エンジニアの「つどい」のススメ
こんにちは。新卒2年目エンジニアの三浦です。
突然ですがみなさんは会社の同期のやっている仕事、知っていますか?
フォルシアでは、全く決まりや強制ではないのですがいつからか新卒エンジニアは代々同期同士の気軽な情報共有の場を設置して、コミュニケーションをとる習慣があります。
代によって頻度や形式など違いはありますが、私を含む新卒2年目(20期入社)の同期でも「20期エンジニアのつどい」と題して行っており(以下、これを単に「つどい」と呼びます)、個人的にはとてもよい取り組みだと感じています。
今回は、そんな「つどい」について私のおすすめポイントを含めてご紹介できればと思います。
「つどい」って具体的にどんなことやるの?
形式としては
- 頻度は週1回45分
- 内容は技術寄りの情報共有
- その回で話題を一つ提供するメインスピーカー
- もちろん、話したいネタがある人はいつでも好きなタイミングで話題提供してOK
- メインスピーカーはローテーションの持ち回り
となってます。
情報共有というと少し硬い印象を受けるかもしれないですが、同期だけなのでとてもカジュアルな雰囲気でやっています。フォルシアではエンジニア全体の情報共有の場も別にありますが、そこで話すほどでない些細なレベルの話でも共有しています。
具体的な話題としては以下のような感じです。
- 仕事の内外で学んだTips共有
- 最近している仕事の内容共有
- ある程度仕事に関係したお悩み相談
- (たまに)雑談
最近ですと、「CORSで詰まって、こう解決したよ」や「こんなふうにデータを取り出したくて、こんなSQLを書きました」といったことや、このアドベントカレンダーでも近日公開されるような「TypeScriptでこんな型パズルしてみました」という話などを共有しました。
また直接仕事と関連していない、興味で触ってみた技術の話なども共有しています。
やっていることはシンプルですが、社外で同じようなことをしているという話はあまり聞いたことがありません。おすすめできる点が3つあるので、順にご紹介します。
1. 幅広い学びがある
自分とは違うプロジェクト・チームにいる同期から、その中であった学びが提供されるのでかなり新鮮なことも多いです。自分の業務の中だけだと限られた範囲の技術ばかり触りがちになりますが、「つどい」があることで知る機会がなかった技術の話が聞けます。
技術だけではなく、業務の進め方やチームの運用方法などの面でも学びがあり、いい面を自分の業務に取り入れることもできます。
例えば、同期がTipsとして紹介していた「簡単なテキスト操作のためのワンライナーコマンド」であったり、「案件の見積もり作業に当たって注意したこと」などは今の自分の業務の中でも生きている学びでした。
2. メインスピーカーの持ち回りでメリハリが生まれる
メインスピーカーを持ち回るのは結構重要なルールだと思っています。
ただのゆるゆる雑談ではなく、その週担当の、メインで話題を提供する人がいることで、提供者にとっては学びになることを探そうというモチベーションに繋がります。多少はプレッシャーにもなりますが、持ち回ることで二ヶ月に一回くらいの頻度となり、大した負担ではありません。
話題がある人はesaに簡単な資料を用意するので、共有する情報について提供者自身の中で整理でき、また共有することで人から質問がもらえるので、学びも深まります。
3. コミュニケーションが増える
フォルシア内での新卒エンジニアの同期間の情報共有はコロナ以前から行われていましたが、特に今のリモートワーク前提のご時世では、コミュニケーションの機会として真価が発揮されているような気がします。対面でのちょっとした雑談や飲み会などの機会が激減している中、週に一回同期と話す習慣があるのはとても楽しいです。このおかげであまり会えなくても同期の仲が深められていると思っています。
また冒頭の質問のように、一緒に入った同期が今どんな仕事をしているか、なども自然に話せてお互いの頑張りが知れるのも良い点です。
時にはエンジニアだけでなく総合職の同期も参加し、総合職目線の話が共有されたりして新鮮でもあります。週一のとても気軽な同期会、ということでちょうど良いコミュニケーションだと思っています。
まとめ
直接は集まれない、あまり出社しないので雑談も生まれない、そんな中でも仕事の話と雑談の間のちょうど良い塩梅で学びがある、週に一回短時間の同期のコミュニケーションです。
昨年度の末には、1年目の仕事の振り返りをしてそれぞれ共有する会もありました。そんな感じで、気軽に内容をアレンジしても良さそうです。
社外の方が「つどい」ライクなものを実践される際の汎用的なポイントとしては
- 習慣化して定期的に行う会とする
- 内容は準備が負担になりすぎないレベルのものにする
- 気軽に質問してカジュアルな雰囲気を作っていく
といったことを意識していただくのが良いかと思います。
みなさん、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
三浦柾
2020年新卒入社。旅行プラットフォーム部エンジニア。
美味しいコーヒーを手軽に淹れるため、電動グラインダーに手を出そうか悩み中。
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