「雑にかいた」を真似してアウトプットのハードルを下げる
はじめに:コンスタントにアウトプットを続けるって難しい
エンジニアにとってアウトプットは大事。 よく言われることだし、同意。
でも、モチベーションを保ってコンスタントにアウトプットし続けるのは個人的にとても難しい。
実際、技術ブログの投稿は直近半年くらいストップしてしまった。
こにふぁーさんの「雑にかいた」について
そんな中、「雑にかいた」という決まり文句と共に、コンスタントにブログ投稿をされているこにふぁーさんのことを思い出した。
こにふぁーさんは、Kyash 執行役員 VP of Engineering(2025/10/7時点のXプロフィールより)で、主にエンジニアのマインドセットやソフトスキル面に着目した短めの記事を『Konifar's ZATSU』というブログにコンスタントに投稿されている。
以前からXもフォローして、考え方をとても参考にさせてもらっているエンジニアだ。
こにふぁーさんがどんな想いで「雑にかいて」いるのか改めて知ることで、アウトプットのハードルを下げるヒントを得よう、というのがこの記事。
(ちなみに、記事はコンパクトに大事な内容がまとまっており、読み手の1人としてはとても内容が「雑」とは思えない)
「雑にかいて」いる理由
なぜ「雑にかいて」いるのかは、『雑に思考を整理する技術と効能』というスライドにまとまっている。
詳しくはスライドを見てもらいたいが、個人的に参考になった部分をとりあえず書き出してみる。
- 「溜めると書けなくなるから小出しにする」
- 「日々考えたことを少しずつ振り返る方が楽」
- 「雑な思考の吐き出しは心の安定につながる」
- 「フィードバックをもらえる場所に書く」
- 「フィードバックをもらえた方が考えが偏らないし多角的に考える癖もつく」
- 「アウトプットするとナレッジが集まる」
- 「ハードルを下げた場所を用意する」
- 「きっちり書かなくてもOKという意思表示をしておく」
- 「Konifar's ZATSUというタイトルもそう」
- 「雑に書く=色んな立場や考えの人を考慮した前置きを省いて書く」
- 「なるべくポジティブに変換する」
- 「背伸びをしすぎない」
- 「背伸びをせずに、考えを淡々と吐き出すのが大事」
- 「その時々の自分の考え方を見返せる」
- 「現在の思考を雑に書いて現在地のスナップショットを残し続ける」
どう活かすか
小出しにした方が振り返りやすいし心の安定にもつながる、その時考えていたことを後から見返せる、フィードバックを意識すると学びが深まる、といった要素はすごく共感できるし、自分のアウトプットのモチベーションが言語化された気分だ。
今回の記事も、小出しにでもアウトプットを公開しよう、という考えであまり熟考せず短めにまとめている。これからもアウトプットの心理的ハードルは低く持って、積極的に「雑にかいて」いこうと思う。
Discussion