イラストで理解するAWS
はじめに
みなさん、AWS使ってますか?
今回はZennで1本目の記事ということで、改めてAWSって何がいいんだろうという部分に焦点を当てて記事を書いてみました。
AWS以外のクラウドサービス全般のメリットでもあります。
クラウドとよく比較されるのが「オンプレミス」です。
このオンプレミスを理解することで、「クラウドすげ〜」となるので、オンプレミスについても一緒に見ていきましょう。
設計から運用まで
まずはオンプレミスのリソースと設計を見ていきます。
リソース(資源)
サーバーを構築する例を考えましょう。
サーバーの構築には何が必要でしょうか?
「サーバー本体」「電源」「設置場所」「ネットワーク接続機器」 etc...
データセンターに場所を借りるにしても、たくさんのお金が必要です。
設計
オンプレミスでの構築は
- 設計
- 購入
- セットアップ
- テスト
などなど、他にもストレージや設置場所など、考えることがたくさんあります。
このような設計から使えるようになるまでの時間のことを「リードタイム」と言います。
オンプレミスではリードタイムが短くても1ヶ月はかかるでしょう。
設計だけではなく、「バージョンアップ」や「データ移行」などにもこのようなダウンタイムは発生します。
クラウドの場合
そこで、私のような怠惰な人間はこう思うわけです。
そんな夢のようなサービスが存在しました。
そうです、それがクラウドサービスです。
今回はAWSを例に取りますが、このようにオンプレミスで必要だった物理的な資源がクラウド上に存在します。
本来必要なはずの物理的な資源はAWSが管理してくれています。
これにより、私たちは面倒な機器の準備やネットワークの構築から開放されました。
(もちろん設計は重要です!)
クラウドの付加価値
さて、クラウドの良さが段々わかってきたところで、少し詳しく見ていきましょう。
従量課金
これは、私たちの生活インフラと同じですね。
水やガスは使ったら使った分だけお金が必要です。
川に水を汲みに行ったり、木から火をおこす人は少ないと思います。
同じように、AWSではAWSが用意する資源を使いたいときに使いたい分だけ使います。
これは、常に稼働させる必要がないサーバーには非常に有利ですね。
ちなみに、この例だとオンプレミスは自宅に川を引く。というイメージです。
水の供給は安定しているけど、色々面倒ですね。
この「使いたい時に使いたいだけ」というのは多大なメリットを生みます。
リソースの追加
みなさんのサーバーが高負荷状態になりました、さてどうしますか?
新しいサーバーを追加して負荷を分散させますね。
しかし、AWSでは「使いたい時に使いたいだけ」でしたね?
ということは、増やしたいときに簡単にサーバーを増やすことができます。
構築が簡単
オンプレミスで構築する際
- DNSサーバー
- キャッシュサーバー
- ロードバランサー
どれも物理機器を用意したり、アプリケーションをインストールしたりと非常に面倒です。
これがAWSだとどうでしょう?
なんと、数クリック、数ポチポチで構築できてしまいます。
なんと便利なんでしょうか。
さらに、これにより先ほど出てきた「リードタイム」の減少にも繋がります。
場所を問わない
オンプレミスでは現地に行ってサーバーをセットアップすることもよくあります。
しかし、AWSはインターネットが繋がっていればどこからでも操作ができます。
山でも川でも、アメリカでもオーストラリアでも。
勉強しやすい
では、今までの内容から
「簡単に操作ができる」+「どこからでも操作できる」=「勉強がしやすい」
ということが言えます。
さらに、「勉強がしやすい」→「みんなが使う」→「情報が多い」
と言っても過言ではないのではないでしょうか。
情報の多さはとても重要です。
マイナーなバンドのライブ情報を探すのも、レアなスニーカーを探すのも大変ですよね?
それは情報が少ないからです。
情報が多いということは、一つの大きなメリットでしょう。
まとめ
完全にクラウドサービスの回し者みたいな記事になってしまいました。
しかし、必ずしも全てのユースケースでクラウドを使えばいい、という訳ではありません。
オンプレミスの方が優れているというケースもあります。
どちらを使うにしても、「設計」は非常に大切です。
設計をした上で、どちらが適しているのかを判断することが最も重要なことです。
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