Zenn
🔍

Responses API のWeb検索の使い方

2025/03/12に公開
OpenAI
tech

Web検索をつかってカレーの材料を表示してみる

新しくリリースされた OpenAI の Responses API を使用し、Web検索結果の取得や加工を試してみました。

この記事では、Responses API を使用して「バナナを使ったカレーの材料」を検索・取得する例を実装し、結果をさらに絞り込む方法をご紹介します。

バナナカレーの材料リストを検索してみる

コード

from openai import OpenAI

client = OpenAI(api_key="<put_your_openai_key>")  # APIキーを設定する

response = client.responses.create(
    model="gpt-4o-mini",
    tools=[{"type": "web_search_preview"}],  # Web検索ツールを有効化
    tool_choice={"type": "web_search_preview"},  # Web検索を強制的に使う（指定しないとAPI側で利用の有無を自動判定する）
    input="バナナを使ったカレーのレシピの材料一覧だけ教えて。複数のサイトから検索してください。",
    store=True # 結果を保存する
)

# レスポンスの確認と結果の表示
if response.status == "completed":
    print("結果を取得しました")

    if response.output[0].type == "web_search_call":
        print("Web検索をしています。")
    else:
        print("Web検索をしていません。")
else:
    print("失敗しました。")

# 検索結果を表示
print(response.output_text)

どのサイトが参照されたのか一覧を表示

annotations = response.output[1].content[0].annotations
print("参照したページの情報: ")
for annotation in annotations:
    if annotation.type == "url_citation":
        print(f"   title: {annotation.title}")
        print(f"   url  : {annotation.url}")

会話履歴を使う

前回取得した検索結果から特定条件で絞り込むことも可能です。以下のコードでは、「ヨーグルトを使ったレシピ」に絞り込むよう指示しています。

実装コード

response = client.responses.create(
    model="gpt-4o-mini",
    input="ヨーグルトを使っているものだけに絞り込んで",
    store=True,
    previous_response_id=response.id  # 前回のレスポンスIDを指定
)

実行時の注意

  • previous_response_id に response.id を指定することで、前回の結果を踏まえて処理を行います。

まとめ

Responses API を使えば、簡単に Web 検索機能を組み込むことが可能です。Enjoy!!

Discussion