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AWS Amplify + Admin UIハンズオン

2021/05/01に公開

はじめに

2021/4/24(土)に以下のハンズオンに参加した際の内容をまとめる。
AWSの基礎を学ぼう 特別編 最新サービスをみんなで触ってみる Amplify + Admin UI

概要

AWS AmplifyでTodoリストを実装後、
AmplifyコンソールにてAdmin UIを起動しアプリの管理画面を作成・編集した。

AWS Amplify てなんだ

Webおよびモバイルアプリ開発を素早く行うためのフレームワーク
以下のように、時間をかけずにバックエンドを構築できるのが特徴

  • Amplify CLIを使用して数コマンドでバックエンドを構築
  • Amplify ライブラリを使用して直感的にアプリとバックエンドを接続

AWS Amplify Admin UIってなんだ

AWSアカウントを作成せずにアプリの管理が行えるサービス。
Admin UIに招待されたユーザは、AWSコンソールの外でコンテンツ管理やバックエンドの管理・設定ができるようになる。

  • データモデリング
  • コンテンツ管理
  • 認証、承認、およびユーザー管理
  • AmplifyCLIで機能するInfrastructure-as-Code

ハンズオンの流れ

AmplifyでTodoリスト実装

Cloud9セットアップ

AWS Cloud9上でアプリを実装していく。
Image from Gyazo

Cloud9はデフォルトで10GBしか容量がないので、これを増やす。

$ df
Filesystem     1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
/dev/nvme0n1p1  10473452 8414336   2059116  81% /

ハンズオンで配布された、ディスクの空き領域を増やすシェルを実行。

$ sh resize.sh 30

容量が3倍になった。

$ df
Filesystem     1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
/dev/nvme0n1p1  31444972 8435560  23009412  27% /

AWS Managed Temporary Credentialsを無効にする。
これをやらないと、この後作るIAMユーザが上手く動作しなくなる。
Image from Gyazo

Amplify CLIインストール

$ npm install -g @aws-amplify/cli

CLIセットアップ

$ amplify configure

途中で発行されるURLにアクセスすると、CLI操作用のIAMユーザ作成画面が表示される。
全てデフォルトのまま進めて、AdministratorAccess権限を持つIAMユーザを作成する。
Image from Gyazo

Reactアプリケーション作成

$ npx create-react-app react-amplified

コマンド実行後、以下のフォルダやファイルが自動生成された。
Image from Gyazo

プロジェクトのルートディレクトリへ移動して、Reactを起動する。

$ cd react-amplified
$ npm start

できた。
Image from Gyazo

Amplifyの初期化

プロジェクトにAmplifyを導入する。

$ amplify init

amplifyフォルダが作成された。
この中にバックエンドの設定が出力される。
Image from Gyazo

Amplify ライブラリインストール

$ npm install aws-amplify @aws-amplify/ui-react

API機能追加

$ amplify add api

GraphQLでDynamoDBにクエリを実行できる機能を追加する。

$ amplify add api
? Please select from one of the below mentioned services: GraphQL
? Provide API name: myapi
? Choose the default authorization type for the API API key
? Enter a description for the API key: amplify-cli-user
? After how many days from now the API key should expire (1-365): 7
? Do you want to configure advanced settings for the GraphQL API No, I am done.
? Do you have an annotated GraphQL schema? No
? Choose a schema template: Single object with fields (e.g., “Todo” with ID, name, description)
? Do you want to edit the schema now? Yes
? Choose your default editor: Vim (via Terminal, Mac OS only)

デプロイ

$ amplify push

CloudFormationによりAppSync(GraphQL)とDynamoDBが作成される。

  • AppSync
    Image from Gyazo
  • DynamoDB
    Image from Gyazo
    App.jsを書き換えて、React再起動するとTodoアプリが表示された。
    データを登録してみる。
    Image from Gyazo
    AWS AppSyncを通じてDynamoDBにデータが追加される。
    Image from Gyazo

アプリの公開

$ amplify add hosting
? Select the plugin module to execute Hosting with Amplify Console (Managed hosting with custom domains, Continuous deployment)
? Choose a type Manual deployment
$ amplify publish

ブラウザでもTodoリストが開けるようになった。
Image from Gyazo

Admin UIでTodoリストを管理する

Admin UI有効化

Amplifyコンソールに出来ているアプリをクリック。(3つあるのは...)
Image from Gyazo
Enable admin UI (All environments) をONにする。
Image from Gyazo
数分待つとAdmin UIへ画面遷移できるボタンが表示される。ポチ。
Image from Gyazo

Admin UIアクセス

AWSコンソールの外に自動生成された、Todoリストの管理画面。
Image from Gyazo

データモデリング

ここから更新したデータはDynamoDBに連携される。
Image from Gyazo

  • テーブル作成
    Image from Gyazo
  • リレーション
    Image from Gyazo
    Image from Gyazo
  • デプロイ
    Image from Gyazo

コンテンツ管理

テーブルを選択して、データの編集をする。
Image from Gyazo

データを登録。
Image from Gyazo
アプリに反映している
Image from Gyazo
DynamoDBにデータが入っている
Image from Gyazo

ユーザ招待

Image from Gyazo
招待するユーザのメールアドレスを入力し、付与する権限を選ぶ。

  • Full access:バックエンド設定管理・コンテンツ管理
  • Manage only :コンテンツ管理のみ
    Image from Gyazo

おわりに

AmplifyとAdmin UIは直感的に操作できるので、私みたいな運用の人でも扱えそう。
あと、ここまでの機能が無料で使えるのはすごい~。[1]

***
2h程度でアプリや管理画面ができて、驚いたままハンズオンが終わり😲、
そのとき何が起こっていたのか?ちょっとでも理解したくてブログで整理してみた。
AmplifyとAdmin UIの大枠を抑えることができたかな。
また、コマンドやクリック操作をすることで、裏でどんなリソースが動いているのかざっくり理解した。

参考資料

脚注
  1. AmplifyとAdmin UIそのものは無料、Amplifyで作成するAppSyncやDynamoDBの料金はかかる ↩︎

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