AWS SAA(SAA-C03)合格記
2023/03/26にAWS SAA(SAA-C03)に合格したので感想や反省、勉強法やこれから受ける人のために記録を残しておく。
まとめ
書いてみたら長くなったのでまずまとめから。
- 勉強期間
- 約2ヶ月(2023/02~2023/03/25)
- 週に1~2日、2~3時間ずつ
- 教材
- Udemyの【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
- AWS公式の模擬試験
- AWS公式の問題集は前日に解いたくらいでほぼUdemyの教材を使用した
- その他、ハンズオンや動画視聴、実環境での確認などは一切行っていない
- 前提知識
- AWSの構築経験はほぼない
- 現職でAWSを使用しているが別チームらよってインフラは構築済みで、勉強中に追加でCloudFrontを構築したりCloudFormationでCodeCommitやCodeBuild、CodePipelineを構築した程度
- 前職や前々職のインフラもAWSだったがSREチームなど専門部署がいたためほぼ触らなかった。
- AWSの構築経験はほぼない
- 勉強方法
- ひたすら問題を解き、間違えた個所は解説を読んで覚える
- 結果と感想
- 結果720点合格のところ、752点だったので結構ギリギリ
- Udemyの問題と似た傾向の問題が出た、逆にAWSの模擬試験のような傾向の問題は出なかった
- 正直運が良かっただけな気がするので確実に合格したい方は本を買って基礎を固めたり、複数サイトの問題集を解くといいかも
受験経緯
年末に今年度の目標面談[1]があり、SAA取ろうかという話になった。
会社的にAWSを推しており資格習得が推奨される会社である。
しかし、個人的にはそんなに資格に興味が無いので言われたからとるか~くらいのモチベーションだった。
年明け1ヶ月ほどは忙しく時間がとれなかったので、1月末に年度末ギリギリの3/26に受験日を定めて勉強を開始した。
前提知識
まとめにも書いたが、ほぼAWS未経験。
サービス名も有名なものしかわからず、構築経験もないのでベストプラクティスはもちろん、選択肢を出されてもどれが正解なのかわからない状態から勉強を始めた。
そのため、一般のWeb開発経験、オンプレのサーバー構築経験はあれど、AWSなどのクラウド関係のサービスは未経験という状態であった。
情報収集
「AWS SAA」でググるといくつかのブログやサイトがヒットしたが、中でも日々お世話になっているClassmethodさんの以下の記事があったのでそれを参考にすることに。
読んでみると使用した教材はUdemyとAWSの公式模擬試験だけということで同じ方針でいいか~と安易に決めてしまった。
勉強の開始
基本的に残業がない平日と土日に一通り問題集を解くというスタンスで進めていった。
問題集は全65問で初めて解くときは時間がかかってしまうので、最初は2時間程度と時間を決めて1時間ほどで問題を解き、残りの1時間で解説やその先の公式ドキュメントを読むという形で進めていった。
残業がない平日でも疲労がたまっていたり、土日も予定がある日は勉強していなかったので必ずしもそのスタンスを守れていたわけではない。
一度解いた問題は中身を知っているため、2回目以降は早く解けるのでその時に新しい問題集に手を出していった。
その繰り返しでUdemyの問題集1個65問×6個を2~3時間で解けるようになっていった。
問題発生
勉強を進めていくと一度解いた問題は解答を覚えてしまい、解説があいまいでも正解の選択肢を選べるようになってしまった。
特に4択なので覚えたキーワードや選択肢の位置なとで正解を選ぶようになってしまい、全然身について無いなぁと感じるようになっていった。
対策
覚えてしまったなぁと感じた問題に関しては、頭の中で解説を展開するようにし、これこれこういう理由で選択肢〇が正解、と論理的に説明できるようにした。
それでも平日に勉強するときなど疲れていると暗記した正解をパッパッと選択していたのでなかなか克服しがたい問題ではあった。
勉強回数
振り返ってみるとUdemyの問題集1個65問×6個(うち、2個は高難易度問題集)を以下の回数解いていた。
- 1個目:18回
- 2個目:17回
- 3個目:14回
- 4個目:12回
- 5個目:9回(高難易度)
- 6個目:9回(高難易度)
