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No Talk, All Action !

2022/12/01に公開

こちらは、山陰アドベントカレンダー2022の1日目です。

島根県は松江市でITエンジニアをしている、つのだです。
昨年までは社内を中心に企画していましたが、今年はちょっと気分を変えて地域コミュニティに声をかけてみました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございます!

No Talk, All Action!

タイトルはStartupWeekendのキャッチフレーズとなっている言葉です。

別にITエンジニアにかぎった話ではないんでしょうが、ある程度経験を積んでくると妙に先が見えたつもりになってしまって、批評したり口だけ出すようになってしまっている自分に気がついて老害の2文字が自分の頭の上に浮かんでるような気がするお年頃[1]です。

自分にそんな雰囲気を感じてしまった時の特効薬は簡単。外に出てボコボコにされればいいんです。

なにかしら手を動かしてつくってやってみたものの、思うように進まなかったり、できるはずのものが全然できなかったり。そして、その横ですげぇ人たちがすげぇものを涼しい顔で仕上げてるのを見て、内心が七転八倒する体験を定期的に行うことで「あ、勉強しよ」と憑き物がとれたように悟りを開くことができます。

という前振りで2022年の下半期に参加した[2]イベントをざっと振り返ってみます。
セミナーとかカンファレンスを聞いてやる気をもらうというのもいいんですが、手を動かすものを中心に4つほど参加メモを残します。

ISUCON12

WEBアプリケーションのチューニングバトル。
前々から気になっていたISUCON、オンラインならではということで弟を誘っての参加。
もうなにもできないくらいの木っ端微塵になって楽しかった。ちまちまチューニングするだけでは全然成果があがらず、SQLiteをMySqlに移植するかどうかの決心がつかず手をつけはじめたところで終了。終わった後のレポートを見ながら、他の人が公開してくれているコミット履歴で追体験して2度楽しめるのもよかった。

ヒーローズリーグ 2022 オンラインハッカソン

いわゆるハッカソン。以前はマッシュアップアワードという名前で、たくさんの開発素材となるAPIなどが提供されていてそれをうまく組み合わせてね、という誘導があるのが特徴。
広島まで行ったり、なんだかんだで2〜3年に一度参加しているヒーローズリーグ。
今年はオンラインハッカソンだったので、土日を使って自宅から参加。アイデアから技術まで、そこまでやるか!という過剰なまでに注ぎ込まれた他の参加者の熱量がすごい。あと、みんなソロ開発のボッチソンというのもたまには気楽で楽しいかも。
ProtoPediaへの登録まで進めたのはよかったけど、まだいろいろ手を加えられそうなのでもうちょっとなんとかしたい。

SECCON CTF 2022 予選

いわゆるハッキングコンテスト。
オンラインだし、弟に誘われてすっごい軽い気持ちで、SECCON CTF予選に登録したんだけど、なにもかもわからない状態で楽しかった。木っ端微塵。
現在の実務に役立つことはまったくないけど(たぶん)、ただ単純に楽しかった。なんで楽しいのか言語化できないけど楽しいのでまた参加したい。

StartupWeekend石見

ハッカソンとかの情報を見てると、ちょいちょい出てくるStartupWeekend。起業体験イベントという名目なので、プロトタイプはつくるけどビジネス色が強め。
いつかそのうち機会があればみたいに思っていけど、浜田市で開催されるStartupWeekend石見でスポンサー&コーチをされた木村さんに誘ってもらって参加することに。
タイトルの「No Talk, All Action!」という印象的な言葉はここから。
アイデアを広げるための話し合いは楽しいけど、2.5日のイベント、5分のピッチの枠に納めるには何を諦めるかの方が重要。
資料でもプロトタイプでも何かをつくることは、他のことをやらないということなので、そこを決めるのはまぁまぁしんどい。
なので、そのしんどいことから逃げずにちゃんとやんないといかんのだなぁという実感。
あと余談だけど浜田市で17時に流れる放送、遠き山に日は落ちてのメロディは30年以上前から変わってなくてなんかいろいろ思い出した。

No Talk, All Action!

特にオフラインで開催するイベントは、日常から切り離されて目の前の課題に集中できます。
日頃、マルチタスクを要求されている人ほど楽しめるはずなので、たまには気分を切り替えて、初心者として木っ端微塵になってみるのもおすすめです!

もっと手を動かそう。アウトプットしよう。コードを書こう。そのきっかけのひとつとして、イベントに参加してみるのはおすすめです。

明日は、出雲で暮らすさんの「複業のすすめ」です! 楽しみ!

脚注
  1. その昔、ITエンジニアは35歳が定年だとまことしやかに囁かれていた.そしてそんな年齢はとっくに過ぎている ↩︎

  2. つまりボコボコにされた ↩︎

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