ハッカソンの負け方
NU CAMP 2020というNihon Technology Students Association (NTSA) 主催のモバイルアプリハッカソンに前回に引き続き参加しました。
アイデア面で評価していただけたこともあり、特別賞のねこもり賞をいただきました。ありがとうございます。
NU CAMPとは
たくさんのフロントエンドやその他分野のプロフェッショナルから、お酒の大切さを学んだり、現場経験に基づくリアルな指摘を受けたりできるとても楽しいハッカソンでした。次回も参加したいです。
はじめに
まずは負けた自分が感じた、ハッカソンの負け方を紹介します。
リーダーになってチーム全員の時間を無駄にさせて、アプリを完成させないようにする、、、です。
これをやると負けることができます。もちろん、逆のことをすれば勝てるかどうかはわかりません。以下はこの負け方に思い至るまでの記録です。
やったこと
作りたかったもの
自分がリーダーをつとめたチームはクトゥルフ神話TRPGをプレイする上で必要なキャラクター情報のリアルタイム共有、ダイス機能、計算機能、チャットをオールインワンで行えるアプリを作るつもりでした。使用技術はIonic, React, JavaScript, firebase (authentication, firestore) です。
クトゥルフ神話TRPGとは
自分にとっても実装難易度がかなり高く、このアプリが欲しい人がチーム内にいたことから完成させれば1位なんじゃね?とチームで話し合っていたほどです。
しかし完成させることは愚か、動作さえさせることができませんでした。
発表での惨状
しかし、発表会前にできたものは動かないただのゴミ。ノルマだった実機での確認どころか開発環境でのデモすらできず、スライドに貼られたゴミのスクリーンショットにて発表を行いました。
チームメンバーがガチで落ち込む感じの声援が飛んできたり、鋭い指摘が刺さったりしました。
なんで負けたか
直接の原因は完成しなかったからだと思います。ですが漠然としすぎているので、
もうちょっと考えたいです。
ハッカソン前にやったこと
チームが決まった時点では、ハッカソンまで3週間以上ありました。今回は事前にアプリ案を出し合ったり、チーム内でプロダクトを作る練習をしても良かったので、とりあえずTODOアプリをチームメンバーで作って、どれくらいコードがかけるのかを把握しようとしました。 (大変上から目線で申し訳ない、この時は思いあがってました
これ、大失敗でした。実はチームメンバーは全員僕の知り合いでみんながどれくらいできるかは大体把握していました。
今思えばこの時から時間を無駄にするのが上手だったように思えます。
ハッカソン中にやったこと
アプリ案をチームで考え始めたのはハッカソン開始の3日前からで、一人一つのアイディアを前日深夜に持ち寄って、選定を行いました。
ギリギリの割には少なくとも1人は使ってくれる人がいる (メンバー) クトゥルフ神話TRPGアプリが出たました。個人的にアプリ案はよかったと思います。
しかし、画面案を出し始めたのが開始から4日経った後でした。また、実際に本腰を入れて開発を始めたのが発表前々日あたりからです。
ここまで遅くなったのは単に自分の計画性のなさと、メンバー4人の内1人しかゲームのルールを各メンバーに把握するように言わなかったことにあります。
つまり?
リーダーの自分がチーム全員の時間を無駄にしまくったことが最も避けるべきことであり、負けた理由だと思います。また、特に意味もなくTODOアプリを作る練習をし始めるような、一見何かやってるけど大して意味はないような時間の使い方もNGだと思います。
さいごに
ハッカソン 勝ち方で検索するだけで、時間が厳しい、時間が大切と書いてある記事が見つかります。もちろん自分も読んだことはありましたが、時間を意識することはありませんでした。そして負けてやりきれない気持ちでいっぱいになりました。
期間中には作りきれなかったけど、メンバーの出した案の良さを証明するためにも完成させてリリースまで漕ぎ着けたいと思います。
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