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mikanOS準備 : QEMUを導入して仮想環境を用意した
概要
この記事ではWSL2上のUbuntuにQEMUを導入し、仮想マシンを起動するところまでを解説します。
導入のきっかけ
WSL2でUbuntuを動かせるようになったので、次は自作OSを動かすためにQEMUを導入しました。
QEMUは「仮想マシンソフト」で、これを使うと本物のPCを汚さずにOSを試せます。
QEMUとは何か?
QEMUは「PCをまるごと仮想的に作り出すソフト」です。
これを使うと、本物のPCを壊すことなく、自作したOSを安全に試せます。
実行環境
Windows11 + WSL2(Ubuntu 22.04)
インストール手順
Ubuntuで以下を実行しました。
sudo apt update
sudo apt install -y qemu-system-x86 qemu-utils
インストール完了確認
下記のコマンドを実行し、バージョンが表示されれば成功
qemu-system-x86_64 --version
QEMUのバージョン表示
試しに起動
下記のコマンドを実行し、試しに起動してみる
qemu-system-x86_64
QEMU画面
つまづきポイント
QEMU画面に「No bootable device」と出ました。
最初は失敗したのかと思いましたが、実はOSをまだ指定していないだけで、これは正常な動作でした。
まとめと次回予告
これでmikanOSを動かす準備が整いました。
WSL2上のUbuntuにQEMUを入れて、仮想マシンが起動することを確認できました。
最初は「No bootable device」と出て焦りましたが、これは失敗ではなく、
「まだOSを指定していないだけ」という正常な挙動でした。
次回はいよいよmikanOSのコードをビルドして、QEMUで自作OSを起動させてみます!
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