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The Battle with Gentoo (ハードウェア検討)

2024/06/03に公開

はじめに (2024/07/01 追記)

2024.07.01 にインストールと初期設定が完了したので、こちらのハードウェアで Gentoo の動作確認が取れています。まだカーネルは一度しかリビルドしていませんが、基本的には最適化へ向かって進んでいます。以下はエビデンスベースに書き直されました

概要

10年ぶりに PC を新しく自作して、新規に Gentoo を入れ直す事になったので、事前調査から環境構築までを備忘録として残す事にしました。引っ越してから今まで、長らくの間 MacBook とか WSL2 で頑張ってきましたが、やはり上位モデルで自作したマシンに Gentoo Linux が良いですね☺️

我が家に Native Linux が帰ってくるのは6年ぶりくらいでしょうか?楽しみです😆ここでは購入を検討しているハードウェアの構成を記録しています

https://www.gentoo.org/

目標

最初に Gentoo をインストールしたのは、もう20年以上前の話で、当時使っていた Debian sid から /home パーティションの一部を切り取り、そのまま sid の shell で、切り取った領域をマウントし、そこにベースシステム、およびカーネルを積みました

20年前の Celeron 搭載ノートブックですから、カーネルと gcc を含むベースシステム、および X とデスクトップマネージャーをビルドするまでに、コンパイルだけで軽く50時間以上かかった記憶があり、5日くらいかかりました

2回目のクリーンインストールはそこから10年後、今から10年前 Intel 3rd gen / core-i7 3770k を組み上げ、ライブディスクで起動し、stage-1 と kernel をコンパイルして SSD から起動するまでに数時間と記憶していて、技術の進歩に驚かされました

ちなみにこの時の i7 マシンは、引越しで友人の美容室に譲り渡しましたが、現在も Windows がインストールされて、業務用として日々可動している事を考えると、ハイスペックが結果的にコスパが良いのかなと思えます👩‍💻

当時の Gentoo (KDE4 / Compiz) のマルチディスプレイ (55 / 23 / 23) がこちらで、最終的にはこの辺りを目指して構築していく予定となります。投稿日時を見ると丁度9年ほど前でしょうか? Let's emerge!!

https://www.instagram.com/p/39HSxjkswJ/

構成

今回は、おおよそ次の様な構成を検討しており、14世代となります

https://www.asus.com/motherboards-components/motherboards/csm/prime-z790-a-wifi-csm/
https://www.intel.com/content/www/us/en/products/sku/236799/intel-core-i5-processor-14600k-24m-cache-up-to-5-30-ghz/specifications.html
https://nzxt.com/product/h7-flow
https://jp.deepcool.com/products/Cooling/cpuliquidcoolers/LT720-WH-360mm-Liquid-Cooler-1700-AM5/2023/16770.shtml
https://jp.deepcool.com/products/PowerSupplyUnits/powersupplyunits/PX1000G-ATX-3.0-80-Plus-Gold-Power-Supply/2023/16927.shtml
https://www.crucial.jp/memory/ddr5/cp2k16g60c36u5b

メモリは一旦それを挿しておこうという程度になりますが、基本構成として10年は使えると思います。モニターも大きさで迷った結果、Dell の27インチ湾曲で、ここまでの全てで20万を少し超えるくらいになりました。グラフィックボードも後から挿す予定ですが Nvidia の情報がリークされていて、新しいのが今年のどこかでリリースされそうな予感なので 4090 は一旦保留としています

https://www.nvidia.com/en-us/geforce/graphics-cards/40-series/rtx-4090/

事前調査

マザーボード

今回購入したマザーボードは、今まで見てきたマザーボードの中で一番カッコいいです☺️カーネルは必ずコンパイルするので、リンク先のディストリビューションで動作の確認が取れていれば問題ないだろうとは思うのですが、念の為にカーネルのコードを見てみます (NCT6775 Driver あたりかな)
http://files.atlanty.ru/
https://github.com/torvalds/linux


CPU

マザーボードが動作すれば、問題ないとは思うのですが、念の為にカーネルに Meteor Lake なんかで grep を仕掛けてみます。そんなに心配していません

全てのコアもスレッドも無事に動作しております。次は OC で 5.3 を狙います

水冷ファン

https://nzxt.com/collection/kraken-and-kraken-elite
当初は水冷ファンを KRAKEN にしようと思っていて Linux から制御するのに liquidctl を検討していましたが、2023 モデルが対応していない (コードも読んだけど broken となっている) みたいなので、マザーボードで自動制御出来る LT720 WH にしました

昨今では光るタイプの水冷ファンが多く、あまり光らないものを探すのが大変でしたが、こちらはあまり派手に光らないタイプの様で、なかなかスタイリッシュです。どうせ光るならという事で、色を制御出来る方法を探しました

https://www.openrgb.org/
https://openrgb-wiki.readthedocs.io/en/latest/asus/ASUS-Aura-Overview/

現状の構成で、今のカーネルなら SMBus 経由で簡単に操作出来る様な気がしますが OpenRGB のビルドに Qt5 が必要でしょうか? 流石にそれは大袈裟な感じがするので CLI で動作するバージョンがはずです。ここはもう少し調べます

SMBus 経由で色を変更しています。カーネルモジュールを読み込むため、コマンドラインから root で OpenRGB を起動させました。コンパイルは Qt5 ですが、どうせ Plasma でライブラリが入ったので、一気に emerge しました

モニター

解像度は QHD (2560 x 1440) ですが、ネットの情報で 4k で X が動作している様なので問題ないでしょう。10年前でもそれくらいだった様な記憶です

補遺

ここまでの記録は、構成と事前調査をまとめたもので、インストール実績・動作保証を残すものではありません。今後の記事では、実際に OS のインストールと、環境構築を備忘録とする予定です

上記ハードウェアにインストールして起動させ、通常業務に問題なく使用しております。こちらの情報は、次のアップデートでエビデンスベースとなります

また、記事の内容は、調査によって適宜更新される可能性があり、バージョンは管理されませんので、ご留意ください。インストール後にはエビデンスベースの情報としたいです

インストール編

https://zenn.dev/exelion/articles/022014db852916

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