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Claude×Perplexity MCP Serverセットアップガイド

2025/03/17に公開
Model Context Protocol
Perplexity
Claude
Anthropic
tech

本記事の概要

本記事では、Windows 11環境でClaude for DesktopにPerplexity MCP Serverを連携させる方法を解説します。これにより、Claudeの会話の中でPerplexityの検索機能を活用し、最新の情報を取得できるようになります。環境構築からAPI Keyの取得、サーバーの設定、動作確認までの一連の手順を解説しています。

前提とする環境

  • OS: Windows 11
    • バージョン: 23H2
    • 64ビットオペレーティングシステム、x64ベースプロセッサ

環境構築

Perplexity MCP ServerをClaude for Desktopで利用するにあたり、以下の環境が必要になります。

  • Claude for Desktop
  • Node.js
  • npm

Claude for Desktop、Node.jsともに公式サイトからダウンロードします。

https://claude.ai/download

https://nodejs.org/en/

npmは、Node.jsのパッケージ管理システムなのでNode.jsをインストールすると同時にインストールされます。

作業が完了したら、Node.jsが正常にインストールできているかを確認するため、コマンドプロンプトを起動して次のコマンドを順番に実行ます。

# Node.jsのバージョン確認
node -v

# npmのバージョン確認
npm -v

Perplexity API Keyの準備

以下の手順でPerplexity の API Key を取得します。

  • Perplexity公式サイトにアクセスし、アカウントを作成する
  • ログイン後、画面左下の歯車アイコン（設定）をクリックし、APIタブを選択する
  • API設定画面で、クレジットカード情報を登録する
  • 登録完了後、APIキーを生成する
  • API Keyが発行されるため、安全な場所に保存する

Perplexity MCP Serverの設定

API Keyの準備ができたら、MCP Serverの設定を進めていきます。

コマンドプロンプトを起動して以下のコマンドを順番に実行します。ディレクトリは個人の環境に合わせて変更してください。今回は例としてC:\Users\username\Projects\mcp-serverとしています。

# ディレクトリ移動
cd C:\Users\username\Projects\mcp-server

# クローンする
git clone git@github.com:ppl-ai/modelcontextprotocol.git

クローンしたディレクトリ下にperplexity-askディレクトリが存在するため、エクスプローラを操作してこのperplexity-askディレクトリを任意の場所に配置します。

今回は例としてmcp-serverディレクトリ直下に配置しました。

現時点で想定しているディレクトリ構成は次のようになっています。

Projects/
└── mcp-server/
    └── perplexity-ask/
        ├── assets
        ├── Dockerfile
        ├── index.ts
        ├── package.json
        ├── package-lock.json
        └── tsconfig.json

ディレクトリの配置が完了したら、次のコマンドを順番に実行してnpm installを実行します。

cd C:\Users\username\Projects\mcp-server\perplexity-ask
npm install

設定ファイルの作成

MCP Serverのインストールが完了したら、設定ファイルを作成します。

  • まず、Claude for Desktopを起動して画面左上のハンバーガーボタンを押下し、File > Settingsへと進みます。
  • 続けて、Developerを選択して、画面内にあるEdit Configボタンを押下します。
  • この操作により、設定ファイルであるclaude_desktop_config.jsonが作成されます。
  • claude_desktop_config.jsonは次の場所に作成されます。
C:\Users\username\AppData\Roaming\Claude

設定ファイルの編集

次は設定ファイルを編集します。
今回の例ではclaude_desktop_config.jsonを次のように書き加えます。

claude_desktop_config.json
{
  "mcpServers": {
    "perplexity-ask": {
      "command": "C:\\Program Files\\nodejs\\node.exe",
      "args": [
        "C:\\Users\\username\\Projects\\mcp-server\\perplexity-ask\\dist\\index.js"
      ],
      "env": {
        "PERPLEXITY_API_KEY": "ここにAPIキーを入力"
      }
    }
  }
}

設定ファイルの書き換えが完了したら、Claude for Desktopを再起動します。
この再起動では、タスクバーの^を押下して開くことができるシステムトレイからClaude for Desktopを終了させる必要があります。

動作確認

Claude for Desktopに以下のようなプロンプトを入力し、動作を確認します。
問題なければ正確な回答が得られるはずです。

ppl-aiを使用して、日本全国の各地方における現在の天気を調べてください。
sourceとして使用したURLも併せて提示してください。

検索パラメータのカスタマイズ

公式のREADMEにも記載されている通り、検索パラメータのカスタマイズしたい場合は、index.tsを直接編集します。
例えば、modelパラメータをsonar-deep-researchやsonar-reasoning-proなど、より高度なものに変更できます。

各モデルの詳細については、次のリンクを参照してください。
https://docs.perplexity.ai/guides/model-cards

その他のパラメータに関する詳細については、次のリンクを参照してください。
https://docs.perplexity.ai/api-reference/chat-completions

まとめ

本記事では、Claude for DesktopとPerplexity MCP Serverを連携させる方法について解説しました。

主な手順は以下の通りです：

  • Claude for DesktopとNode.jsをインストール
  • Perplexity APIのアカウント作成とAPI Keyの取得
  • MCP Serverリポジトリのクローンとperplexity-askディレクトリの設定
  • Claude for Desktopの設定ファイル編集によるMCP Server連携の設定
  • Perplexity MCP Serverの動作確認

この設定により、Claude for Desktop上でPerplexityの検索機能を活用して最新情報を取得できるようになりました。

参考記事

https://www.anthropic.com/news/model-context-protocol
https://github.com/modelcontextprotocol/servers?tab=readme-ov-file#️-official-integrations
https://modelcontextprotocol.io/quickstart/server#complex-operations
https://github.com/ppl-ai/modelcontextprotocol
https://docs.perplexity.ai/home

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