情報処理技術者試験対策の個人的王道ルート
はじめに
AP・DB・SCに合格しています。試験を受ける中で、自分に合う 「合格までの学習ルート」 「何をどう勉強していくか」がわかってきたので個人的な備忘録として残しておこうと思います。
※ FE・AP・スペシャリスト系の試験に関する経験から書いているメモなので、論文系の高度試験には応用できないと思います。
学習管理
学習管理は個人のNotionで行う。
Notionで管理している内容は下記。
- 試験当日までのカウントダウン
- こちらのNotionカウントダウン用ウィジェットメーカーをお借りしている
- 参考書の消化状況
- 午前試験演習記録
- 午後試験演習記録
- ちょっとした学習メモ
これらを管理する目的は過去問演習の解き直しの効率化、苦手分野の特定、モチベーションの維持で、これらが達成できるならフォーマットはなんでもよい。「あれ、日数にするともう全然ないな〜」とか、「あ、この分野の点数が良くないからもっとインプットしないとな〜」とか、学習に役立つ気づきが生み出せればOK。
学習ルート
スペシャリスト系試験受ける時の個人的王道ルート。
とりあえず全範囲を一周する
なんでもいいので全範囲をカバーしている参考書を買って、なるべくコストをかけずに一周する。例えば、各章に最後に乗っている「CHECK問題」や「確認問題」を解きながら、わからないところは本文を参照しに行くとか。ここで、Notionの学習メモなどにわからなかった単語などをまとめていくと復習しやすい(今対策しているSCではここのメモをサボってかなり後悔している)。
ここまでを1ヶ月くらいでやっておきたい。試験まで6ヶ月あるとかであれば、ここに2ヶ月かけてもいいかな〜という目安。
午前試験の過去問演習
一周するとだいたいの単語をなんとなく知っている状態になるので、そこから実際に試験に出題された実績のある有力な単語などを重点的に対策するために直近の過去問を解いていく。午前試験の演習に関しては過去門道場一択。試験の傾向を見るに、直近の7・8回分くらいから2〜4割出題される可能性が高く、特に2〜4回前の試験からの出題が多いためこの辺を重点的に演習しておく。ここでも演習記録は絶対につける。
これは半月〜1ヶ月で終わらせたい。
午後試験の過去問演習
午後試験対策が情報処理技術者試験の対策のメインと言っても過言ではない。残りの時間はありったけ午後試験対策に注ぎ込む。ここで片っ端から解いていくと試験範囲を網羅できずに力尽きてしまうかもしれないなので、ちゃんと午後対策本を買って分野ごとに演習をする。ITECの「専門知識+午後問題」の重点対策シリーズが一番役に立っているので、おそらくこれが鉄板の対策本になる。
IPAは解答例しか公開しておらず、解説は存在しない。そのため、解説が入手できる過去問を重点的に演習していく。ここで対策本の章の名前などを分野タグとしてつけておくと、自分の苦手分野を特定することができる。
対策本を一周するのに2ヶ月くらいが目安。ここから後の工程は全部時間が余ったら実施する。
午後試験の不合格だった回を解き直し
午後対策本を一通り解き終わったら、60点以下だったものをリスト化し2週目の復習を行う。この時、2回目で間違えた問題に関しては確実にメモをしておき、気が向いた時に見にきて復習する。
午後試験の未知の問題を解く
午後対策本に載っていないような問題も解いていく。配点などは公開されていないので、文字数や出題形式からだいたいの配点を予想して、適当に採点を行う。
ここまで演習できていると、ある程度苦手分野がわかってくるので過去問道場の午後試験をパーっと見て、苦手そうな問題に優先して取り組むと良い。(SCではメールのセキュリティが苦手で、たくさん解いている)
こんな感じでテーマが載っているので、気になったやつを片っ端から解いてNotionに記録していく。10問くらい解いたら60点未満だった回の解き直しを実施する。
午前試験の詰め
試験1週間前くらいになったら、再度午前試験をチェック。ここでは過去問道場で間違えていた問題をまずは一通りおさらいし、あとは模擬試験モードでひたすら演習を行う。
模擬試験モードを3回くらい実施して、平均して80点くらいであれば安心できる。
試験当日
無理して勉強しようとすると心を乱すので、自分は最強だと思って強者の面構えで入場する。
水を飲みすぎない。会場によってはスリッパ持参の罠があることに気を付ける。
会場のみんなは頭良さそうに見えるが、このうちほとんどの人間は不合格になるので、あまり周りに圧倒されないようにする。
さいごに
合格発表までの心構えもしっかりケアして、仕事に集中する。ここまでちゃんと学習管理しているのだから、、落ちても後悔はないはず。そもそも100%受かるということはあり得ない。
基本的には資格試験は「落ちてマイナスになる要素はない」ので、受けるだけ得すると思ってよい。むしろ「新しいことが勉強できるのはプラスにしかならない」というマインドでOK。
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