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「データエンジニアリングの基礎」って本が良かった話

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1.はじめに

株式会社FLINTERSの中本です!「データエンジニアリングの基礎」の読書感想文です!

2.書籍の概要

データエンジニアリングライフサイクルの各フェーズごとにデータエンジニアが考えなければいけない要件をまとめられています。
https://www.oreilly.co.jp/books/9784814400652/

3.助かった話

3-1.アナリティクスエンジニアとして

前職ではDWH上でアナリストが欲しいデータマートをSQLで作成したり、BIツールで可視化までの作業を担っていました。そこでは、データ利用者と密接に関わることが多かったためデータの変換の目的を明確化したりデータエンジニアの方との意思疎通を円滑するための前提知識を網羅的に得ることができました。

3-2.超初心者データエンジニアとして

FLINTERSで私が初めて配属されたチームではETL部分の保守を担っていました。その後、部署を異動しても本書を読んでいたためデータエンジニアリングライフサイクルのどこを担うのかがイメージしやすく、開発に際して注意することを本書を逆引きして振り返ることができました。

4.個人的に気になったポイント

4-1.一緒に仕事する人

データエンジニアリングライフサイクルの全てのフェーズに共通していた「一緒に仕事する人」という見出し。アナリティクスエンジニアとしてデータ利用者と直に関わることが多かったため本書の言葉「コミュニケーションが合言葉だ。」という文言には納得せざるを得ない経験が多々ありましたw
使われないデータほど悲しいことはないため(経営上のコストにもなるため)より付加価値の高いデータを提供できるようにデータの生成者、利用者を巻き込んで頻繁に誠実にコミュニケーションを取ろうと思いました!

4-2.セキュリティ

データエンジニアリングライフサイクルの底流にある「セキュリティ」という見出し。
前職ではDWH上で作業したり、データの移動もBIとDWHを連携ぐらいで意識する場面がなかったので取り上げました。本書にはライフサイクルの各フェーズごとで注意しなければいけないことが書かれていました。VPNや暗号化、権限の範囲等の基礎的なことも書かれていますが、初心者として心に留めておきたい内容でした!

5.終わりに

ハウツー本ではないので何かが劇的に変わることはなかったですが、未経験の私はデータエンジニアリングの原則を知ることができ、自身のプロジェクトで注意しなければならない要件を作業する前に知ることができました。
助かった話の中にもありましたが、本書はデータエンジニアに限らず、データエンジニアリングのプロジェクトに関わる全員に対してさまざまな知識をくれるので、得るものが多いと思います!今後は私がどれぐらい実業務に落とし込めるかが大切になるのでまた、実業務で活用できた際には改めてブログを書こうと思います…!

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