CodeBoy2に懸ける思い。
2年前にCodeBoyという、いわゆるMENTAのような、プログラミングを学びたい人が現役エンジニアに指導をお願いするためのCtoCプラットフォームを作りました。
こちらは正直うまく行ってなくて、最初だけ盛り上がって、そのあとは流通が停滞しています。
しかし、信用できる人たちで教えあうプラットフォームを実現したい気持ちは諦めきれず、CodeBoy2を作ることにしました。
CodeBoy2とは
CodeBoy2の実態はFlutter大学の中に埋め込まれたCtoCの指導プラットフォームです。
今までのFlutter大学のように、先生が固定で決まっていて、その方たちだけに教わるという形ではなく、柔軟にいろんな人に先生をしてもらおうというのが狙いです。
サブスクではなく単発で質問したいケースや、集団zoomではなく1on1で質問したい事情がある方にもフィットするのではないかと思っています。
また、「クローズドコミュニティへのこだわり」と「中抜きのビジネスモデルを破壊したい気持ち」という2点がCodeBoy2の開発の背景にはあります。
クローズドコミュニティへのこだわり
僕は、オープンすぎてカオスになってしまうプラットフォームが好きではなく、ある程度クローズなコミュニティを作ることに興味があります。CodeBoyもそのために先生を審査制にしましたし、今回のCodeBoy2もFlutter大学内だけでのクローズドです。
オープンな個人間指導プラットフォームにおける問題点は以下です。
- 怪しい講師も混じる
- それによる講師ガチャが発生
- インターネットは目立ったもん勝ち、ハックしたもん勝ちの側面があるので、レビューが高いから良い講師とは限らない
- 生徒側の民度も低い場合がある
オープンにすると、どうしてもこのような問題が発生します。レビュー機能があれば良いのでは?という反論があるかと思いますが、インターネットに星をつけるレビュー機能が登場してから10年以上が流れており、そういうのはハックされるのが普通です。YouTubeもTikTokも食べログもGoogleMapもハックの方法はあります。あなたが見ている情報はコントロールされている情報なのです。
こういうのをトークンによって解決するのがweb3かもしれませんが、他にもアプローチはあります。
それがクローズドコミュニティです。 狭い世界では、しょーもない奴は淘汰され、素晴らしい人は賞賛され、どんどん活躍していきます。すぐに噂が広まるからです。中学校や高校の恋愛市場をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
Flutter大学というある程度閉ざされたコミュニティ内では、素晴らしい人の素晴らしさはどんどん伝わり、逆に自分のことしか考えていないTakerは距離を取られます。
だから、誰が信用できるか分かるクローズドコミュニティで個人間プラットフォームを行うことで、先ほど挙げたオープンな個人間指導プラットフォームにおける問題点を解消できると考えています。
中抜きのビジネスモデルを破壊したい
もう一点こだわりがあります。中抜きのビジネスモデルを破壊したいということです。
中抜きのビジネスモデルは、優秀な人に嫌われます。優秀な人は自分で集客できるようになり、プラットフォームに手数料を払う義理がなくなるからです。
CodeBoy2ではプラットフォーム手数料10%からスタートして、最終的には4%まで落とします。このプラットフォーム手数料の中には3.6%のStripe決済手数料を含むので、最終的には弊社の取り分は 0.4% です。ビジネスとして全く儲からないと思いますよね?
CodeBoy2単体ではその通りで全く儲かりません。 現にCodeboy1も手数料10%で全く儲かりませんでした。しかし、CodeBoy2はFlutter大学コミュニティをよりパワーアップさせてくれるコンテンツの1つなので、ここで手数料を頑張って取らなくて良いと考えています。
また、手数料レートは、Flutter大学コミュニティに貢献している人が必然的に下がるような設計にしていきます。これにより、「頑張っているエンジニアは手数料安くメンター活動ができる」、「Flutter大学としてはそういう人がいてくれることでより強固なエンジニアコミュニティを作れる」、というWIN-WINの関係が作れます。
使う技術
使う技術にももちろんこだわりがあります。
無駄な実装をしないことです。
そもそもFlutterを選んでいる時点で「コスパよく最高のアプリケーションを作りたい」という発想の人が多いと思います。
その発想で、以下のような技術構成にしております。
- Flutter
- Firebase
- Stripe Connect
- Stripe Express
- メッセージはSlack
ここで得た細かい知見については、以下の記事に書いておりますので、気になる方はチェックしてみてください。
共同開発12で開発者募集中!
このCodeBoy2プロジェクトはFlutter大学の共同開発の第12弾のプロジェクトの1つです。
もうCodeBoy2のベータ版はリリースされており、足りないところはありつつも、Flutter大学メンバーはそれを使うことが出来ます。以下のリンクから講師登録できますのでFlutter大学内の人は是非登録してみてください。
まだ足りない機能について、仕様を細かく明確化したissueを2023年4月24日(月)までに整理しますので、Flutter大学の人は是非issue1個からでもよいので拾っていただければと思います。僕がコードレビューします。
issueをやってコードレビューされたい方で、Flutter大学にまだ入ってない方がいたら、月2200円から入れますので、クローズドコミュニティのFlutter大学に是非入ってみてください!
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