フェズのデータ開発組織について
はじめに
フェズアドベントカレンダー1日目担当のよしたけです。データ基盤グループのグループマネージャーを担当してます。
フェズがアドベントカレンダーに参加するのは今年が初めてになります。そこで改めてフェズの開発組織、特にデータ基盤に関わるロールとグループの関係について紹介したいと思います。
フェズの開発組織
フェズのエンジニアが所属している組織は大きく分けて2つあります。事業開発本部と技術開発本部です。(2022年12月時点)
(※他にも部、グループがありますが、省略しています)
事業開発本部は、その名の通り事業に直結するプロダクトやサービス、ソリューションを開発する部署になります。この中でエンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーがチームを組み、プロダクトの企画、開発を行っています。Urumo Shopper のようにWebアプリケーションのプロダクト開発を行っているため、フロントエンド、バックエンドのスキルを持つエンジニアが開発の担当をしています。
一方技術開発本部は、リテールテック研究所と基盤開発部の2つの部署から構成されています。
リテールテック研究所はデータサイエンティストのメンバーで構成され、主に機械学習に関する研究、調査、分析、実装を行い、Urumo Adsなどのアルゴリズムの最適化などを進めています。
そして基盤開発部については次で紹介したいと思います。
基盤開発部の構成とエンジニアロール
基盤開発部はSREとデータ領域の基盤となるシステムの開発、運用を部署横断で行う組織です。以下の3つのグループから構成されています
- SREグループ
- データ利活用グループ
- データ基盤グループ
SREグループはその名の通り、フェズのシステム、サービスの信頼性を向上させるための組織になります。GCPやAWSなどクラウド上で構成されるフェズのサービス基盤の運用、最適化などの役割を担っています。
データ利活用グループとデータ基盤グループについては、元々は一つのチームでしたが、役割分担を明確にするために2つのグループに分割しました。
データ利活用グループは、小売企業や他部署からの依頼をうけ、解決したい課題は何か、どのような情報やデータが必要か、などを整理、定義する組織になります。またビジネス側と技術側の両方を理解、把握している必要があり、実際にデータを活用するためのビジネスサイドの運用体制にも踏み込んで行きます。そのため、データを利用する側とデータエンジニアの架け橋となるアナリティクスエンジニアが活躍する組織になります。
データ基盤グループは、データ利活用グループで定義された課題をデータ基盤でどのように実現するかを検討し、実際に実装、運用に乗せるための組織になります。データの取得、加工、データ基盤の保守、運用をデータアーキテクト、データエンジニアが担当します。
フェズデータ基盤組織とロールの関係
実際にはそれぞれのグループで厳密な棲み分け、切り分けが出来るわけではないので、双方のタスクをお互い協力しながら対応することも多いのですが、各メンバーの特性に応じたロールとグループ分けを行うことで、役割分担を明確にすることが出来ていると思います。
おわりに
フェズの開発組織について紹介しました。特にデータ基盤に関わる組織について、メンバーのロールとグループの対応を整理し紹介してみました。
フェズでは引き続き エンジニア採用 を行っております。興味を持っていただいた方はカジュアル面談なども受け付けておりますので、気軽にお声がけください。
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