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FOR文で学ぶ繰り返し処理の基本 [PHP入門]
プログラムの3つの基本処理
どんなに複雑なアプリケーションも、実はたった 3 種類の処理で構成されています。
- 順次処理 – 上から順に命令を実行
- 分岐処理 – 条件によって処理を切り替える(if 文など)
- 反復処理 – 同じ処理を繰り返す(for 文など)
今回学ぶ FOR 文は、この「反復処理」を行うための基本構文です。
FOR文の基本構文
for (初期化式; 条件式; 変化式) {
// 繰り返し実行する処理
}
たとえば、1から3までの数字を順に表示するプログラムは次のようになります。
<?php
for ($i = 1; $i <= 3; $i++) {
echo "{$i}\n";
}
出力結果:
1
2
3
- 初期化式:
$i = 1— ループで使う変数を準備 - 条件式:
$i <= 3— この条件が「真(true)」の間だけループ - 変化式:
$i++— 毎回$iに 1 を加える(インクリメント)
++ は「数値を 1 増やす」という意味です。
もし条件がずっと真のままだと、ループが終わらない「無限ループ」になります。
FOR文の流れをイメージしよう
実際にプログラムがどのように動くのかを追ってみましょう。
-
$i = 1(初期化) -
$i <= 3→ 真(true) →echo 1 -
$i++→$i = 2 -
$i <= 3→ 真(true) →echo 2 -
$i++→$i = 3 -
$i <= 3→ 真(true) →echo 3 -
$i++ → $i= 4 -
$i <= 3→ 偽(false) → ループ終了
このように 初期化 → 条件判定 → 実行 → 変化 の流れを繰り返します。
まとめ
FOR 文は「同じ処理を何度も繰り返す」ための基本構文です。
PHP の他の繰り返し構文(while, foreach)の理解にもつながります。
次に進む前に、以下のような練習をしてみましょう。
- 1 〜 10 までの数を表示する
- 偶数だけを表示する
- 合計値を求める
本記事は弊社の次プログラミング教材の要約です。
繰り返し FOR: 100 円 PHP プログラミング 006
ほかにも FOR文・配列・条件分岐などを小ステップで練習できる教材も用意しています。
興味があればそちらも覗いてみてください。
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