趣味Rustから業務Rustへ
こんにちは!プロダクト開発部の熊谷です。
Fairy Devices(フェアリーデバイセズ) の 入社エントリ を書きます!!
背景
私が Rust に出会ったのが2019年。それまでは C, C# をよく書いていましたが、 Rust の型システムやメモリ安全性、パフォーマンスに魅了され、ますます没頭していきました。
当時学生だったわけですが、新卒時は Rust にこだわらず仕事の安定性を求めて、 SIer 業界に就職しました。
そこで働きつつ、こんなことを思っていました
- 業務でも Rust を書きたい!
- 自社製品を開発したい!
5000兆円欲しい!
業務経験も乏しい上に Rust の求人はまだ少なく狭き門になると考え、個人開発や勉強会への参加など頑張っていました。
そんなとき、 Rust.Tokyo で当社の存在を知り、入社に至りました。
何をやっているか
mimi®クラウドAI のサーバーサイドの開発に携わっています!
mimi では 音声認識(音声から文字起こし)や感情認識(音声から喜怒哀楽のような感情を汲み取る)などの音声AIサービスをたくさん提供しています。
当社には 研究開発部 もあり、高度な研究を重ねて音声AIエンジンを開発しています。
それをサーバーから提供できるようにするのが私の使命。
mimi の詳細は ↓ もご参照ください!(なんかいっぱいあって凄い😲)
趣味Rust と 業務Rust の違い
「 Rust を書いているのに お給料 が貰える!!!?? 」
え、お金貰っちゃって良いんですか?
私にとって Rust は歯磨きのようなものです。もはや生活の一部になっています。
なんだか趣味がそのまま仕事になっており「好きなことで生きていく」感じがします。
……それでも、違いはあります。
書いて終わりではない
私は割と飽き性で、趣味ではある程度実装出来たら完成として、その後は放置しがちです・・・
しかし、業務では 継続的なメンテナンス を意識するようになります。これにより、 Rust っぽくない書き方に気付けたり、古の技術を自覚できます。
Rust は言語仕様もクレートも発展が続いており、トレンドを追いかけないと時代に取り残されてしまいます。
自信がつく
「どう書けば良いのか分かんない/(^o^)\ 」
というとき、趣味ではお蔵入りすることもあるのですが、業務では書き上げることができ、 自信に繋がります 。
なぜなら、周りに Rust力🦀💪 が強いメンバーが多いため、行き詰っても質問を投げて解決してしまうからです。こういった 質問/回答 は社内に知見として蓄積されていくため、メンバーが共に成長できるのも心強い。
クレート選定
Rust のクレートってデファクトスタンダードが少ないですよね。
趣味では個人の独断と偏見で決めるのですが、業務では好みが分かれます。それぞれのクレートに良さがあるので、違う視点で考えたり将来的なことまで考慮しながら議論できるのは業務ならではと感じます。
入社して感じたこと
入社前の不安は杞憂だった!
機械学習や音声、クラウド の知識はほとんどなく、入社前は不安があったのですが、全然なんとかなりました!!
初めから全てを理解している必要はありませんし、少しずつ学んでいける環境が整っているように感じます。
働きやすい!
超働きやすいです。自由度が高いと言って差し支えないでしょうか。
裁量労働制で時間による制限が少ないことや、リモートと出社についても裁量がある、といった制度的な面もありつつ、
Slack でのコミュニケーションが活発であったり、綺麗で働きやすいオフィス、といった環境面からも モチベーションを上げてくれます!
そして Rust で書いているというだけで心理的安全性をもたらしてくれ、業務時間外の心配が減ります。
Rust だけではない
Rust だけを書いているわけではありません。
社内には C++ や Python で開発されているものもあり、それらのレビューをしたり、シェルスクリプトを書いたり、ログを可視化したり、などなど。
技術全般が好きなので普通にめちゃくちゃ楽しいです。
現在、昔開発されたものを Rust でリプレース している真っ只中であり、今後もどんどん Rust 資産を増やしていきたい!
おわりに
「まるで妖精たちが動かしていると思われるような、温かみのある技術を創る」
人の心に寄り添う技術で、人と機械をつなぐために。
人の見たもの、聞いたもの、感じたものを、AIに正しく伝えるテクノロジー。
Rust がお好きな皆様、ウェルカムウェルカム!!🧚
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