もちろん最初からすべて解けたわけではなく、1個目の1回目は正答率33%、5個目の高難易度の問題も1回目は同じく33%だった。
最終的には1個目は98%、5個目は90%まで解けるようになっていた。
AWSの公式模擬試験
ずっとUdemyで勉強してきた成果を試すためにAWSの公式模擬試験を解くことにした。
公式模擬試験は20問しかないため、試験前日の土曜日に解いて合格率の目安にしようと考えた。
結果、最初に解いたときは45%しかとれず「これは落ちたかなぁ」と落ち込んだ。
まとめにも書いた通り公式模擬試験のような問題は出なかったので杞憂だったのだが、TwitterでSAAのことを検索したりして実際どうなのか他の人の声を聴いたりしていた。
気持ちを切り替えてAWSの公式模擬試験も正答率100%になるまで繰り返し解いて当日に備えた。
試験当日
試験は10時30分に予約していたが余裕をもって30分早くいったところ、待つ必要もなく試験が受けられた。
まずサインと身分証明書の確認(運転免許証と健康保険証の2種類)、その後にデジタルペンでサインする電子署名と写真撮影を行った。
デジタルペンでサインする際、袖や腕がパッドに触れているとNGなようで何回かやり直しをした。
ちなみにピアソンの登録名がローマ字でも日本語の身分証明書で大丈夫だった。
そこまで準備が終わると荷物を鍵付きロッカーに預けて係員に試験室に案内され、PCの前に座った。
持ち込んだのは身分証明書である運転免許証一枚とクリアファイルに収められた受験書類とメモ帳代わりのホワイトボードとホワイトボードマーカー、ロッカーのカギのみ。
デスクには耳栓とヘッドフォンがおいてあり雑音対策がなされていた(使わなかったけど)。
試験中
問題内容は規約上明かせないが、まとめにも書いた通りUdemyの問題と似た傾向の問題が出ていたと思う。
完全に同じではないのでこれはどっちだ…!?と悩む問題もいくつかあった(いまでも答えはわからない…)。
試験時間140分のうち80分ほど使い、1回解いた後、1からすべて見直して答えを変えたりした。
試験後
見直しを終えると5分間のアンケートがあり、それに答え終わるとPCが自動的にログイン画面になる。
そこで試験終了で持ち込んだものをもって退出し、受付で受験書類を渡して確認し、確認が終われば試験終了ということで帰宅した。
試験結果
結果のメールは翌日から5日くらいかかると聞いていたので、不安になりつつ自宅でネットしていたらcredlyというドメインからメールがあり「SAAのバッジを獲得しました!」と記載されていたのでもう結果出たの!?と思いつつ、AWS training and certificationの認定ページを確認したら結果をPDFでダウンロードできるようになっていた。
結果、合格720点のところ752点で合格ということだった。
結果は20時前に来ていたので6~7時間で結果が出たことになる(昔はその場で結果が出ていたらしい)。
反省点
- いきなり問題を解き始めたこと
- もう少し基礎的なところから始めればよかった
- Udemyにもアマゾンにも問題集だけでなくハンズオンや理論説明、対策本などが売られているのでそれらを活用してもよかったかもしれない
- 問題集をUdemyだけにしたこと
- ググってみると無料でも会員登録すれば解ける問題集などあったのでもう少し幅広く問題を解いてみたら良かったかもしれない
- 情報収集にもう少し時間をかけてもよかったかもしれない(社内で聞いてみるとか)
- 勉強機関を2ヵ月としたこと
- 余裕を持ちすぎて少しだれていた部分もあったと思う
- ただ、仕事が忙しいと休日しか勉強できていなかった週もあったので結果的に良かった面もあったと思う
- 参考までに弊社で1ヶ月でSAAとった人もいる(ただし研修中での話)
最後に
久しぶりの資格習得試験で正直勉強面倒だなと思いながらやっていたけど受かってよかった。
まとめにも書いたけど正直運が良かっただけという気がする。
いまのところ同じAssociate系の資格や上位資格を取る予定はない。
が、また目標設定されるかもしれないので取ることになるかも。
その時は今回の反省をもとにまた頑張ってみようと思う。
以上、この記事が誰かの役に立つことを祈って。
-
11月に転職したのと上長が忙しく目標面談が年末になってしまった ↩︎
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