 0件
- 新料金開始から14日間はウェルカムボーナスとして「Spec 100件・Vibe 100件」付与
利用状況の確認方法
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必要バージョン: Kiro v0.2.13 以上(Help → About で確認可能)
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手順
- エディタ右上のプロフィールアイコンをクリック
- 利用状況をモニタリング可能
(筆者はフリープランで、すでにVibeを半分以上消費済み…)
- エディタ右上のプロフィールアイコンをクリック
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プラン変更
Upgrade Plan から有料プランを選択可能。
ただし 全プランで超過利用は Pay-per-use 課金。
Q Developer Pro IDでのログイン
Kiro Plan の全プランには Pay-per-use があるため不安を感じ、Q Developer Pro を付与している IAM Identity Center ID で再ログインしてみました。
この状態でプロフィールを確認すると、利用枠や消費量の表示がなく、(おそらく)課金対象外として認識されているようです。
再ログイン時のセッション
アカウントを切り替えても、IDE 上のセッションは保持されており、作業内容は失われませんでした。
今後と感想
Amazon Q Developerの利用促進が目的なのか、若干kiroのPlanが不利に見えました。今後、この状態で利用して問題なく使えるかなどは不明です。
個人的にはQ Developerをサブスクリプションしていたらkiroも利用可能(or その逆)だといいなと感じているのですが、どうなるんでしょうね?
追記2025/08/18
個人利用だと従量課金が怖いなーと思っていたら、disable overagesが初期設定で推奨されていたので、プラン変更時に設定するのがよさそうだ。
Fixed costs: Select the plan that covers your peak usage and disable overages. Usage pauses at your monthly limit and resets the following month.
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