GeminiのNano Banana🍌で,そんなバナナな体験と得たもの！

こんにちは！ FLINTERSでマーケティングを担当している高城です。
この記事はFLINTERS社員によるアドベントカレンダーの5日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/11902

今回は、最近話題の画像生成AIを活用して、私の脳内にあるイメージ通りの画像をバシッと出力するまでの格闘の記録を、ありのままにお届けしたいと思います！

なぜAIで画像を作ろうと思ったか

私は業務でコンテンツや記事を作ることが多く、それに伴って画像を作成・加工する機会も結構あります。

元々Webデザイナーの経験があるのでゼロからの作成もできるのですが、これがなかなか時間と労力がかかりますし、デザインの内容によっては「これ、AIに作らせた方がクオリティ高いのでは？」なんて思うこともしばしば。

今やCanva、ChatGPT、Bing Image Creatorなど、本当にいろいろな画像生成ツールがありますよね。
「まずは実際に使ってみて、業務で使えそうなのか？」「効果的な活用方法はあるのか？」を探るべく、今回いろいろと試してみました。

まずは「脳内イメージ」を整理する

私が画像を作るのは、コンテンツや記事の内容を補完するケースがほとんどです。
文章の内容がより伝わりやすくなるように、「どんな画像があれば伝わるか？」を想像し、頭の中でイメージを固めていきます。

今回、イラストで表現したかったのはこんなイメージです。

• 一定期間はモノがあるけど、最初に置いたモノから順番に無くなっていく様子
• 周囲のデザインとテイストを合わせ、白を基調にしたシンプルなイラストにすること

例えば、これを「静止画でも動きが感じられるベルトコンベア」と「リンゴ」で表現できないかと考えました。
ということで、まず私の脳内にある完成イメージがこちらです。

▼ 脳内イメージ

（こんなイラストが作りたいなー、と。脳内にあるとします。） by Gemini

いざ実践！AIとの対話（という名の格闘）

この脳内イメージを、AIに自然言語で伝えて描いてもらうわけですが…。
これが、意外と難しいのです…

今回使用したツールはGoogleのGeminiのNanoBananaです。
もしよければ、ここから先を読む前に、皆さんも一度ご自身の言葉でAIに指示して試してみてください！

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では、私が実際に試した過程をご覧ください。

【Try 1】 とりあえず、素直にお願いしてみる

プロンプト
ベルトコンベアの先端から運ばれてくるリンゴが落下していく様子のイラストを作成して下さい。

うわー惜しい…！ けど、落下が激しすぎやろw

【Try 2】 同じチャットで修正をお願いしてみる

修正プロンプト
ベルトコンベアに置かれてあるリンゴを綺麗に一列でお願いします。

なんということでしょう！ 匠の技によって、あのイラストのリンゴが綺麗な一列に生まれ変わったのです…！:+((´°ω°`))/.:+

…じゃないよっ！💢 最初の落下の指示の文脈どこいった！？しかも写真になっちゃってるしw

【Try 3】 画像を添付して、もう一度お願いしてみる

最初の指示を忘れてしまったようなので、画像を添付した上で、改めて最初のプロンプトも含めて投げてみました。

修正プロンプト
（最初の出力画像を添付して）
ベルトコンベアの先端から運ばれてくるリンゴが落下していく様子のイラストを作成して下さい。ベルトコンベアに置かれてあるリンゴを綺麗に一列でお願いします。

これならいけるっしょ！ポチッ。

変わってなーい！ もはや追加の内容について何も聞いてくれなくなりました（笑）
この後も別の指示しても、全然言うこと聞いてくれなくなりました。完全にスネてしまった、、、

【Try 4】 心機一転！新しいチャットで再挑戦

こうなったら仕方ない。新しいチャットを立ち上げ、これまでで一番良さそうだったプロンプトで再挑戦します。

プロンプト
ベルトコンベアの先端から運ばれてくるリンゴが落下していく様子のイラストを作成して下さい。ベルトコンベアに置かれてあるリンゴを綺麗に一列でお願いします。

うぉー！キタキタ！いい感じ！
これを、当初のイメージ通りシンプルな白色基調のデザインに変えていきます。

【Try 5】 最後の仕上げ！デザインのタッチを変更

修正プロンプト
このイラストのデザインのタッチを、ビジネス研修の資料のような白を基調カラーにしたタッチに修正お願いします。

ようやくできたー！ 脳内のイメージよりもかっこいい感じに完成！

やってみてわかった３つのこと

今回の格闘を経て、いくつかの気づきがありました。

1. イメージした画像の要素を言語化するのが、結構アタマを使う。
2. 同じチャット欄での修正は、一度おかしくなったら諦めて新しいチャットにした方が早い。
3. デザイン指示の仕方は、どんな言葉で伝えるのがいいかセンスがいる。

まとめ

自然言語での画像生成の戦いっぷりをお見せしましたが、いかがでしたか？
実際にやってみた方は、そんなバナナっ！？と思うような似たような経験をされてないでしょうか？

今回得た学びの中でも、「よく使うデザイン指示のプロンプト（例：ビジネス研修の資料のような白を基調カラーにしたタッチ、など）は、見つけ次第ストックしておく」のがオススメです。毎回考える手間が省けて楽になります。

…とはいえ、そのベストなプロンプトを見つけるのが大変ですし、ツールのバージョンアップなどで、いつまで活用できるのかは分かりません。

と言うことで、自然言語での画像生成の戦いっぷりを書きましたが、ぶっちゃけ絵心やデザインができる人は、

• イラストの構図は、手書きのラフを写真で撮って添付してAIに伝える。
• デザインのタッチも自分で簡単なものを作ってAIに伝える。

これが実は近道だったりします。絵には絵を ってことですね（笑）

もし、良さげなプロンプトがありましたら是非コメントで教えていただけると嬉しいです！

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ちなみに、普段はこんな記事を書いたりしています。
私はマーケターとして、今後もいろんな業務でのAI活用の模索をしているので、また新しい気づきがありましたらブログを書いていきたいと思います！