政府関連組織のAPI情報というAPI設計の政府公式見解を見て学んだり、自分のプロジェクトに活用できそうなAPIを探ったりする

行政APIまとめ情報
e-Gov
行政のポータルサイト「e-Gov」でまとめられていた!
各府省がインターネットを通じて提供する行政情報の総合的な検索・案内サービスの提供、各府省に対するオンライン申請・届出等の手続の窓口サービスの提供をを行う行政のポータルサイトです。
2025年2月25日現在で38件。
なんとなく、各省庁に対する登録数を登録日降順で集計してみた:
省庁 | 登録数 |
---|---|
国土交通省 | 2 |
中小企業庁 | 3 |
経済産業省 | 2 |
農林水産省 | 4 |
厚生労働省 | 3 |
文部科学省 | 1 |
国税庁 | 4 |
外務省 | 1 |
法務省 | 1 |
総務省 | 5 |
デジタル庁 | 10 |
金融庁 | 1 |
内閣府 | 1 |
Japan Open Data
東京大学で哲学の博士研究員をされている小関健太郎さんらによるプロジェクト「Japan Open Data」では、地方自治体の情報まで詳しくまとめられている。
どうやら以下のJapan Open Dataとは異なるプロジェクトのよう。
APIbank
API開発者支援サイト「APIbank」では『政府・公共データ』タグにて、2025年2月25日現在で総数122件のAPIがある。
APIbankは日本初のAPI開発・販売トータル支援サイトです
TOKYO OPEN DATA
東京都オープンデータカタログサイト「TOKYO OPEN DATA」のサービス「TOKYO OPEN DATA API」では東京都の組織についてAPI情報がまとめられている。
2025年2月25日現在で71,476件。ヤバ。
木村屋(2016年)
サークル「南関東開発機構」の木村屋さんが2016年に行政API情報をまとめられていた。
9年前の情報だが、基本的にドメインや構成も変わっていないのか、現在も乖離はない。
また、各サイトのAPI紹介ページも紹介されているので、今回の調査にかなり役立ちそう!

政府統計の総合窓口 e-Stat
木村屋さんリスペクトで、その本の最初にまとめられていた e-Stat から調べてみる。
2025年2月25日現在最新の3.0版についてAPI仕様が公開されている。
XML、JSON、JSONP、CSVの4形式に対応している。
登録とappId取得までは良かったが、具体的にデータを選んでからAPIリクエストURLを取得する方法がわからなかった
(データベースを探すまではよかったが、データを見ようとして「概要」カラムの「詳細」ボタンを押下して袋小路に入っていたが、「詳細」ボタンを押下せずレコードを押下すればよかった)。
URL取得方法を調べると、以下が詳しかった。
無数にある選択肢から 統計分野>統計概要>統計詳細 と選んでいくのが楽しい。
Webサイトでカラムを選びながら表・グラフとして見つつ、その条件でAPIリクエストURLをコピーできるので、使い勝手は良さそう!
最新の国勢調査から人口を調べることに。
統計名 | 表番号 | 表題 |
---|---|---|
国勢調査 令和2年国勢調査 人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など) | 51 | 男女,年齢(5歳階級),国籍(中区分)別人口-全国,都道府県 |
データを絞るため、以下の通り項目を絞る:
国籍 | 全国,都道府県 |
---|---|
総数、日本人、ヨーロッパ州、その他(ヨーロッパ) | 全国、北海道、東京 |
https://api.e-stat.go.jp/rest/3.0/app/getStatsData?cdCat03=0%2C14%2C145%2C2&appId=アプリケーションID&lang=J&statsDataId=0003445217&metaGetFlg=Y&cntGetFlg=N&explanationGetFlg=Y&annotationGetFlg=Y§ionHeaderFlg=1&replaceSpChars=0
Chrome拡張機能「Talend API Tester」を使って実行:
statsDataIdを指定しないなど、正しいリクエストでないとレスポンスが返ってこなかった
(エラーが返ってくるとAPI仕様にあったが、条件がある?)。

環境ショーケース オープンデータAPI
なぜかe-GOVに載っていないが、環境省も環境ショーケースという環境に関するオープンデータを、REST APIで出力してくれるオープンデータAPIがある。
API仕様もWEB公開されている。