単体テストも含めてテストには何があるかを知りたかったので、「フロントエンド開発のためのテスト入門」を読んでみた
はじめに
「フロントエンド開発のためのテスト入門」という本を読んだので、その内容をまとめます。リンクは以下から。
本の概要
この本はフロントエンド開発におけるテストについて、単体テストからE2Eテストまで幅広く解説されています。
テストの基本と単体テスト(1~3章)
Jestを用いたフロントエンドテストについて解説されています。すでにJestを用いたテスト経験がある方は3章は読み飛ばしてしまっても良さそうです。
モックとスタブ(4章)
Jestのモック機能について解説されています。モックについてはあまり知らなかったので勉強になりました。
コンポーネントテスト(5章)
コンポーネントをどうテストするか、要素にどうやってアクセスするか、ユーザーの入力はどうやって再現するのか等が記載されています。
普段Reactを書いているので、ここは大変参考になりました。
カバレッジレポートのみかた(6章)
カバレッジレポートの見方について解説されています。カスタムレポーターというものの存在にも触れていて、ここも勉強になりました。
お気に入りのレポーターを探してみたいと思います。
結合テスト(7章)
フロントエンドの結合テストについて解説されています。
コンテキストをテストしたり、Routerをテストしたり、APIをテストしたりといった具合です。
どこまで結合テストを行うか、というのはプロジェクトによって異なると思うので、ここは参考程度に読んでおくと良さそうです。
ビジュアルとコンポーネントの動作(8~9章)
Storybookを用いたコンポーネントの可視化や、ビジュアルリグレッションテストについて解説されています。
E2Eテスト(10章)
Playwrightを用いたE2Eテストについて解説されています。
総評
ときに、テストコードは開発の障壁にもなることでしょう。
そのとき、チームでどの程度までテストコードを充実させるのかというのを判断するためにも、テストについての知識は必要だと思います。
この本はそういったテストについての知識を得るのにとても良い本だと思います。
個人的おすすめ度: ★★★★★
この本と同じシリーズで、セキュリティ入門の本があったはずなので、そちらも読んでみたいと思います。
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