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winget一発!Windows 11で最新npm(Node.js)をコマンドだけで導入する方法

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Windows 11でコマンドラインだけでnpm(Node.js)をインストールする方法

Windows 11でnpm(Node Package Manager)をインストールしたい場合、実はNode.js本体を入れるだけでOKです。npmはNode.jsに付属して提供されているため、Node.jsをインストールすれば自動的にnpmも使えるようになります。本記事では GUIを使わずに、コマンドライン(ターミナル) だけで最新の安定版Node.js(※npm同梱)をインストールする方法を紹介します。公式のパッケージマネージャーwingetを使えば、ブラウザでインストーラーをダウンロードする手間もなく一発で導入可能です。

wingetとは?

winget(Windows Package Manager) は、Windows 10/11に標準搭載されているMicrosoft公式のパッケージマネージャーです。Linuxの apt やMacのHomebrewのように、コマンドラインからソフトウェアを検索・インストールできる便利なツールです。Windows 11なら追加のセットアップ不要で最初から winget コマンドが使えるので、これを利用してNode.jsをインストールしてみましょう(Windowsにおけるパッケージ管理ツールはいくつかありますが、本記事ではwingetを使用します)。

Node.js(npm)のインストール手順

それでは、wingetを使ってNode.js(npm)をインストールする手順を見ていきましょう。ここでは安定版である LTS版 (Long Term Support) のNode.jsをインストールします (特にこだわりがなければ、長期サポート版の利用が推奨されています) 。

  1. ターミナルを起動する:
    Windowsキーを押して「PowerShell」や「Windowsターミナル」と検索し、ターミナルを開きます。コマンドを実行するだけなので、PowerShellでもコマンドプロンプト(cmd)でもどちらでも構いません。インストール作業では管理者権限が必要となるため、 「管理者として実行」 してください。

  2. wingetでNode.jsをインストールする:
    以下のコマンドをターミナルに入力して実行します。wingetが最新のNode.js LTS版(執筆時点では Node.js 20 系)を自動的にダウンロードしてインストールしてくれます。

    winget install -e --id OpenJS.NodeJS.LTS
    

    上記コマンドでは、wingetのパッケージIDで OpenJS.NodeJS.LTS(Node.jsの長期安定版) を指定しています。オプション-e(--exact)は名前の完全一致指定です。コマンドを実行すると、wingetがNode.jsのインストーラー(MSIパッケージ)をダウンロードし、自動でインストールを開始します。処理中、ターミナル上に進行状況が表示され、完了すると「インストールが完了しました」のようなメッセージが出ます。

インストール後の確認

wingetによるインストールが完了したら、 Node.jsとnpmが正しく導入されたか確認 しましょう。先ほどインストールに使用したターミナルは一度閉じ、 新しく 開き直すことをおすすめします。というのも、インストール直後は既存のターミナルに環境変数(PATH)が反映されておらず、古いウィンドウのままだと nodenpm コマンドを認識できない場合があるためです。新しいターミナルを開いたら、次のコマンドを実行します。

node -v
npm -v

上記のように node -v および npm -v コマンドを実行すると、それぞれNode.js本体とnpmのバージョン番号が表示されるはずです。例えば以下は出力結果の一例です(バージョンは環境によって異なります)。

> node -v
v20.5.1

> npm -v
8.19.3

もしバージョン情報が表示されれば、Node.jsとnpmのインストールは成功です🎉。仮にまだ「'node' は内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません」といったエラーが出る場合は、ターミナルを開き直してから再度確認してみてください。それでも解決しない場合は、wingetの実行に失敗していないかログを見直すか、PCを再起動して環境変数が更新されるのを試すと良いでしょう。

まとめ

以上、Windows 11で コマンドラインだけ を使ってnpm(Node.js)をインストールする方法を解説しました。wingetを使うことで、公式サイトからインストーラーをダウンロードしてGUIでポチポチ…といった手順を踏まずに、 たった1行のコマンドでNode.js(npm)環境を構築できます 。セットアップが完了したら、早速npm initでプロジェクトを始めたり、npm installでパッケージを入れたりしてみましょう。楽しんでコーディングしてくださいね😊!

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