COBOLで遊ぼう(3):Rocket Visual COBOLのインストール
COBOLで遊ぶためにインストール
COBOLで遊ぼうと思っても普通はCOBOLの開発・実行環境がありません。仕事で使っている場合はともかく、個人的に勉強する場合は選択肢が限られます。よく紹介されているのはGnuCOBOL (OpenCOBOL)でしょうか。
ここではもう少し本格的なCOBOLで割りと長く使えるRocket Visual COBOL Personal Editionを紹介します。以前はMicroFocus COBOLと呼ばれていたCOBOLです。
インストールの手順
ダウンロード
「Download now」を押して、必要な事項を入力します。
しばらくするとメールが届きます。
そのメールの「Start Your Free Trial Now」を押すとダウンロードが始まります。
Visual COBOL for Visual Studio Personal Edition 10.0.zip
がダウンロードできたら解凍します。
インストール
展開した中にあるvcvs2022_100.exeをインストールします。
インストールが完了したらスタートメニューからライセンス管理システムを起動します。
ダウンロードしたzipの中に入っているxmlファイルをライセンス管理システムに追加します。
※xmlファイルを指定し「ライセンスをインストール」を押します。
ライセンスが登録されればOKです。ライセンスの期間が次の年の最後までになっているようです。MicroFocus時代よりかなり長くなっています。
使ってみる
COBOLの使い方はMicroFocus時代と同じです。
以下に一番簡単なコマンドラインからのコンパイル・実行方法を書いてみます。
スタートメニューからVisual COBOLコマンドプロンプト(64-bit)を開きます。
コマンドプロンプトでcbllink COBOLソース名とうつとコンパイルできます。できたexeを実行するとOKです。
少し長めのソースを扱うときやデバッグしたいときは、Visual Studioから使うのが良いでしょう。
最後に
Rocket Visual COBOL Personal Editionのライセンス条項は以下ファイルの「Personal Editions」の部分を参照してください。
個人の学習用途に限るよ。トレーニングや教育目的には使えないよ。あたりはご注意ください。でも、これだけのものが個人で扱えるのは本当にありがたいと思います。
これで、いろいろCOBOLで遊べます。Happy COBOL Coding!!
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