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【2023年12月合格】非エンジニアがChatGPTを使い倒してProfessional Cloud Architectに合格した方法

2024/04/05に公開

自己紹介

はじめまして、株式会社フェズで社内SEをしているカンカンと言います。

新卒でフェズに入社してから、3年弱BizDevに従事し、昨年11月からエンジニア職にキャリアチェンジ、「エンジニア(仮)」から「エンジニア(ガチ)」へ進化すべく日々奮闘しております。

想定読者

これからGoogleのProfessional資格を受験しようとしている人
Professional資格は取得が難しいのではないかと不安な人(正しく対策すれば簡単です)

なぜ受験したか

自分は2023年の11月よりビジネス職からエンジニア職へキャリアチェンジすることになりました。弊社では主にGoogle Cloudを使って業務を進めており、キャッチアップのために受験しました。

Google Cloudのプロフェッショナル資格は、実務で使ったことがない人が 理解を深めるために非常に有用な資格でした。

自分はそれまでBigQueryしか触ったことがありませんでしたが、Cloud Runなど他の製品について詳しくなれ、実際に現在Cloud Runを使って業務を進めることができています。

非エンジニアやジュニアエンジニアの方には特におすすめの資格となります。

勉強期間

勉強期間は2023年11月〜12月の2ヶ月でした。

11月はほぼ意味のない勉強をしていたので実質の勉強期間は12月の1ヶ月間でした。

特に12月後半からChatGPTを使い始めて学習効率が劇的に向上しました。

実際の勉強方法

自分が2ヶ月間で行った勉強方法は以下です。

  • ①過去問題集を解く
  • ②わからなかった問題をChatGPTに教えてもらう
  • ③自分なりにまとめ、知識を定着させる
  • ④①~③を70%以上取れるようになるまで繰り返す。

一つずつ説明していきます。

①過去問題集を解く

まずは過去問題集を解きましょう。

資格合格のためにGoogleプロダクトについて勉強しましょうという説明がよくされますが、 実務で使ったことがない、あまり理解していない人がGoogleプロダクトについて勉強してもなかなかイメージが湧きません。

ゴールは実務ができるようになることではなく、資格試験に合格することなので、まずは問題集を解きましょう。

自分は、はじめて解いた時の正答率が10~20%で落胆しましたが、そこから1ヶ月勉強して70%(合格ライン)まで上げることができたので安心してください。

自分が使った過去問は以下の2つです。

②わからなかった問題をChatGPTに教えてもらう

ここが一番大事です。

過去問を解く際、自信のない問題や分からない単語をチェックしておき、後で見返せるようにしておきました。そして、それらを解いた後に復習する形で理解を深めていきました。

復習する際は、 ChatGPTを使って理解を深めました。

具体的なChatGPTの使い方

資格試験には傾向があり、そのほとんどが「プロダクトごとの違い」を問う問題となっています。

例えば、次のような問題があるとします

問題:XXという課題を解決するにはどのようにすればいいでしょう

選択肢1:Cloud Runを使ってhogehogeする

選択肢2:Compute Engineを使ってhugahugaする

この問題が解けるようになるにはそれぞれのプロダクトについて詳しくなる必要はなく、特長のみを理解すればいいのです。

▼例えばこんな感じでChatGPTに投げる
どの記事よりもわかりやすくまとめてくれる!

このように問題で問われているポイントだけを理解することを意識して進めました。

また、複雑な仕様を端的に理解するのに、ChatGPTはかなり有効でした。

③自分なりにまとめ、知識を定着させる

あとは試験中に思い出せるようにするだけです。

ChatGPTに投げると、長文のレスポンスが返ってきますが、それだけでは初学者の自分は全く理解できなかったので、ノートにまとめて理解の定着を図りました。

ここはそれぞれの好きな方法でいいと思います。音読などもしました。

④①~③を70%以上取れるようになるまで繰り返す。

以上を繰り返し、過去問5回分全てで70%以上取れるようになってから、受験し、合格しました。

意味のない勉強方法

以上の経験を踏まえ、個人的に意味のなかった勉強方法は「Google公式ドキュメントを読む」です。実務では非常に重要なことですが、合格には不要でした。

自分はKubernetesとは何か理解しようと公式ドキュメントを丸1日かけて読みましたが、無意味でした。

理解が浅い中で公式ドキュメントを読んでも、何が特徴かわからず、結果理解に苦しみます。あとシンプルに途中で眠たくなります。

要点だけ理解するようにしましょう。この場合も、ChatGPTに「Kubernetesって何」と一度投げてみるのがおすすめです。

最後に

合格から3ヶ月経ち、現在はIAM、Cloud Run、Cloud Storage、といったBigQuery以外のプロダクトを使って実務を行なっています。

勉強で終わることがなく実務に結びついたという点で、非常に良い試験だと思いました。

また、最後にKubernetesなど実務で使わないプロダクトについて知ることで、技術的な好奇心を刺激され技術の勉強を進めるモチベーションにも繋がりました。

受験を迷っている方は、ぜひ受験してみることをおすすめします。

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