Siitを試してみた
Siitとは
会社はフランスの企業でサービスのリリースは2022年9月とのことなのでまだまだ若い企業・サービスです。
主な利用企業
HP上で見られる事例だと、Shopifyと連携したヘルプデスクサービスのgorgiasや、コーポレートカードサービスのrampなど最近日本でもニュースで目にする機会が増えてきたところが利用しているようです。
はじめに
今回トライアルで試した感想を書いています。
MS Teams上のチャットで完結するサービスデスクツールを探していたためTeamsで試していますが、製品自体は当初Slack連携を想定して作られているため、Slackでの利用も問題ありません。
動作の確認
問合せ対応の基本的な流れ
- Siit.botをTeamsにインストール
- 問合せ者はSiit.botから問い合わせる
- 担当者はSiit.botに通知。そのままチャットで返信、またはSiit管理画面から返信しチケット処理
担当グループを分ける事で「情報システム」だけでなく、「総務」や「人事」など分けて社内の問い合わせ窓口を一本化することができます。当然ながら担当外のチケットは見せなくすることは可能でした。
製品自体が社内からの問い合わせに特化したサービスであることもあり、UIやメニューがシンプルでどこに何があるかわかりやすいです。
欧州の企業なので動作やレスポンス遅い事を懸念していましたが、そんな事は無く入力の反映もスムーズでした。(トライアルの環境がアクセスしているIP見ると米国リージョンの模様)
今回MS365と紐づけたのでユーザー情報はそちらから自動で取り込まれていました。
また、使用しているデバイス情報をIntune/Jamf Proと連携や備品・ライセンス割り当てているSaaSをユーザーに紐づけたりも出来ます。
ここまで来て重要な事が出来ないことに気付きます。
日本語検索に対応していない!!!
UIが日本語対応していないのはまだ許容できるにしても検索できないと過去の対応探すのはきついです。
しかもTeams上への投稿はAdaptive CardになるためTeams上でも検索できないという罠。
(サポートには日本語対応をリクエスト済み)
AI Bot
有料上位プランでbetaですが、AI Answer Suggestionsも少し試させてもらいました。
Siit botへの投稿に対して、Knowledgeに登録した内容や連携したNotionの内容を返してくれます。
(画像のリンク先はNotionのページ)
終わりに
日本で試す人や利用者が増えれば日本語の対応も早くなると思って今回書きました。
クレカ登録も要らずに2週間試せるのでぜひ試してみてください。
Teamsのチャットベースで完結するサービスデスクツールがあまり無いため、現状比較対象はHalpを吸収したJira Service Managementになると思いますが、検討している企業はこちらも試してみるといいと思います。
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