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知識0の美大生が開発会社に入社した結果

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あまりにも釣りタイトルすぎてすみません。25卒、4月にFLINTERSのPM(プロジェクトマネージャー 以下PM)職として入社した高岡です。
この度3ヶ月に渡った研修を修了しました。このブログでは、自分の経験を振り返りながら、これから同じような道を歩む方々に少しでも参考になる情報をお伝えできればと思います。

経歴

タイトルにもある通り、私は美術大学でデザインを学んでいました。プログラミングの知識はほぼゼロに近く、大学時代にArduinoやProcessing、Pythonをほんの少し触った程度です。HTMLやCSS、JavaScriptも必要に迫られて使ったことはありましたが、技術を深く理解して使いこなすというよりは、表現手段の一つとして視覚的な基準をクリアしていればOKという感じでした。

知識0で研修開始した結果

入社までにしておいた方がいいことはありますか?という質問に「残りの学生生活を楽しんで、たくさん遊んでください!」と言ってくださった人事の方の言葉にかこつけ、本当に遊んでしまった私は無事知識0のまま入社を迎えました。
そして研修を開始した結果......む、難しい! 当たり前ですが難しかったです。研修開始して1週間たった頃は、こんな状態で最後まで研修を終わらせられるのか?と何度も思いました。ですが今、こうして修了ブログを書いているということは、自分は無事研修を終えたということです。

何が言いたいのかというと、知識0からでも研修をこなしきれる環境とサポートが整っています。

万全のサポート

研修は基本全てリモートで、自走式で行われます。この研修が全てリモートというのは、入社前かなりイメージがつきにくい部分でした。
出社していれば、わからない部分はすぐ直接質問できるが、リモートだと都度テキストで考えなければいけないのか?そもそもわからない点を言語化できない時はどうすればいいのか?
実際は、常に気兼ねなく質問できる環境が整っています。
質問も、疑問が明快でなければ「何がわからないかもわからないので、とりあえず状況を一緒に見てください!」とGoogle Meetのリンクを貼れば、すぐに研修チームの方が対応してくれます。また、今回の研修では、途中研修チームの方がSlackのハドルミーティングを常に開いていてくださり、質問があればそこに入ればいいという、ほぼ対面と変わらない環境で進めることができました。
とにかくわからない状態を抱え込まないこと、これが実現できるように徹底されています。

最初はハドルミーティングに入り浸りだった自分も、研修後半では状況を把握して質問できるようになりました。(ドヤ顔で質問できるようになったと書くのもなんですが、事実なのでご容赦ください)
また、オンラインでは直接操作を行うのは自分なので、その部分も学びになりました。画面を共有しながら、エラーが出た時はまずどこを見ればいいのか、どこをどう操作すればいいのか、どう可能性を潰していくのか、解決のプロセスを見て多くのことを学ぶことができました。

理解を後押ししてくれる環境

周りの方が理解を後押ししてくれる環境も、自分にとってはとてもありがたかったです。新卒1年目でOJTなのに忙しすぎて放置される、先輩に見て覚えろ!と背中で語られる、というのもそこまで珍しい話ではないと思います。
FLINTERSでは研修チームの方とはまた別に、新卒それぞれにメンターがつきます。メンターは月1の面談や、毎日の夕会に参加してくださり、研修で疑問に感じたことや気付きに対してアドバイスをいただけます。今年度は、エンジニア同期についているメンター2人と、自分についていただいているPM職のメンター2人、任意参加のエンジニア、PdMそれぞれ1人の構成で夕会を行っていました。
毎日全員揃って行うわけではないですが、どんな疑問点でもそれぞれの視点から広げてアドバイスをくださり、有意義な時間を持つことができました。

そしてメンターの方々も、質問や相談があったらいつでもウェルカム、という姿勢でいてくださいます。実際私も、研修内容の理解を深めるために発表をしたいと相談した際には、1から一緒に取り組んでいただきました。また、研修ワークのフィードバックをお願いした際には、わざわざ出社を合わせて対応していただくなど、非常に親身になってサポートしてくださいました。

こういったアクションの起こしやすさ、相談したら何かしら応えてもらえる、と思えるような環境作りがされています。

研修内容

それでは、こんな環境の中で自分が取り組んだ、PM職の研修内容についても少し触れたいと思います。FLINTERSでは、エンジニア職でなくても、手を動かしながら体系的に開発に必要な基礎知識を学ぶことができる充実した研修カリキュラムが組まれています。

研修の前期では、調べ方研修から始め、LinuxコマンドやPythonの基礎、Gitを使用したコード管理方法、SQLの基礎知識を学びます。研修が全てリモートということもあり、まず必要な情報に辿り着くにはどうすればいいか、から始めてもらえるのはとても心強かったです。
中期ではAWSやGoogle Cloudといったクラウドサービスの基礎、BIツールにも触れていきます。従量課金制のサービスを実際に動かしながら学ぶというのは、個人では中々ハードルが高いのでありがたい部分でした。
後期では、これまでの知識を応用した発展的な内容に取り組みます。PM職として特に重要な要求定義、要件定義や、設計に必要な知識も、ワークショップ形式を交えながら学んでいきます。
また、これらの各項目には演習問題などアウトプットの機会が都度設けられており、学習と併せて繰り返すことで効率的に知識を定着させられるようカリキュラムが組まれています。

いかがでしょうか、素晴らしい研修内容ですよね。実際、取り組みながらよく考えられた研修だなーと何度も思いました。

成長できたこと

こうして研修を終えて、完璧ではありませんが、基礎的な知識を得られたのはもちろん、自己判断、自己解決できる範囲が広がりました。
研修中何度も失敗することで、どこまでなら自己解決できそうか、どこからは相談した方がスムーズなのかを判断できるようになったと思います。
また、研修を通して、エラーや失敗に対する考え方も変わりました。自分は、失敗を恐れるどころかほぼ失敗しかしていない研修生活だったのですが、失敗をきっかけに多くの学びがある ことを知りました。研修初期の頃にエンジニアの先輩方が言われていた「エラーは怖くない、逆にエラーが出ない方が怖い」という言葉も、当時はどういうことなのか全くわかりませんでしたが今では理解できるようになりました。
そして何より、自分から行動を起こす大切さを学ぶことができました。FLINTERSでは、行動を起こせばきちんと返ってくる環境があります。この環境を活かしながら、これからも主体性を持って成長を続けていきたいと思います。

さいごに

知識0からのスタートは不安もありましたが、手厚いサポートと充実したカリキュラムのおかげで、少しずつ自分の可能性を広げることができました。これからも学び続け、成長を止めることなく、会社やチームに貢献できる存在を目指していきます。

同じように異分野への挑戦を考えている方に、このブログが少しでも勇気を与えられるものであれば幸いです。

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