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技術としてのAssuranceとAssuranceするための知識と技能

2025/03/19に公開

技術としてのAssuranceとAssuranceするための知識と技能

こんにちは。MAXです。
自己紹介はこちらをどうぞ。
https://max-qae.hateblo.jp/entry/2024/12/18/231528

プライベートで、はてなブログを利用して記事を投稿していましたが、このたび私の所属する会社のスペースで記事を書くことができるようになりましたので、少しでも当社のQAグループに興味を持っていただければと思い執筆しました。
エン・ジャパンでは、QAグループでアジャイルQAチームのリーダーをしています。当社のQA組織ではみんなで協力し合って内製QA組織を構築・運営しており、テストプロセス・手法の開発や当社QAの目指す姿などQAグループ作りにも関わっています。
今回は、そんなQAグループの基本的な考え方にもなりそうな「品質保証とは何か?」につながるような記事を書きました。
本記事をきっかけに、当社のQA組織に興味をお持ちいただければ幸いです。

QAEにとって大切な知識:QAの訳って品質保証でいいのかな?

こんなNoteの記事があります。
https://note.com/yumotsuyo/n/n2ff6a9471046

ゆもつよさんとりなさんが、JSTQBの訳をしている時に「Quality Assurance」をどう訳すか?について話し合った時の内容を一部記事にしていただいたものです。

記事の最後に書かれていますが、概要はこのような内容です。

・QAとテストは違う、QAは適切に作ることで適切な品質の物を作れる確信度合いを高めることにフォーカスした活動。
・「品質要件が満たされるという確信を(開発の関係者に)提供することにフォーカスして活動する」っていうQAの定義と日本語の品質保証って言葉は合ってないのではないか?
・「保証」は間違いがないことを請け負い、損害の責任を引き受けることも含む、って意味だけど、「Assure」は、誰かの心配を減らす、って意味で、これらって意味違わないか?

僕はとてもこの考え方にとても共感しています。
これはQAエンジニアにとってとても大切な 「知識」 だと思いました。

余談:テストは仲間の不安をちゃんと減らせているだろうか?

というわけで、QAのA、AssuranceはAssureの名詞形です。
Assureとは、不安や疑念を取り除いて誰かを安心させる、納得させるという意味があります。

さまざまな場所から中途入社でソフトウェアエンジニアがいらっしゃる当社でもよく起こることなのですが、会社さまによってはテストフェーズのことを「QA」と呼称されることがあります。

ですが、上述したQAという解釈に従うならば、テストは誰かの不安や懸念を取り除いているでしょうか?

テストをしたら、バグが出た。出し切ったから安心?
テストをしたら、バグが出なかった。バグが出なかったから安心?

長くQA経験がある方にとっては、そうとは限らないという話はきっと理解いただけるのではないか?と思っています。
実はその先 or その前に実はやることがあるのではないか?……と。

ゆもつよさんの記事を読むと、日本語には英語にはない多くの言葉がありますが、逆も然りなのだろうなと思ったりしました。そう考えたため、QAという意味を正確に伝えることの大変さがよく理解できました。

納得感を持ってAssuranceするための技術とは

テスト技術という観点では、どれだけ根拠を持って効果的なテストを設計し、実装できるか?は、確かに技術力ということができそうです。

QA技術という観点で考えると、テストだけに限定せずにテストによって浮き彫りになった「不安や懸念」をどう減らすか?については、テスト技術も内包した、もっと広い技術力になるのではないかと思います。

https://zenn.dev/max_qae/articles/88f92ac58fe36e

そのため、個人で執筆した記事で恐縮ですが、この記事にも書いたような

  • 不具合分析
  • 他チームと協力し顧客課題を解決する精度を研ぎ澄ます(タイトルを付けるならばなんでしょう?)

といったことはQAの技術だと感じました。

その他にも

  • テストプロセスの構築または開発
  • 品質保証の戦略の立案
  • アジャイル/スクラム開発チームに参画し、シフトレフトなQA施策立案と実行
  • 機能要求やデザインのレビュー
  • 品質分析
  • 開発プロセス改善

などが挙げられそうです。

納得感を持ってAssuranceするための技能とは

さて、技術を使うためには知識の他に技能が必要だと思います。QAのAであるAssuranceの意味・ニュアンスをちゃんと理解していることは、技術ではなく、知識だと考えています。

しかし、技術を発揮するためにはこのような知識の他に、実行するための技能が必要になってきます。

大きく関わってくる代表的な技能は以下と考えてます。

  • 問題解決能力
  • 横断的なコミュニケーション

掘り下げていくと沢山あると思いますが、これらは間違いないのでは?と思ってます。

さいごに

皆さんはプロダクトを一緒に作っている仲間の不安をどれくらい減らせているでしょうか。
目的が理解できた時に、今やっていることは目的を達成するための手段になっているでしょうか。

私自身もエン・ジャパンの内製QA体制構築を通じて、プロダクトの品質と価値を本質的に向上させることに取り組んでいます。
そして「どのように顧客の課題を解決するのか?」を共に追求できるチームを築いていきたいと考えています。

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