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T3-Turboで半年開発してみた所感 ~Claude Codeの追い風~

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はじめに

T3-Turboを半年ほど使ってプロダクト開発を続けてきましたが、率直に言って開発スピードと安定感がめちゃくちゃ高いです。本当はプロダクトリリース後に落ち着いたら振り返り記事を出したかったのですが、Zennの記事投稿コンテストに合わせて、緊急で記事を書いています。
https://zenn.dev/contests/contest2025ts

以下の振り返り記事になります。
https://zenn.dev/ficilcom/articles/t3-turbo-domain-cqrs

ディレクトリ構成

ディレクトリ構成は以下のようになりました。Typescriptの良さを存分に活かせるよう、改善を重ねた結果こうなりました。

t3-turbo
|   - apps
|     | - mobile    //Expo
|     | - web       //NextJS
|     | - api       //NestJS
|     | - admin     //Refine(管理画面)
|   - packages
|     | - blob      //Cloudflare R2(≒s3)
|     | - constant  //定数
|     | - tsconfig  //TypeScript
|     | - database  //Prisma
|     | - ui        //UI Component(shadcn)
|     | - graphql   //GraphQL
|     | - trpc      //tRPC
|     | - core      //DDD
|   - package.json
|   - pnpm-lock.yaml
|   - turbo.json

メリット

開発生産性

  • Front/BackがTypescript統一なので、スイッチングコストが少ない
  • コンポーネントの管理も共通パッケージ化できて効率的
  • コマンド一発(turbo run dev)で全部立ち上がる快適さ
  • Turborepoのキャッシュ機構でビルドも高速化
  • CI/CDの導入もGitHub Actionsに乗っかるだけ
  • プロダクト全体が“見える”構成で、実装そのものに集中できる環境が用意されている

メンタル・マインド面

  • 設計が自然で「迷い」がない(「このファイルどこに置こう…」とか「APIどう分けよう…」といった設計ストレスがほぼない)
  • ブラックボックスが少なく、ストレス性が低い
  • 最先端のトレンドに乗ってるワクワク、安心感(これはメンバー内でも私だけ?)

ビジネス観点

"安く"、"早く"、"スケーラブル"にプロダクトができる。
いろいろな会社がTypescript×Monorepoの構成をとって新規開発をしている発表を見るが、ビジネス的な観点からしても「納得」という感じ

Claude Codeの追い風

  • Repository内のコンテクスト全体を把握してくれるので、MonorepoとClaude Codeの相性はめちゃくちゃ良い。(これは開発中に起こったタナボタ)
    • Claude Opus4はMonorepo全体を把握してくれるのにちょうどいい
  • 型エラーやスキーマの不一致などはLintエラーで自動検出され、すぐにリファクタリングされる。(ここはtRPCのメリットが存分に出た)
  • 全体的にだが、人間にとって判断しやすい部分は生成AIの強い部分でもあるなと思った。

終わりに

生成AIを活かしたい人にこそT3-Turboはおすすめ

フィシルコム

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